写真:安藤 美紀
地図を見る日本には、神の力を秘めた“日本3大古湯”と呼ばれている温泉があります。
古事記によると、神々が祀られた温泉は3つ。出雲の玉造温泉・伊予の道後温泉・信濃の下諏訪『綿の湯』だと言われています。
その中の1つ、下諏訪にある『綿の湯』は、諏訪大社 下社(秋宮)の女神がお湯で湿らせた綿を置いたところ、温泉が湧き出した…と言われる、神様のお湯。「みなとや旅館」では、諏訪大社の女神がくださった珍しいご神湯『綿の湯』の源泉を、加水・加温せずそのままダイレクトに引き込み、貸切りで利用することができます。
また「みなとや旅館」の露天風呂からは、美しい庭園も眺めることができます。『綿の湯』と庭園、両方を独り占めできるなんて最高に幸せ。温泉好きの方なら、きっと虜になってしまうでしょう。
写真:安藤 美紀
地図を見る露天風呂の足元には、白い玉砂利がびっしり敷き詰められています。
この玉砂利が足の裏を優しい圧力で刺激してくれるから、なんとも気持ちが良い!
「みなとや旅館」では玉砂利がヌルヌルしないよう、毎日(しかも朝晩!)綺麗に洗っているそう。玉砂利一つとっても、カビたりヌルヌルせず、驚くほど清潔。「みなとや旅館」には、真心をもって尽くしたいという願いが、至る所に散りばめられています。
下諏訪には、ボーリング(掘り起こした温泉)したところはいくつかありますが、自噴した源泉を使っているのは「みなとや旅館」を含め、ごくごく僅か!こういった意味でも「みなとや旅館」の温泉は、本当のご神湯と言えます。
『綿の湯』の泉質は弱アルカリ性の単純硫黄泉。触るとすぐに分かるほど、柔らかなお湯です。硫黄泉は美肌効果も期待できる泉質ですが、ガスを含んだ温泉なので、血管拡張効果が高く湯冷めしにくい効果もあります。
写真:安藤 美紀
地図を見るロビーに飾られているのは、「みなとや旅館」の常連だった岡本太郎さん直筆の書です。岡本太郎さんは、「みなと旅館」を何十回も訪れていたそうですが、直筆の書はお正月に書き初めをやったときに書いてもらったものだとか。
他にも「みなとや旅館」の湯を愛した文化人は、白洲次郎ご夫婦、永六輔(作家・作詞家)、浅田次郎(作家)、菅直人(元総理大臣)、林真理子(作家)、大滝秀治(俳優)、工藤夕貴(ハリウッドスター)…など、数えきれないほど。
本棚にさり気なく置かれた本は、「みなとや旅館」を愛して、ここにしばらく留まった方々が直接置いていったものだとか。ロビーに立ち寄ってみると、ゆったとした時間の流れを味わうことができるのです。
写真:安藤 美紀
地図を見る下諏訪宿は江戸時代、中山道69宿ある中で、唯一温泉がある宿場町でした。しかもここは、中山道だけでなく甲州街道とも合流するエリアだったことから、かなり賑わいをみせていたそう。
玄関先に置かれた下駄には、『右 甲州道、左 中仙道』と書かれています。この下駄は、作家の里見 クさんが書いた文字を焼き印にして押したのだとか。
この下駄には、ここが“5街道のうち2つの街道に分かれる大切な場所だった”ことを示す粋な遊びココロが込められているのです。
写真:安藤 美紀
地図を見る「みなとや旅館」の看板メニューは、信州名物の馬肉をつかったお料理です。馬肉というと今は輸入物が多くみられますが、ここでは国産にこだわった馬肉を厳選して使っています。
柔らくてほんのり甘い馬肉を口の中に入れれば、“おいしい!”と声を上げてしまうほど。「みなとや旅館」では、馬刺しと赤味噌仕立ての桜鍋を味わうことができます。
馬肉以外にも、信州ならではの珍しい食材をいただけるのも魅力。「みなとや旅館」では懐かしい自然の素材そのものの味を楽しむことができます。
「みなとや旅館」は部屋にはカギが付いておらず、水回りやトイレも共同になっています。至れり尽くせり…という贅沢さはありませんが、質素で清潔。客室ではフリーwifiが使えたり、最新式の水洗トイレでは寒い季節でも暖房がしっかり効いていますので、快適に宿泊することができます。
「みなとや旅館」は小口さんご一家で営まれている温泉旅館。実際に宿泊してみると、どこか懐かしさを感じられるポイントがいっぱいです。「みなとや旅館」を訪れれば、まるで故郷に帰ったような安らぎを感じることができるでしょう。
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(2024/4/26更新)
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