タイ旅行で人気の世界遺産!アユタヤ遺跡おすすめ半日観光コース

タイ旅行で人気の世界遺産!アユタヤ遺跡おすすめ半日観光コース

更新日:2019/03/06 16:30

沢木 慎太郎のプロフィール写真 沢木 慎太郎 放送局ディレクター、紀行小説家
タイ旅行で人気のアユタヤ遺跡。「古都アユタヤ」として世界遺産に登録され、バンコクからのオプショナルツアーで人気のスポット。バンコク観光と併せて、アユタヤを巡りたい方も多いのではないでしょうか?“木の根で覆われた仏頭”で知られる「ワット・マハタート」など、アユタヤでおすすめの観光スポットは10カ所。そこで、アユタヤを半日で巡る観光コースをご紹介。バンコクから日帰りでアユタヤを観光することができます。

観光ツアーよりも安い!バンコクからアユタヤへの行き方は?

観光ツアーよりも安い!バンコクからアユタヤへの行き方は?

写真:沢木 慎太郎

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アユタヤ王朝は1351年に創建。ビルマ軍によって1767年に消滅するまで、約400年にわたって繁栄しました。世界遺産「古都アユタヤ」(Historic City of Ayutthaya)のうち、遺跡の中心は、川に囲まれた東西約7キロメートル、南北約4キロメートルの中州(アユタヤ島)付近。

250年前に破壊された姿がそのまま残り、街全体が遺跡と廃墟。日本の世界遺産では見られない、壮絶な光景が広がっています。

観光ツアーよりも安い!バンコクからアユタヤへの行き方は?

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バンコクからアユタヤへの行き方は簡単。以前はBTS ビクトリーモニュメントからアユタヤ行きのロットゥー(ミニバス)が出ていましたが、2018年8月から「チャトゥチャックミニバスステーション」(MINIBUS STATION CHATUCHAK)に一本化されています。

場所は、北バスターミナル(Mo Chit Bus Terminal)の真向かい。最寄り駅のBTS モーチット、MRTチャトゥチャック公園から約2キロメートル離れているので、タクシー、またはバスを使うと便利。

アユタヤ行きのチケット売り場は、「チャトゥチャックミニバスステーション」にあるB棟の4番カウンター(写真)。料金は60バーツ(約200円)。運行時間は5時〜19時ごろ。所要時間は約70分前後。

観光ツアーよりも安い!バンコクからアユタヤへの行き方は?

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ロットゥーがアユタヤに到着する場所(終点)は、アユタヤのバスターミナル。バンコク行きのロットゥー乗り場があるのもここ(運行時間は6時〜19時ごろ)。路上にはトゥクトゥクが並び、料金相場は4時間で700バーツ前後(約2500円)。

しかし、付近にはレンタル自転車があり、6時〜18時まで50バーツ(約180円)で借りることが可能。体力と時間に余裕のある方はレンタルサイクルが安いのでおすすめ。ゲストハウスや格安ホテルで借りることができます。

木の根で覆われた仏頭!「ワット・マハタート」はおすすめ

木の根で覆われた仏頭!「ワット・マハタート」はおすすめ

写真:沢木 慎太郎

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アユタヤ県庁が発行する観光地図でも、アユタヤには約100カ所の遺跡があります。そこで、共通割引券がある6カ所の遺跡を中心に、アユタヤ遺跡のおすすめスポット10カ所を紹介。

最初に訪れる遺跡が「ワット・ラチャブラナ」(Wat Rajaburana)。礼拝堂跡から見える大仏塔が最大の見どころ。アユタヤ王朝8代目の王が1424年に、王位継承争いで死んだ二人の兄たちのために建立した寺院です。

<基本情報>
住所:Pratuchai Phra
アクセス:アユタヤのバスターミナルからタクシーで約5分
拝観料:50バーツ(共通割引券あり)
拝観時間:8時〜18時、ライトアップ19時〜21時

木の根で覆われた仏頭!「ワット・マハタート」はおすすめ

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14世紀を代表するアユタヤ王朝の寺院跡が「ワット・マハタート」(Wat Mahathat)。かつては寺院中央に高さ44メートルの黄金の仏塔がそびえていましたが、ビルマ軍の侵攻によって破壊され、崩れかかった仏塔や壁を残すのみ。

木の根で覆われた仏頭!「ワット・マハタート」はおすすめ

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戦争の悲劇を伝える「ワット・マハタート」で、最大の見どころは、木の根で覆われた仏頭。これは切り落とされた仏頭を、菩提樹の樹が長い年月をかけて持ち上げたとされ、とても神秘的な光景。このため、“奇跡の仏頭”と呼ばれています。

※記念撮影は、自分の頭が仏頭の頭よりも高い位置にならないように注意

<基本情報>
住所:Tha Wasukri Phra
電話番号:035-246076〜7(タイ国政観光庁アユタヤ事務所)
アクセス:バスターミナルからタクシーで約5分
拝観料:拝観料50バーツ(共通割引券あり)
拝観時間:8時〜18時、ライトアップ19時〜21時

