写真:乾口 達司
地図を見る道の駅「夢創館」を中心とした高取町土佐地区は、大和国の要ともいえる高取城の城下町として、近代以前から栄えて来ました。その名残りは土佐街道と呼ばれる旧街道沿いに軒を並べる町家の数々からも偲ばれますが、それだけに地区の旧家にはたくさんの雛人形も収蔵されています。
そんな雛人形を桃の節句の時期にあわせて飾り付け、観光客に楽しんでもらおうというイベントが「町家の雛めぐり」です。ご覧のように、道筋を歩く観光客の目に触れるように雛壇が据えられているため、街中を歩くだけでも数々の雛人形を楽しむことが出来ます。
イベントの開催期間は3月1日から31日まで。開催期間がひと月もあるため、観光客からすれば、旅の予定を立てやすく、有り難いですよね。
写真:乾口 達司
地図を見るなかでも、まず訪れていただきたいのは、地区のなかほどに位置する雛の里親館。館内には「天段のお雛さま」と呼ばれる巨大な雛壇が据えられており、ご覧のように、数え切れないほどの雛人形が並べられています。
このご時世、一般的な家庭では七段飾りや五段飾りでも珍しいというのに、その見上げるほどの大きさには圧倒されること、間違いなし!雛壇にいったい何体の雛人形が飾られているか、興味のあるか方はご自身で数えてみてはいかがでしょうか?
写真:乾口 達司
地図を見る雛人形の大半はそれぞれのお家に飾られていますが、例外として挙げられるのが、清水谷絆広場の雛人形。ご覧のように、人の背丈よりもさらに大きいため、はじめて目にすると、驚かされます。
こちらはこのイベントのために設置されたもので、雛の里親館の「天段のお雛さま」ともども、当イベントのシンボルというべき一対。その都度、新しく作られます。今年はどんな雛人形が登場するのでしょうか。
写真:乾口 達司
地図を見るイベント期間中は家屋の一部を開放しているお宅もたくさんあります。せっかくですから、雛人形を間近で拝見するため、お宅に上がらせていただきましょう。雛人形を通して、地元の方々との交流も深まるはず。地元民との貴重な交流は旅ならではの醍醐味の一つ。必ずや良い思い出となるでしょう。
もちろん、お宅に上がるときはひと声かけて、お許しをいただいてからにしましょう。
写真:乾口 達司
地図を見る写真は道筋に並べられた竹筒ですが、良く見ると、筒のなかに収まっているのは、雛人形!かぐや姫のお話である『竹取物語』と音が似ているため、高取町はかぐや姫の里としても積極的にアピールしている最中ですが、それだけに雛人形とかぐや姫とのコラボレーションも当イベントならではの着想であるといえるでしょう。
街中を歩くと、それぞれのお宅以外にも、さまざまな場所でさりげなく雛人形が飾られていることがおわかりになるはず。いったいどこにどのような雛人形が飾られているか、探索してみるのも楽しいでしょうね。
「町家の雛めぐり」がいかに魅力的なイベントであるか、おわかりいただけたでしょうか。もちろん、今回、紹介したところ以外にも各所で雛人形が見られるため、この機会に高取町を訪れ、春の訪れを実感してください。
2024年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/28更新)
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