王道「鯛めし」もB級グルメも旨い!愛媛県のご飯モノ4選

王道「鯛めし」もB級グルメも旨い!愛媛県のご飯モノ4選

更新日:2021/06/14 11:59

しののプロフィール写真 しの 旅する調理師
瀬戸内海に面した愛媛県は、県魚「鯛」をはじめとした豊富な魚介類に恵まれていますが、それ以外にも美味しいものがいっぱい。
その中でも、日本人の主食「米」を生かした料理も多くどれもこれも見逃せません。
今回は、全国的にも有名な「鯛めし」2種、B級グルメ部門からはガッツリ系丼の「焼豚玉子飯」、正岡子規も愛した「松山鮓」をご紹介致します。
いずれも飽きのこない味で何度でも食べたくなる秀逸な料理です。

香り、食感、味のバランスが最高「中予風鯛めし」

香り、食感、味のバランスが最高「中予風鯛めし」

写真:しの

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愛媛の特産品・鯛を使った郷土料理として有名な「鯛めし」はご飯と一緒に炊き上げる「中予風」と刺身が乗る「南予風」があります。まずは「中予風」をご紹介致します。

中予風は鯛と米を一緒に炊く炊き込みご飯の一種ですが、一緒に炊き上げるからこと出る鯛のあっさりながら上品な出汁がご飯を非常に美味しく変化させます。
お店によってご飯に人参などの野菜を混ぜたり、味付けも異なりますが、食べ飽きない味なのではしごをするのも面白いです。

炊き上がった鯛はふ〜っくら、まろやかで崩すのがもったいないくらいですが、ご飯と混ぜてほぐして食べることによって、より一層美味しく召し上がることができます。

鯛の産地ならではの郷土料理「南予風鯛めし」

鯛の産地ならではの郷土料理「南予風鯛めし」

写真:しの

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「南予風鯛めし」は愛媛県南部・宇和島などの南予地方を中心とする地域の郷土料理で、ご飯の上に真鯛の刺身を乗せ、そこにゴマ・海苔などの薬味、醤油、出汁、卵黄などを合わせて頂くもの。

海に面した愛媛県で新鮮な魚と郷土料理を味わいたい方にはまさにうってつけ。
タレはあっさりめ、やや甘めのものが多いです。
愛媛県の県魚でもある鯛は、白身魚を代表する魚。その味は淡白で上品です。刺身の場合、新鮮だと弾力ある食感で生きのよさを、ねかして少し熟成させたものは奥深い味わいを楽しむことができます。
いずれも美味であり、ご飯や出汁、薬味とよく合います。

ガッツリ系ご飯モノ「焼豚玉子飯」

ガッツリ系ご飯モノ「焼豚玉子飯」

写真:しの

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「焼豚玉子飯」とは、読んで字の如く焼豚と玉子がご飯の上に乗った今治のB級グルメです。
食欲がそそられる濃厚甘辛い醤油ダレがたっぷりかかったチャーシューがどどーんと乗り、その上に半熟卵が複数個。これを崩して混ぜて食べるという、豪快かつありそうでなかったご飯モノなのです。

柔らかくジューシーな焼豚はもちろん、その濃厚なタレはご飯がすすむすすむ!レンゲが止まらないこと請け合い。半熟玉子がからむとコクがさらにアップします。

郷土料理「松山鮓(もぶり鮓)」

郷土料理「松山鮓(もぶり鮓)」

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愛媛県ではおもてなしやお祝い事にちらし寿司が登場します。
その特徴は瀬戸内海の小魚でとったダシと甘め寿司酢でつくる酢飯と、瀬戸の魚をふんだんに使った具材の数々。

とりわけよく使われるのがあなご。ふっくらした身、甘辛いタレが酢飯とよく合いいくらでも食べられそうです。
それ以外にも四季折々の瀬戸の魚や錦糸卵をちらし、具沢山で美味しい松山鮓。
文豪夏目漱石や正岡子規もこの松山鮓を愛したと伝えられています。

最後に・・・

今回ご紹介させて頂いた料理はご飯と具のバランスが大変よく、ご飯がすすむこと間違いなしの料理です。
愛媛県だけのものにしておくのも惜しい料理であるものの、まだ県外ではなかなかお目にかかることが難しいですので、是非直接足を運んでみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/02/12−2016/02/14 訪問

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