写真:Grace Okamoto
地図を見るソリッドに輝く8000m級の座々を従えて、空に切り立つ仏塔。白い雪景色の中、目にも鮮やかな赤い山門。
この景色は「エベレスト街道」と呼ばれる、ベースキャンプに至るまでのトレッキングルート上の小さな村、タンボチェに有ります。標高3867mと、身体に負担が少ない低い位置からながら、エベレスト・ローツェ・ヌプツェなどの名だたる名峰を一望できる人気のポイントです。
写真:Grace Okamoto
地図を見るトレッキングの道中では必ず、経文が刻まれたメンダン(石列)や、マニ車を回す地元の人々、真っ白なストゥーパ(仏塔)、青い空にたなびく五色のタルチョ(祈祷旗)を何度も目にすることでしょう。仏教が生活に深く根ざしているエベレスト街道の山域で、最大の規模の僧院がここタンボチェにあります。
境内には実際に若い僧たちが生活しており、タイミングが良ければ法要の様子を見学したり、シェルパ達のお祭りに参加することも可能!実は日本のお寺とも繋がりがあり、文化的背景を加味するとより魅力が増す場所です。
写真:Grace Okamoto
地図を見るエベレストのあるクンブ山域最大の街にして、観光拠点であるナムチェ・バザールからタンボチェまでは、徒歩6時間ほどかかります。と聞くと辛そうですが、その道中はまさに絶景中の絶景!
目前にはいつもエベレストの頭が顔を出しており、時に雲をひっかけています。その前に横たわるのは、8000mを越える14座のうちの一つ、ローツェ。谷を挟んで東側には、ネパール語で「母の首飾り」呼ばれる、非常に美しいシェイプの山アマ・ダブラムがいつも見えています。「世界の屋根」と名にし負う圧巻の景色が、光と雲によって刻一刻と変化する様子を目にしながら歩けば、疲れも吹き飛ぶ!?
写真:Grace Okamoto
地図を見る世界でも数少ない、大変クリアで澄んだ空気が美味しいタンボチェの村。夜になれば、文字通り息を飲むほどの星空が全天に広がります。町灯りがほとんど無いため、肉眼でもはっきり天の川を感じることができるのです。世界最高峰に降るきらびやかな星空は、きっと一生忘れられない景色になることでしょう。
標高が高いため、夜はかなり冷え込みます。星景写真を撮影する際は、防寒対策とレンズの曇り措置は万全に。
お勧めは、ホテルで暖かいチャイを淹れてもらってから、ポットを持って好きな星景ポイントを探すこと!お茶を飲みながらエベレストの麓で長時間露光・・・なんて、考えうる最高の贅沢の一つです。
写真:Grace Okamoto
地図を見る天気が悪い日や寒い夜には、暖炉を囲んでのお喋りもオツなもの!
電力源や燃料が限られている都合上、ほとんどのホテルでは暖炉がひとつしかなく、部屋が寒いので必然的にみな談話室に集まってきます。その顔ぶれは驚くほど国際的で、思ってもみなかった話を聞けることも。
何度もエベレストの頂上に立ったシェルパ、退役した空軍のパイロット、犬ぞりで極地を横断した冒険家、登山が趣味の80代夫婦、南極基地に住む人、世界一周をしている若い女の子・・・。
普段想像したことも無い生活をしている”誰か”との出会いも、旅の素敵な楽しみの一つですね。
「世界の屋根」エベレストの絶景と、ネパールの生活に深く根を下ろしている仏教文化を垣間見ることができる、タンボチェの村。
時間と労力は掛かりますが、その分待っている光景はまさに一生に一度の体験!その素晴らしさを、ぜひご自身の目で確かめてみてください。
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(2024/4/26更新)
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