写真:沢木 慎太郎
地図を見る“北野の天神さん”で親しまれている京都・北野天満宮。学問の神様としてあがめられる菅原道真をまつり、多くの受験生が合格祈願に訪れます。全国に約1万2000社あるとされる天満宮、天神社の総本社。本殿(写真)は国宝で、1607年に造営されました。桃山時代の華麗で荘厳な装飾を見ることができます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る本殿の前にあるご神木が「紅和魂梅(べにわこんばい)」。菅原道真を慕って、京都から九州にまで飛んで行った、飛梅伝説の梅と同じ種として伝えられています。樹齢は約300年。3月中旬ごろに可憐な薄紅色の花を咲かせます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るこちらは「紅和魂梅」を見上げた写真ですが、美しさと哀切さが感じられます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る北野天満宮には、道真が愛してやまなかった梅の花が凛として咲いています。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る北野天満宮にある梅は、紅和魂梅をはじめ、黒梅や照水梅、座論梅など約50種類。敷地内には約1500本の梅が植えられています。早咲きの梅は、12月中旬ごろからつぼみが膨らみ始め、正月明けから花が咲きます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る早咲きから遅さきまで、多くの種類の梅があるのが京都・北野天満宮の特徴です。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る梅の見ごろが1月上旬から3月下旬までと長く、約3か月間にわたって可愛い梅の花を楽しむことができるのも、京都・北野天満宮の特色です。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る梅の香りがほのかに匂う京都・北野天満宮。道真を偲び、2月25日には「梅花祭り」が行われ、当日は和菓子やお茶といった野点茶会の席も。艶やかな舞妓さんの姿も見られ、ライトアップも行われます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る写真は、本殿の後ろにある「文子(あやこ)天満宮」。菅原道真公を最初にお祀りした社です。こちらでも美しい梅の花を見ることができます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る写真は「三光門」に咲く梅の花。本殿に行く途中にある中門で、「日」「月」「星」の彫刻があるため、三光門と呼ばれています。しかし、実際には星の彫刻が見当たらず、“星欠けの三光門”と言われ、「天神さんの七不思議」の一つに数えられています。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る菅原道真を祀る京都・北野天満宮。平安時代、道真は貧困にあえぐ民衆の姿を見て、大胆な政治改革に乗り出します。しかし、これを快く思わない勢力によって、京の都から追いやられ、無念のうちに亡くなります。
「私は権力が欲しいわけではない。改革が進めばよい」
道真は京都を去る時、大好きな梅の花を見つめ、一首の歌を詠みます。
東風(こち)吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな
すると、なんと梅の花が道真の歌に応え、京の都から道真へのもとへと、一夜のうちに飛んで行ったと伝えられています。
そんな飛梅伝説が生まれた京都・北野天満宮は、受験生の合格祈願だけでなく、縁結びにもご利益のあるパワースポット。「あなたが遠くへ行ってしまったら…私も一夜で飛んでいく」。そんな素敵な恋をしたいですね。
京都・北野は古くから、「天のエネルギーが満ちる聖地」として信仰されていました。さらに、道真をお祀りすると、霊験はさらに増し、“天神信仰”の発祥の地と呼ばれるパワースポットに。
京都・北野天満宮へは、R京都駅から市バス50・101系統で北野天満宮前下車(約30分)。クルマでは名神高速京都南IC・京都東ICから国道1号を経由(約30分)。
北野天満宮では300台の駐車場がありますが、毎月25日は閉鎖しています。敷地内にある梅苑の公開期間は1月下旬から、3月下旬まで(大人・中学生以上700円、子ども350円、10時〜16時)。リンクを貼り付けましたので、詳しくはそちらからどうぞ。
また、京都でおススメのパワースポットについても別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方はリンクからのぞいてみて下さい。
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(2024/4/25更新)
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