アサヒビール大山崎山荘美術館は、京都府大山崎町、天王山の麓にあります。
最寄りのJR山崎駅から徒歩も可能ですが、行きは急な坂道を登らないといけないので送迎バスに乗るのがオススメです。送迎バスを降りて更に坂道を5分ほど歩くと、アサヒビール大山崎山荘美術館に辿り着きます。
美術館本館の「大山崎山荘」は、関西の実業家・加賀正太郎(1888-1954)の別荘として建設されました。加賀家の手を離れた後、取り壊しの危機に遭遇しますが、アサヒビール株式会社は京都府、大山崎町と共に山荘を復元し、1996年に美術館として開館します。
こちらの美術館に展示されている作品の中核となるのは、朝日麦酒株式会社(現アサヒビール株式会社)初代社長・山本爲三郎が寄贈したコレクションです。
河井寛次郎、濱田庄司、バーナード・リーチ、芹沢_介、黒田辰秋などの作品を始め、クロード・モネの「睡蓮」やオーギュスト・ロダンの「考える人」など、誰もが一度は聞いたことがある名作も展示されています。
庭園では、春の桜、夏の睡蓮、秋の紅葉、冬の椿と四季折々の草花を楽しむことができます。
庭園は山荘内のテラスから眺めることもでき、春の桜は庭園だけでなく木津川沿いの桜まで見ることができるんです!
本館2階には旧加賀夫妻寝室とテラスを利用した喫茶室があります。この喫茶室で提供されているのは飲み物とスイーツのみですが、眺めが良いテラス席でゆったり飲み物をいただくと、まるで貴族になったかのような優雅な気分になりますよ♪
ちなみに館内は写真撮影禁止ですが、テラスのみ撮影可能です。館内唯一写真に収められるスポットなので、是非立ち寄ってくださいね!
開館20周年記念特別展は次の日程で開催されます。
2015年12月22日〜2016年3月13日:山本爲三郎没後50周年 三國荘展
(民藝運動の同志として活動した河井寛次郎、濱田庄司、黒田辰秋などの作品が多数展示)
2016年3月19日〜2016年6月5日:終わりなき創造の旅 絵画の名品より
(フィンセント・ファン・ゴッホやパブロ・ピカソなどの作品が鑑賞できる)
2016年6月11日〜2016年9月4日:未来も新しくまた過去も新しい 工芸の名品より(仮)
2016年9月17日〜2016年12月11日:クロード・モネ‐うつくしいくらし、あたらしい目(仮)
2016年12月17日〜2017年3月12日:ロベール・クートラス 僕は小さな黄金の手を探す(仮)
この機会に大山崎山荘美術館に足を運んではいかがでしょうか。
アサヒビール大山崎山荘美術館は京都府と大阪府の県境に位置するため、なかなか訪問しづらい場所ではありますが、素晴らしい美術品を見ることができますので、興味がある方は是非一度訪れてみてください!
また近くには、離宮八幡宮や山崎聖天、羽柴秀吉と明智光秀が戦った天王山など歴史にゆかりのある場所がたくさんありますので、併せて観光してみてはいかがでしょうか。
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