横浜「汽車道」周辺の夜景はフォトジェニックでインスタ映え必至!

横浜「汽車道」周辺の夜景はフォトジェニックでインスタ映え必至!

更新日:2018/03/27 11:19

木村 優光のプロフィール写真 木村 優光 和風景写真家、夜景愛好家
「汽車道」は、横浜のみなとみらい地区を貫くプロムナードで、鉄道の廃線跡を利用して1997年に再開発されました。実際に鉄道が走っていたことを忍ばせるため、プロムナードにはレールが埋め込まれており、当時を連想させる大変貴重なプロムナードです。夜間にはみなとみらいの煌びやかな極上ライトアップ夜景が非常に美しく、フォトジェニックな世界に!そこで、インスタ映えする撮影ポイントを紹介します。

鉄橋とみなとみらいの高層ビル群を眺めるアングル

「汽車道」はもともと、旧横浜港駅(現:桜木町駅)と新港埠頭を結ぶ貨物輸送のために作られたルートで、当然のごとく列車が走っていました。周辺は入り組んだ運河が多く、それらを渡すために鉄橋が3箇所設けられました。現在でも全ての鉄橋は存在し、当時の面影を残す数少ない貴重な存在となっています。

現在はプロムナードとして整備された「汽車道」を、赤レンガパーク側から桜木町へ歩いていくと、ランドマークタワーが目の前に聳えるあたりに鉄橋が存在しますが、ここが最初に紹介する撮影ポイント!鉄橋手前周辺で少ししゃがんだ状態でみなとみらい方面を見てみましょう。するとランドマークタワーと鉄橋とのコラボがなんとも絶妙なポジションに!

鉄橋とみなとみらいの高層ビル群を眺めるアングル

写真:木村 優光

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「汽車道」から少しそれ、みなとみらい大通を南東へ少しアクセスした「北仲橋」は開放感抜群なポイントです。片側三車線の道路を渡す橋ですので歩道部も広々としていて、汽車道とみなとみらいの高層ビル群を同時に撮影するには素晴らしすぎる場所!

広角レンズをお持ちであれば、背の高い横浜ランドマークタワーも楽々ファインダー内に収めることができますよ。

鉄橋とみなとみらいの高層ビル群を眺めるアングル

写真:木村 優光

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広角レンズがなくても、写真のようにコスモクロックの観覧車と「汽車道」の鉄橋とのコラボレーションも可能です。その場合、北仲橋の北側袂付近まで近寄ったほうが両者を近寄らせることができますので、フォトジェニックさは増すでしょう。

鉄橋とみなとみらいの高層ビル群を眺めるアングル

写真:木村 優光

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みなとみらい高層ビル群を撮るなら水辺エリアまで近づこう!

「汽車道」はそのメインのプロムナードだけではなく、水辺ギリギリのエリアまで緑地帯が広がっています。したがって汽車道のプロムナードから横にそれて、運河の水辺ギリギリのエリアまでやってくると、人通りが非常に少なくなります。しかし後ろを見れば汽車道のプロムナードなので、行く人の歩く音や話し声が聞こえるところも汽車道の良さ!

目の前には、みなとみらいのビル群のライトアップが煌々と光り輝き、それらの光が目の前の運河に反射して、光量が非常に多く感じます。足元のウッドデッキもロマンチックさを十分に出していて、みなとみらいだからこそ実感できるライトアップの世界!ファインダー越しに覗いてみよう!

みなとみらい高層ビル群を撮るなら水辺エリアまで近づこう!

写真:木村 優光

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「汽車道」はホテルナビオス横浜付近に来ると、「運河パーク」の中を突き抜けて万国橋交差点で終点となります。そんな「運河パーク」の南側には数本のヤシの木が植えられていて、高層ビル背景に南国ムードが漂います。そんなアングルもインスタ映え間違いなし!

写真を撮らなくとも、運河に向けてベンチがたくさんありますので、座りながら夜景観賞に浸るのも良いでしょう。「汽車道」のメインプロムナードから少しだけ外れていますので、人通りは少なく落ち着くことができますよ。

みなとみらい高層ビル群を撮るなら水辺エリアまで近づこう!

