新旧のブルーライトヨコハマを求めて!横浜「象の鼻パーク」

新旧のブルーライトヨコハマを求めて!横浜「象の鼻パーク」

更新日:2018/02/26 17:19

木村 優光のプロフィール写真 木村 優光 和風景写真家、夜景愛好家
「象の鼻パーク」は横浜みなとみらいの南東に位置し、元は横浜の貿易を担うエリアでした。スポット名の由来は、上空から見るとみなとみらい方向に鼻を伸ばした象のように見えることから。園内の所々にはレトロな横浜が点在していて、なおかつ目の前にはみなとみらいの夜景を一望。そのため新旧の横浜を重ねて見るには素晴らしいスポット!「象の鼻パーク」を訪問して、新旧のブルーライトヨコハマを見つけてみよう。

「象の鼻パーク」といえばまずは象の鼻から見える光景を体感!

「象の鼻パーク」といえばまずは象の鼻から見える光景を体感!

写真:木村 優光

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「象の鼻パーク」といえばまず最初はここからの夜景を見ておくことをオススメします。その場所とは、象の鼻の付け根付近のエリア。上空から見ると横浜港にせり出す象の鼻のような堤防が特徴的で、目の前には運河を挟んでみなとみらいの夜景を望むことができます。

見える方角が北西ですので、日没30分後には綺麗な夕焼け空を背景にみなとみらいのきらびやかな夜景が浮かび上がります。付近には写真のようなレトロな外灯が設けられ、まるで横浜の過去と未来を同時に見ているかのよう!

「象の鼻パーク」といえばまずは象の鼻から見える光景を体感!

写真:木村 優光

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当然のごとく水辺エリアと堤防の境目にはフェンスが設けられていますが、このフェンスを入れてみなとみらいの夜景を写し込めば、フォトジェニックな1枚が仕上がります。通常、フェンスは被写体として邪魔な存在になりがちですが、その場の雰囲気を伝えるために、あえてフェンスをシルエットとして浮かび上がらせるのも、撮影手段のうちの一つです。

北西出入口付近から見るみなとみらいの夜景はどことなく近未来的?!

北西出入口付近から見るみなとみらいの夜景はどことなく近未来的?!

写真:木村 優光

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「象の鼻パーク」はその広々とした敷地であることから、様々な箇所に出入り口が設けられています。園内の北西部は臨海線プロムナードとの合流地点となり、さらに先へ進めば赤レンガパークなどにアクセスすることができます。

そんな北西出口付近は上で紹介したポイントとは対照的で、LEDの外灯が設けられています。どことなく近未来的な雰囲気が漂うのは、さらなる背景にみなとみらいの高層ビル群が映り込むからでしょうね。運河の水際エリアまで足を運べば、ほとんど人はおらず、「象の鼻パーク」という人気スポットの中においての穴場ポイントとも言えるべき!

北西出入口付近から見るみなとみらいの夜景はどことなく近未来的?!

写真:木村 優光

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同じく、北西側の出口付近で撮った1枚ですが、気象条件やコスモクロックの観覧車のネオンカラーの違い、目線の違いなどで、これほどまで雰囲気が異なる1枚も撮ることができるのも、新旧がミックスされた「象の鼻パーク」であるから。

同じ時代のものとは思えない両者の共演に改めてビックリ!

同じ時代のものとは思えない両者の共演に改めてビックリ!

写真:木村 優光

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園内のちょうど中央付近は広々とした広場となっており、横浜港を背にして南側を眺めると、ライトアップされたクィーンの塔が浮かび上がります。それだけ見るとまさに横浜レトロそのものですが、これを背景に園内の近代的なオブジェを入れ込むと新旧の融合に!

なお、この近代的なオブジェですが、この園内中央エリアと象の鼻の付け根付近に設けられています。時間帯や季節によってライトアップカラーがパープルかイエローのどちらかに変わるため、同じ場所でも色によって雰囲気がガラッと変わります。クイーンの塔を背景に色違いのオブジェを比較してみるのも面白いでしょうね。

同じ時代のものとは思えない両者の共演に改めてビックリ!

写真:木村 優光

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こちらは象の鼻の付け根部分に設けられたオブジェです。きらびやかなみなとみらいを背景に、近代的なオブジェを目の前にすると、未来を象徴するようなブルーライトヨコハマの出来上がり!背景の夜景と手前のオブジェの明暗差が激しいので、写真を撮る場合は絞りや露出に注意しましょう。

象の鼻パーク内を貫く臨港線プロムナードの高架下は異次元空間!

象の鼻パーク内を貫く臨港線プロムナードの高架下は異次元空間!

写真:木村 優光

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「象の鼻パーク」の園内を貫く「臨港線プロムナード」は、一昔前、山下埠頭と桜木町駅を結ぶ貨物線の高架を再利用して開発された遊歩道です。そのため、実際に歩いてみると素晴らしい眺めが特徴的!特に夜間は映画のスクリーンで近未来を見ているかのよう!

象の鼻パーク内を貫く臨港線プロムナードの高架下は異次元空間!

写真:木村 優光

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歩けば眺めの良い「臨港線プロムナード」ですが、今度は逆に「象の鼻パーク」から見る「臨港線プロムナード」とは?実際にプロムナードの真下に潜ってみると、そこは時間が停まったかのような空気が流れています。そして視線を少しそらしてみるとみなとみらいの夜景が見えたりと、まさしく新旧融合の穴場スポットなのです!フォトジェニック要素もあるため、様々な構図を思い描きながら写真を撮っても面白いですよ。

象の鼻パーク内を貫く臨港線プロムナードの高架下は異次元空間!

写真:木村 優光

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「臨港線プロムナード」の高架下から外に出てみると、開放感たっぷりな世界が広がっています。日没後でしたら蒼い空が広がり、点き始めたばかりのライトアップが水辺に映り込む様子は息を呑むほどの素晴らしさに!これこそがブルーライトヨコハマ!今まで薄暗い「臨港線プロムナード」の高架下に潜っていたことで、目の前に広がる光景が、なおさら開放的でなおかつ光量が多い世界に見えるのです。

このように「象の鼻パーク」は古き良き横浜の痕跡が数多く存在し、それらを夜景として見ることができる象の鼻パーク、貴方にはどのように映りましたでしょうか?発展目覚しい横浜の街にありながら、レトロさをあえて残している象の鼻パークは、非常に貴重な公園です。

「象の鼻パーク」の基本情報

住所:神奈川県横浜市中区海岸通1丁目
電話番号:045-671-7188
アクセス:みなとみらい線日本大通駅下車徒歩約2分

2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2009/08/15−2015/12/26 訪問

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