迷いを振り払う剣のご祭神が祀られる千葉・香取神宮でパワーチャージ!

迷いを振り払う剣のご祭神が祀られる千葉・香取神宮でパワーチャージ!

更新日:2016/03/03 16:29

ふるかわ かずみのプロフィール写真 ふるかわ かずみ 神社・パワスパ(温泉)巡りスト
千葉県香取市の香取神宮は、鹿島神宮(茨城)と並び、関東はもちろん国家守護の軍神として知られ、明治以前には伊勢と並び、香取、鹿島のみ「神宮」の称号を与えられていました。また、香取神宮のご祭神は刀や剣を表す神として、その刀剣で迷いを振り祓ってくれるご利益も期待できそうです。荘厳麗しい朱塗りの楼門に檜皮葺屋根が美しい神殿なども必見です!

下総国の一宮「香取神宮」

下総国の一宮「香取神宮」

写真:ふるかわ かずみ

地図を見る

香取神宮のご祭神は「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」。茨城の鹿島神宮のご祭神「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」と共に、出雲の国譲りで活躍した武神としても知られています。創祀は約2650年前の神武天皇18年。
刀剣を表す神として武家時代には武士からの信仰も篤く、武術の道場などには鹿島神宮とあわせて、「鹿島大明神」「香取大明神」の軸が対になってかけられたりと、現在でも勝負ごとへの信仰もあついようです。
また、迷いを振り払ったり、勝利の神としてのご利益もあつく、志をたてたり意を決するときにはおすすめです。

香取神宮シンボルともいえる壮麗麗しい朱塗りの楼門

香取神宮シンボルともいえる壮麗麗しい朱塗りの楼門

写真:ふるかわ かずみ

地図を見る

さきほどの大鳥居をくぐり、砂利道を踏みしめながら参道を歩き、総門をくぐるとこの楼門に辿りつきます。季節によってさまざまな風景を楽しむことができそうです。
重要文化財の朱塗りの華やかな楼門は、まわりの緑とのコントラストも実に美しく、春には楼門そばに植えたとされる徳川光圀手植えの桜が見れるでしょう。
楼門に鎮座される両脇の随神像は右が300年生きたとされる武内宿祢(たけのうちすくね)、左が藤原鎌足とのことで、普段気づきにくいですが、くぐるときはご挨拶して通りましょう。

荘厳かつ華麗な檜皮葺屋根と装飾は必見!

荘厳かつ華麗な檜皮葺屋根と装飾は必見!

写真:ふるかわ かずみ

地図を見る

楼門をくぐると荘厳で格式高い雰囲気を放つ拝殿が目の前に飛び込んできます。さきほどの楼門とはまた対照的な落ち着いた色合いの檜皮葺屋根の拝殿は、2014年の「式年神幸祭」で改修工事を終えて蘇り、ますます重厚感漂う風格と、非常に美しい気品も漂っています。
平安時代には伊勢神宮同様、20年ごとに建て替えをしていたそうですが、現在の本殿は江戸時代に第5代将軍徳川綱吉により造営されたものだそう。拝殿・本殿とその見事な社殿をぜひ間近でじっくり堪能してみてください。

ぐるりと社殿を一周

ぐるりと社殿を一周

写真:ふるかわ かずみ

地図を見る

拝殿で参拝を終えたら、せっかくなのでぐるりとまわりを一周してみましょう。拝殿後ろの本殿も違う角度からまた楽しめ、そして拝殿向かって左手には、パッカリ割れた一際大きな杉を間近で見ることができます。
この杉は「三本杉」と言われ、かつて源義経が「天下太平社頭繁栄子孫長久の3つの願成就せば此の杉自ら三岐に別れん」と祈願したところ、一株の杉が三岐に別れたことから、以来そう呼ばれてるそう。力強い気を放つ迫力ある杉の木に触って、パワーチャージさせてもらいましょう。

鹿島神宮同様、地震を押さえるとされる要石

鹿島神宮同様、地震を押さえるとされる要石

写真:ふるかわ かずみ

地図を見る

鹿島神宮にもある要石(かなめいし)ですが、ここ香取神宮にも地震を押さえるとされる要石が祀られています。第2の鳥居をくぐって左手の小高い丘を階段のぼったところの奥にひっそりと祀られています。見た目はやはり小さいのですが、こちらもやはり掘っても掘っても全容がわからないという不思議な石。
ちなみに香取が凸形、鹿島が凹形でこの2つが守っているという意味合いの案内板も。自然の力にはさからえませんが、今も昔も大きな被害をおさえたい・・という気持ちは変わらないようです。

鹿島神宮とセットで参拝を!

香取神宮と鹿島神宮は神話時代からつながりが深く、どちらも要石が祀られています。(※鹿島神宮の記事は下記MEMOを参照)ぜひ時間あればどちらも参拝されてみてください。さらにお時間に余裕があれば東国三社参りで息栖神社もまわられてみてはいかがでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/02/19 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -