春の「石鎚ふれあいの里」は隠れた桜の名所です。小学校跡だけあり、春には桜が一面に咲き誇る美しい風景が広がります。当時の木造校舎がそのまま残っており、まさに日本の原風景。また、スタッフによる多くのイベントが催されているのも石鎚ふれあいの里の特徴です。コンニャク芋を茹でたり、野菜を干したり。バーベキューに使う炭をスタッフ自ら炭焼きをして作っているなど、まるで、ひと昔前の里山が再現されたような場所。炭焼きや焚火の香りが、どこか懐かしさを思い出させてくれます。
木造校舎の教室は畳敷きにして研修室などに使われ、理科室は炊事室として利用されています。バーベキューテーブルやかまど、ピザ焼用の石窯まであり、アウトドア施設も充実。管理棟となるログハウスには食堂もあり、本格的な飯盒炊さん(飯盒炊飯)から手軽な滞在まで楽しめます。
夜は近くには民家がほとんどなく、とても静かで美しい星空を堪能できます。桜の時期は桜の大木がライトアップされるので、静かな夜桜鑑賞も楽しめるのでおススメ。また、時々桜の時期の日曜日にはマルシェが開かれることもあるので、運が良いとさらにロハスな滞在を満喫できます。
石鎚ふれあいの里には6棟のコテージがあります。2〜4人用、4〜6人用が各2棟、6〜10人用、7〜8人用が1棟ずつ。斜面を階段で登らないといけないですが、その分、コテージからの展望も良好です。ウッドデッキになったテラスがついており、テーブルセットを持参すればのんびりと屋外でくつろぐことも可能です。バス・トイレ・キッチンが完備されたコテージでは快適な滞在を楽しめます。それでいて、通常のキャンプ場のコテージと比べ、約3分の1ととてもリーズナブルな値段も魅力的です。
コテージの内部はウッディなつくり。桜の時期の夜はまだ寒いですが、コタツにストーブが完備されていて、とても快適に過ごせます。コタツの中に入りながら窓を開け放てば、深い大自然と山村ののどかな風景。なんとも落ち着いた滞在を味わえます。夏のクーラーはありませんが、清流が石鎚山から運ぶ涼風でとても快適なコテージライフです。
コテージ内にはキッチンと調理器具も完備。簡単な料理なら材料を持ち込めば作る事はできます。ただし調理器具や食器等は最小限のものだけですので、必要に応じて持参する事をおすすめします。また炊飯器やホットプレート、電子レンジやポットといった家電は無いので必要に応じてこちらも持参しましょう。
コテージ内にはトイレ、お風呂は完備。少人数のコテージはホテルにあるトイレと風呂が一体になったタイプ。大人数ならセパレート型のトイレ・風呂があります。快適な入浴という訳にはいきませんが、汗を流して温まるにはは十分すぎる施設です。二段ベッドや寝具も完備。手ぶらで気軽に泊まれるコテージです。
校舎の奥には広い校庭跡があり、キャンプ場として利用されています。とにかく広くて小石も少ない快適なフリーサイト。桜に包まれた校庭にはローラースライダーなどの遊具もあり、子連れキャンプには最適です。サイトからは加茂川の清流に下りる事ができ、水遊びも楽しめます。
また在りし日の体育館やプールなども残っており、体育館の中には人工壁が設置され、ボルダリングの練習ができる施設となっています。プールは現在は使われておらず、まるで池のようになっています。春には桜が咲き乱れカエルが合唱する美しい風景になります。
石鎚ふれあいの里のすぐ横には、石鎚山を源流とする加茂川が流れています。西日本最高峰から一気に水を集めた清流は透明そのもの。エメラルドグリーンの冷たい水は、夏場には贅沢な川遊び場となります。冷たくて澄み切った水は夏には最高の遊び場。夏以外でも河原でしっかりと遊べます。せっかくなのでここでの川遊びはしっかりと楽しみたいですね。
石鎚ふれあいの里は山奥にあるため、桜の時期は平地より1週間ほど遅くなっています。例年だと4月10日頃が見ごろとなります。また、低料金で宿泊できるので、石鎚山登山の宿泊に利用するにも最適です。
付近には売店や飲食店は皆無です。石鎚ふれあいの里の食堂は夕食の提供はありませんので、コテージを手ぶらで楽しむ場合は事前にバーベキューの予約が必要です。朝食は持参が必要ですので、自炊無しの場合でも西条市街地のコンビニでパンなどを購入しておく必要があります。
夏場は透明な川で水遊びを楽しめる最高の遊び場になります。ただし、急峻な川が集まりますので急な増水があります。浮き輪やライフジャケットなどは必ず用意して川遊びを楽しみましょう。
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