写真:木村 優光

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「運河パーク」から西へそれると、写真家には有名な「万国橋」があります。ここは横浜ランドマークタワーからコスモクロックまで、みなとみらいを代表する建造物を同時に見ることができるポイント!有名なだけあって文句の付け所のない構図は、インスタなどのSNSにアップしても、常に高評価を貰えます。

みなとみらい高層ビル群を撮るなら水辺エリアまで近づこう!

写真:木村 優光

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ホテルナビオス横浜の開口部から見るみなとみらいは最高のポジション

ホテルナビオス横浜の開口部から見るみなとみらいは最高のポジション

写真:木村 優光

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「汽車道」はそのプロムナードの形状、立地、建設状態から、土木学会主催の「土木学会デザイン賞2001」において、最優秀賞を受賞しました。特に「汽車道」を跨ぐように設計されたホテルナビオス横浜の開口部を見れば、輝かしい賞を受賞したことも納得いくでしょう。

この、ホテルナビオス横浜の開口部の、赤レンガ側からみなとみらい方面を見ると、「汽車道」の延長線上にランドマークタワーが見え、それは見る人以外にも写真を撮る人にとっても最高の構図!建築物の開口部から超高層ビルを眺める構図、他に例が見当たりません。

逆に桜木町駅側から開口部を見ると、その延長線上には赤レンガパークを見ることができ、景観に関しても素晴らしい眺めとなっています。またプロムナード上に敷設されているレールが、今にも列車が走ってきそうな雰囲気を持っており、一見の価値アリ!

ホテルナビオス横浜の開口部から見るみなとみらいは最高のポジション

写真:木村 優光

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クリスマスの時期が近くなると、汽車道沿いにもイルミネーションが施されます。特にホテルナビオス横浜の開口部にもイルミネーションが施され、向こうに見えるランドマークタワーを中心とした夜景に華を添えます。年によってイルミネーションスタイルは若干異なりますが、写真は2016年のもの。

春は満開の桜に囲まれた遊歩道を満喫!

春になると、「汽車道」沿いの「運河パーク」に植えられた桜の木が満開になり、ナビオス横浜の前に立って横浜ランドマークタワー方面を眺めると、それはもう、春満開に囲まれたみなとみらいをみているかのよう!

向かって左側に薄ピンク色の花を持ったソメイヨシノ、右側は白い花が特徴的なヤマザクラ!そして真正面にはランドマークタワーがそびえたちます。超高層ビルと桜とのコラボレーションが、夜の横浜を演出!

春は満開の桜に囲まれた遊歩道を満喫!

写真:木村 優光

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メインプロムナードからそれた遊歩道沿いにも数本の桜の木が植えられているため、横浜ランドマークタワーとのコラボレーションも実現可能!

残念なことに「汽車道」の桜の木はライトアップされていないため、夜間ですと多少目立たない存在ですが、桜を見るのであれば昼間がおススメ!しかしどうしても夜間の桜を写真に収めたいのであれば、明るいレンズを使用するか、大容量ストロボで長時間露光で撮影する必要があります。

春は満開の桜に囲まれた遊歩道を満喫!

写真:木村 優光

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ちなみに、昼間ですと満開の桜のトンネルと化した「汽車道」を実感することができますよ。写真のように、横浜ランドマークタワーを背景に、手前2本の桜の木を入れて撮れば、まさに春の横浜!

春は満開の桜に囲まれた遊歩道を満喫!

写真:木村 優光

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今回紹介した以外のポイントやアングルを探してみよう!

「汽車道」周辺には、今回紹介した以外のポイントやアングルがたくさん存在します。定番アングルのみならず、貴方だけのオリジナルアングルを探し出してみるのも面白いでしょう。そして、SNSへアップして「いいね」をたくさんもらえると良いですね。

なお、周辺は観光スポットが満載のエリアです。汽車道のみにとらわれず、ランドマークタワーをはじめとしたみなとみらい地区、そして赤レンガパーク周辺の新港地区など、1日だけでは周り切れないほどの観光スポットがあなたを待ち受けています。

掲載内容は執筆時点のものです。 2006/03/31−2016/12/03 訪問

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