秩父鉄道桜沢駅前の深谷街道を左へ進み、線路を渡って国道254号にかかる陸橋を渡ります。すぐ右の路地を進むと桜沢公民館があります。前庭を通り抜けると目の前に八幡神社があり、すぐ右手に登り口があります。神社にお参りしたら、登山のスタートです!
勾配の急な坂を登ります。辛いのは最初だけで、すぐに尾根に出ます。ここからはなだらかな道が続きますので、街並みを木々越しに楽しみながら歩けます。
尾根づたいに続く道の両側から、埼玉と群馬にまたがる広大な景色をのぞめます。ベンチがほどよい間隔で設置されているので、休み休みゆっくりと歩くことができます。登り口から八幡山の山頂まで休まず歩いておおよそ30分です。毎日のようにこのハイキングコースを楽しむ地元民も少なくありません。
八幡山から少しアップダウンを繰り返しながら、しばらく道をたどります。木々がまばらになり、道が開けたところがこのコースのピーク、鐘撞堂山の山頂に到着です。標高330.2メートル。周囲を広く見渡せ、冬場は雪に白く輝く上毛連山を見ることができます。田園風景や市街地も目に鮮やかです。休憩舎があり、お昼を食べながら景色を楽しめます。山頂には梅や蝋梅があり、お花見もいいですね。春には桜も咲き、多くの登山者でにぎわいます。
戦国時代、鐘撞堂山は、向いに位置した鉢形城の見張り山でした。敵の襲来があるときなど事あるときは、鐘を撞き、味方に知らせました。その鐘は今はありませんが、代わりに小さな鐘が設置されており撞くことができます。遠くこだます響きは、きっと旅の疲れも癒してくれるでしょう。
鐘撞堂山の山頂から、山の由来が書かれた看板の左脇の道を下ります。途中、分岐を右へ行き、十字路を左に進むと円良田湖畔に出ます。
円良田湖は人造湖で、ワカサギ釣りができます。小舟を浮かべて釣りをしている人たちの姿が見られます。冬から春先にかけてがシーズンです。湖畔の道には桜並木が続き、春はお花見も楽しめます。
湖を時計回りにぐるりと回り、そのまま349号の車道を道なりに歩きます。県道140号の矢印看板の十字路を右に入り、道なりに進むと線路沿いの道に出ます。右にまがり真っ直ぐすすむと波久礼駅が見えてきます。木造の趣ある駅舎です。
景観もよく、落ち着いたコースなので歩き慣れない方にもおすすめです。所要約3時間30分です。スニーカー、ウィンドブレーカーとリュックを装備。冬場は脱ぎ着しやすい服が便利です。
関東平野を眺め、山を眺め、リフレッシュを楽しんでください!
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/4/20更新)
- 広告 -