「たぬき屋」の外見は市街地の中にある普通のうどん店。しかし、本場香川の名店も何の代わり映えしない店構えであることが多く、讃岐うどんめぐりをした後には全く違和感を感じません。閉店の11時が近づくと続々と人が集まり、長い行列ができます。まさに美味しさのバロメーター!岡山市内で讃岐うどんめぐりをする観光客はほとんどいないので、いかに地元の人にその味を認められ、愛されているかという証拠です。
たぬき屋の店内は清潔で広く、落ち着いてうどんを堪能できます。たぬき屋はセルフスタイルのうどん店ですが、ちょっと変わっています。店に入るとまず大と小の器が並べられており、茹であがったうどん玉がどんどん器に入れられていきます。食べたいサイズの器をえらんだら、好みに応じて自分でうどんを熱湯でゆがきます。もちろんそのままでも食べられますが、自分でうどんをゆでるあたり、本場の讃岐うどんらしいのでぜひやってみてください。
精算をすませたら、最後に出汁を自分で注ぐなどしてお好みの食べ方を選べます。なかなかお目にかかれない、ちょっと変わったシステムが讃岐うどんを食べる楽しみをさらに演出してくれます。
たぬき屋の人気はかけうどん。セルフで注ぐ出汁は、利尻昆布を惜しげもなく使われており、あっさりとしながらも独特の香ばしさがあると人気です。麺の舌触りは相当にツルツルで口の中に入れると気持ちいいくらい。アツアツの出汁の中に浸かっていても、びっくりするくらいのしっかりとしたコシを感じられます。 天ぷらは作り置きですが、その種類は豊富で30種類以上。茄子がはまるまる1本開いた状態であげられていたりと、そのボリュームもなかなかで、ついつい目移りしてしまいます。
使用した食材の産地も表示されているので、いろいろと考えながら食べたい一品を選べるのも面白いです。麺そのものをしっかりと味わい方にはざるうどんがお奨め。弾力がありなかなか噛み切れない本格的なコシは、讃岐うどんの真髄です。讃岐の本場でも人気店になりうるその麺の魅力、心行くまで堪能できます。
岡山のうどん好きには知らない人がいない名店「たぬき屋」。食事時は常に満席で行列必須です。できれば食事前を外して是非訪れてみたいですね。開店時間15分前に間に合うように到着できれば、入店と同時に席に座れます。確実に人気のうどんにありつけるように、ちょっと早めのお昼を目指してみてください。
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(2024/4/25更新)
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