京都「乃木神社」で勝ちま栗で幸せに成り鯛!ダジャレもご利益も満載

京都「乃木神社」で勝ちま栗で幸せに成り鯛!ダジャレもご利益も満載

更新日:2017/09/25 18:25

bowのプロフィール写真 bow トラベルライター
日露戦争の英雄として名高い乃木大将を祀る、京都「乃木神社」はご祭神のイメージとは裏腹にちょっとユーモラスな神社として知られています。中でも勝ち運のご利益があるとして「勝ちま栗」、更には「幸せに成り鯛」など、若干脱力感も伴うダジャレを盛り込んだ境内は厳かな中にも笑いが満ちた空間になっています。

「乃木神社」は勝ち運のパワースポット

「乃木神社」は勝ち運のパワースポット

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京都は伏見桃山にある「乃木神社」は日露戦争でその名を馳せた軍人、乃木希典を祀る神社です。難戦であった日露戦争を勝利に導いた乃木希典にあやかり、勝ち運にご利益があるとされています。

境内にある名水「勝水」は、伏見城の名水と同じ水源の水とされる勝運の縁起水とされてきました。しかしこの「勝水」は一時枯渇してしまいます。現在の「勝水」は平成18年に再度掘削されて湧出したもので、なんと約60年ぶりの「勝水」復活!その「勝水」の隣には参拝される方の身と心、行為の全てが勝運に結びつくという「全てに勝ちま栗の祠」があります。

勝ちまくろう!「乃木神社」の絵馬は栗!

勝ちまくろう!「乃木神社」の絵馬は栗!

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なんともユーモラスな「全てに勝ちま栗」の祠に象徴されるように、「乃木神社」は勝ち運を求めて参拝する人が絶えません。そもそも「勝粟」は昔、戦場に出る武士がこれを食べて出陣・祝勝したという故事にならっているもので、乃木希典もこれを好んで食べていたそう。

そんなことから「栗絵馬」と名付けられた「乃木神社」の絵馬。この絵馬にはハチマキをした栗が描かれており、ハチマキの部分には何かに勝つという決意を込めて奉納します。試合に勝ちたいなら試合、受験に勝ちたいなら受験といった風に様々な祈願を込めた栗絵馬が奉納されています。栗に勝負を託し、武運長久を祈りましょう!

栗だけじゃない!鯛も・・・だと!?

栗だけじゃない!鯛も・・・だと!?

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「乃木神社」の境内には「山城ゑびす神社」があります。ご祭神のゑびす神にあやかり、幸せになりたいと願掛けをする鯛の石像が本殿前に設置されています。なんとその数4鯛!

立派な赤御影石で作られた「幸せに成り鯛」は大小様々ありますが中には全長90cm、鯛重は実に180kgという大物も。その体には「幸せに成り」としか書かれていませんが、ついつい「鯛」と心の中で読んでしまう誘導尋問の名手!宮司はこの鯛に関して「願いを込めてなでればご利益があるはず。乃木神社の名物にし鯛」とおっしゃったのだとか。

※本文中に一部誤字がありますが、ご容赦を願い鯛。

「乃木神社」と明治天皇陵

「乃木神社」と明治天皇陵

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日露戦争でその名を馳せた軍人、乃木希典を祀る「乃木神社」は全国各地の乃木希典ゆかりの地に数か所存在しています。そんな中、ここ京都の「乃木神社」は明治天皇・伏見桃山陵の直下に位置しています。

乃木希典のエピソードとして有名なのは明治天皇崩御と共に殉死を遂げたという壮絶な最期です。そんな明治天皇を敬愛していた乃木希典が伏見桃山陵に寄り添うような場所に祀られているということが非常に特徴的。ご祭神の乃木希典としても非常に誇らしい立地なのではと考えてしまいますね。

勝ちま栗で幸せに成り鯛なら「乃木神社」へ行こう!

「乃木神社」の境内には乃木希典が幼少を過ごした長府乃木邸の復元や、日露戦争時に南満州にあった第三軍司令部を復元した建物の記念館があります。他にも貴重な資料など、乃木希典を深く知れる様々な見どころが境内には点在しています。ぜひ、ダジャレを楽しむだけでなく、乃木希典その人にも触れてみてください。

「乃木神社」へのアクセスは電車であればJR奈良線「桃山駅」下車の徒歩約10分。あるいは近鉄電車「桃山御陵前駅」下車徒歩約15分。または京阪電車「伏見桃山駅」下車徒歩約20分です。境内には駐車場も数台分あるので、車での参拝も可能です。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/02/13 訪問

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