元祖・猫島の歩き方!宮城県「田代島」の猫出没スポット4選

元祖・猫島の歩き方!宮城県「田代島」の猫出没スポット4選

更新日:2016/02/28 19:56

手塚 大貴のプロフィール写真 手塚 大貴 バックパッカー旅の提案人、スポーツ観戦トラベラー
「ネコノミクス」と呼ばれるほどの経済効果を生み出している昨今の猫ブーム。
全国各地の“猫の島”も人気を集めていますが、その元祖的な存在が宮城県石巻市の「田代島」。昔から大漁の守り神として猫を大切にしてきた島には100匹以上の猫が暮らしています。
今回は、ここへ行けば猫に会える!という田代島の猫出没スポットを厳選。オススメの歩き方も、合わせてご紹介します。
あなたは田代島でニャン匹の猫に会えるかな?

「仁斗田」〜田代島で最も猫が多い場所!

「仁斗田」〜田代島で最も猫が多い場所!

写真:手塚 大貴

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田代島ではとにかくたくさんの猫に会いたい!という人は、迷わず「仁斗田」地区へ行きましょう。
田代島には、石巻港とを結ぶフェリーが発着する港が2つあり、そのうちのひとつが島の南東部に位置する仁斗田。港から山側へと集落が広がり、田代島の猫の多くがこの仁斗田集落で暮らしています。

集落の路地を歩けば、至る所で可愛らしい猫の姿を目にすることができ、あえて探す必要もないほど。道端で折り重なるようにして日向ぼっこする猫や、民家の軒先でお昼寝する猫など、何度も足を止めて惚れ惚れと眺めてしまう光景で溢れています。
なかでも集落の西側にある「阿部ツ商店」前は、猫たちが集まっていることが多い場所。きっとお気に入りの猫を見つけることもできるはず!?

「マンガアイランド」〜猫が集まる猫型ロッジ!

「マンガアイランド」〜猫が集まる猫型ロッジ!

写真:手塚 大貴

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仁斗田集落から歩いて10分ほどの高台に位置する「マンガアイランド」は、漫画家のちばてつやと里中満智子がデザインしたマンガロッジがあるアウトドア施設。猫型のロッジや、内部に展示されている有名漫画家による猫の絵も可愛いですが、このマンガアイランドにも猫たちが集まっていることが多くあります。
テーブルとベンチが設置されているので、天気の良い日は猫たちとのんびり太陽に当たったり、猫の姿を眺めながら持参したお弁当を広げたりするのもいいかも。

写真は、仁斗田集落からマンガアイランドへ至る道で撮影した猫たち。この道もまた、多くの猫が集まる場所となっています。

「大泊」〜猫が暮らすもうひとつの集落!

「大泊」〜猫が暮らすもうひとつの集落!

写真:手塚 大貴

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田代島ではもちろん猫に会いたいけど、観光客で混雑してるのは苦手・・・という人にオススメなのが、島の北東部に位置する「大泊」地区。石巻港とを結ぶフェリーが発着するもうひとつの港があり、山側へと集落が広がっています。

大泊の魅力は、仁斗田に比較して観光客が少ないこと。観光客の多くは猫がたくさん暮らす仁斗田へ向かうため、この大泊に立ち寄る観光客は意外に少ないのです。
とはいえ、この大泊を生活圏にしている猫は多くいます。とくに港に隣接した空き地は、猫たちが集まっていることが多い場所!

観光客の少ない大泊は、可愛い猫たちを独り占めできるチャンスもある、田代島の「穴場」猫スポットです。

「猫神社」〜猫たちが守るパワースポット!

「猫神社」〜猫たちが守るパワースポット!

写真:手塚 大貴

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田代島でぜひ訪れたいスポットが、島の中央部の山腹にある「猫神社」です。仁斗田集落からは徒歩30分ほど、大泊集落からは徒歩15分ほど。
かつて漁師が砕石をしていた際、その石が直撃した猫に瀕死の重傷を負わせてしまったことに心を痛め、今後の猫の安全と大漁を祈願して祠を安置し、「猫神様」として信仰を深めていったのが、この猫神社の始まり。現在でも、初漁には島の漁師がマグロを供えるなど、大漁の守り神として猫が信仰されています。

木立に囲まれた祠の前には、猫の絵が描かれた石などが多く置かれ、不思議なパワースポットのような雰囲気。
そして、この猫神社でも本物の猫を見かけることが多くあります!まるで神社を守る番人ならぬ番猫(?)のように・・・。
もしかしたら、田代島の人気猫「ねこ太郎」にも会えるかも!?

猫出没スポットを巡るオススメの歩き方!

猫出没スポットを巡るオススメの歩き方!

写真:手塚 大貴

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石巻港と田代島を結ぶフェリー「網地島ライン」は通常1日3往復の運航。上記の猫出没スポットをすべて巡りたい人は、朝一番のフェリーで田代島へ行くのがオススメ。時刻表は、下記“関連MEMO”からご確認ください。

猫出没スポットをすべて巡るコースは2つ。
<1>仁斗田港で下船→仁斗田→マンガアイランド→猫神社→大泊→大泊港から帰路へ
<2>大泊港で下船→大泊→猫神社→マンガアイランド→仁斗田→仁斗田港から帰路へ

オススメは<2>のコース。フェリーを大泊港で降りる観光客は少ないので、まずは大泊で猫たちとのんびり戯れ、猫神社を経てマンガアイランドへ。仁斗田へ着いた頃には、観光客も少なくなり、ゆったりと過ごす猫たちの姿を見ることができるはずです。
大泊〜仁斗田のコースは、徒歩1時間半ほど。道は舗装されていますが、山道が続くので、歩きやすい靴で訪れるようにしましょう。トイレは仁斗田とマンガアイランドにあるのみなので要注意!

また島内には食事ができる店はないので、昼食は持参するか、事前に民宿で昼食の予約を取っておくとよいでしょう。

田代島の猫たちを守るために

田代島の猫は飼い猫と野良猫の中間のような存在で、島の住民から決められた時間に餌を貰って生活しています。そのため、観光客が猫に餌を与えるのは厳禁!
猫たちの健康、そして住民と猫との共存を害さないためにも、猫への餌やりは我慢しましょう。

田代島の猫たちは人懐っこいので、きっと誰しも猫たちと仲良くなることができるはず。
1度訪れたらニャン度でも通いたくなる!田代島は人々を魅了する“猫の楽園”なのです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/12/20 訪問

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