最初にご紹介するのは「南伊豆アロエセンター」です。センターは、伊豆半島の先端に位置する南伊豆町大瀬地区、県道16号線沿いにあります。ここは、今から約30年以上も前から営業をしていて、アロエの温室に加え、アロエの加工場や売店なども併設。加工場は立ち入りができませんが、売店や温室は入場無料なので、いつでも利用することができます。
こちらは、センターの左側にあるアロエの温室。ここに世界各地のアロエ約300種が常時展示されている温室へ早速入ってみましょう!
こちらは温室内の様子。アロエベラ、キダチアロエなど、個性豊かな花がたくさん見られます。11月下旬から1月下旬にかけて見頃を迎えるアロエの花。冬に見る赤い花は、何故か心を明るくして気持ちまで温かくさせてくれるようです。夏は、イキイキと元気に生えるアロエ達の様子が見られます。(写真の尖った赤い花は、キダチアロエの花)
この温室の裏手には、キダチアロエの他にも、多くのアロエが自生しています。ここにキダチアロエを伝えたのは「役の行者(えんのぎょうじゃ)」と言う名前の人物。役の行者は、シャーマン風の知者で、非常に優れた超能力を持っており、伊豆を中心に各地の山頂から山頂を飛びかけたと言う伝説的な存在。「伝染病が蔓延していた鎌倉時代に、キダチアロエを使って治した」との文献が残されていることから、今からおよそ800年以上も前にアロエの凄さが発揮されたことがわかります。
温室内には、タワシのような茶色くて妖艶なアロエの花など、個性豊かなユーモラスな花もあるので、是非探してみて下さいね!
アロエの花を楽しんだら、今度はアロエを味わってみませんか? こちらは、アロエを使ったソフトクリーム。キダチアロエエキスが練り込まれたここだけでしか味わえないソフトで、アロエ+ソフトクリームの意外な組み合わせが面白いですよね。アロエを思わせるような、ちょっぴり緑色をしていて、体にも良さそうです。
アロエの風味が少しする爽やかな味わいで、食べた人にしか分からないので、ここを訪れた際は是非お試しあれ! ソフトクリームは、温室の隣にある売店で買えますよ。
こちらは変わって「大瀬花狩成晃園」です。先程ご紹介した「南伊豆アロエセンター」の前の道を渡った、目と鼻の先の距離にあります。ここは、12月下旬から5月上旬にかけてオープンする花狩り園。山の斜面や露地、ビニールハウスなどに、菊やマーガレット、キンセンカなどといった花が育てられ、アロエとほぼ同時期に花が楽しめるスポットです。
時期によって違う花が育てられいますが、約20種類の花が咲き、こちらは、ビニールハウスで見られる「キンギョソウ」です。一口にキンギョソウと言っても、ピンクや黄色、白色など様々な色の花が一面に咲き誇っていて、うららかな春を体感してしまう感じになります。
園内では好きな花を狩ることができ、「花狩り=高い」とのイメージがありますが、1本50円からあるので気軽にできます。お花の開き具合などの状況によっては1本30円からと、常識を覆すくらいの安さかも?!
こちらは、花狩り園の売店です。売店は、花狩りを楽しめるビニールハウスとは別のビニールハウス。天井には、ご覧のようなブーゲンビレアが咲き誇っていて、見ているだけでも幸せで華やかな気分にさせてくれます。花狩り園への入場は何と無料! 売店ももちろん無料で利用できるので、是非立ち寄ってみて下さいね!
売店では、ボケの花などの可愛い盆栽や、シクラメンなどの鉢植えの花などを売っています。お花の育て方や、花についての相談など、お店の人に直接聞いてアドバイスも受けられますよ。それにしても、たった2本のブーゲンビレアの木から、これほどまでに立派な花を咲かせるなんて、流石ですよね!
アロエの効能を示した最も古い資料は、今から約4000年前のエジプトのミイラから発見された「エーベルス・パピルス」と言う医学書のようです。日本人のみならず、古代のエジプト人にもアロエは凄い効能を発揮したようで、南伊豆アロエセンターの売店では、敷地内の加工場で作られたアロエの粉末や石鹸など、体に効き目あり!のオリジナルグッズの販売もあるので、見逃さずにご覧下さい。
「南伊豆アロエセンター」「大瀬花狩成晃園」は、すぐ近くにあってどちらも入園料は無料で楽しめる施設ですよ。お財布にも優しく、ビニールハウスがあるので、雨の日でも見学できます。寒い季節にカラフルな花を見ると、何故か元気が湧いてきます。ここを訪れて、お花達からパワーをもらってみませんか?
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