タイ最大級!ブロンズ製の仏像や遺跡巡りで象乗り体験も

タイ最大級!ブロンズ製の仏像や遺跡巡りで象乗り体験も

写真:沢木 慎太郎

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池の水面に美しい姿を映し出す寺院跡が「ワット・プラ・ラーム」(Wat Phra Ram)。アユタヤ王朝初期の寺院。初代のウートーン王の葬儀が営まれた場所とされています。

<基本情報>
住所:Amphur Muang
アクセス:バスターミナルからタクシーで約7分
拝観料:50バーツ(共通割引券あり)
拝観時間:8時30分〜18時、ライトアップは19時〜21時

タイ最大級!ブロンズ製の仏像や遺跡巡りで象乗り体験も

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ところで、アユタヤで体験してみたいのが象乗り。アユタヤのエレファントキャンプでは、“エレファント・ライド“と呼ばれるアトラクションがあり、遺跡を背景にゾウに乗って散歩できます。

<基本情報>
住所:Pratuchai
アクセス:バスターミナルからタクシーで約7分
料金:200バーツ〜
営業時間:9時〜17時

タイ最大級!ブロンズ製の仏像や遺跡巡りで象乗り体験も

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エレファントキャンプに近い寺院が「ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピット」(Viharn Phra Mongkol Bopit)。タイ最大級のブロンズ製の仏像(高さ17メートル)が見られます。

<基本情報>
住所:Pratuchai Phra
アクセス:バスターミナルからタクシーで約7分
拝観料:無料
拝観時間:8時30分〜16時30分.

アユタヤの王室専用寺院「ワット・プラ・シーサンペット」

アユタヤの王室専用寺院「ワット・プラ・シーサンペット」

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アユタヤ王宮内にあった王室専用寺院が「ワット・プラ・シーサンペット」(Wat Pra Srisanpet)。現在のバンコク王朝におけるワット・プラケオ(エメラルド寺院)のように最も重要な王宮寺院のひとつ。

アユタヤの王室専用寺院「ワット・プラ・シーサンペット」

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「ワット・プラ・シーサンペット」は、トライローカナート王時代の1448年に建設。宮中儀式はすべてここで執り行われてきました。3基の仏塔には、トライローカナート王と、王子らの遺骨が納められているとされています。

<基本情報>
住所:Amphur Muang
アクセス:バスターミナルからタクシーで約7分
拝観料:50バーツ(共通割引券あり)
拝観時間:7時〜18時、ライトアップは19時〜21時

アユタヤの王室専用寺院「ワット・プラ・シーサンペット」

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全長28メートルの巨大な涅槃仏(ねはんぶつ)が「ワット・ロカヤ・スターラーム」(Wat Lokaya Sutharam)。1956年に復元されたもの。草原に横たわる姿は、のんびりと気持ちよさそう。

<基本情報>
住所:Pratuchai Phra
アクセス:バスターミナルからタクシーで約10分
拝観料:無料
拝観時間:自由

アユタヤ遺跡の穴場!チャイワタナラーム、チャイモンコン、マヘーヨン

アユタヤ遺跡の穴場!チャイワタナラーム、チャイモンコン、マヘーヨン

写真:沢木 慎太郎

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続いては郊外にある穴場のアユタヤ遺跡をご紹介。時間に余裕のある方におすすめです。アユタヤ王朝で最も華麗だったと伝わる寺院が「ワット・チャイワタナラーム」(Wat Chai Wattanaram)。タイ人女性に人気の廃墟寺院。夕暮れやライトアップも美しい。

<基本情報>
住所:Tambon Baanpom
アクセス:バスターミナルからタクシーで約20分
拝観料:50バーツ(共通割引券あり)
拝観時間:8時〜18時、ライトアップ19時〜21時

アユタヤ遺跡の穴場!チャイワタナラーム、チャイモンコン、マヘーヨン

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アユタヤ王朝の初代ウートン王が建てた瞑想寺院が「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」(Wat Yai Chai Mongkon)。ひと際高くそびえ立つ仏塔は、高さ72メートル。寺院の中段まで登ることができます。

<基本情報>
住所:Khlong Suan Phlu
アクセス:バスターミナルからタクシーで約15分
拝観料:20バーツ
拝観時間:8時〜17時

アユタヤ遺跡の穴場!チャイワタナラーム、チャイモンコン、マヘーヨン

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アユタヤ遺跡で、穴場中の穴場が「ワット・マヘーヨン」(Wat Mahaeyong)。レンガ塀に囲まれた参道の先には、僧侶が修行するお堂跡があり、ご本尊が祀られた跡も残っています。

<基本情報>
住所:Tambon Hantra
電話番号:035-881-602〜3
アクセス:バスターミナルからタクシーで約15分
拝観料:50バーツ(共通割引券あり)
拝観時間:9時〜17時

アユタヤの天気・気候&ベストシーズン、服装や注意事項も

ご紹介した10カ所のアユタヤの観光スポットのうち、共通の割引き券(220バーツ)が使える遺跡は「ワット・ラチャブラナ」「ワット・マハタート」「ワット・プラ・ラーム」「ワット・プラ・シーサンペット」「ワット・チャイワタナラーム」「ワット・マヘーヨン」の6つ。世界遺産(文化遺産)に登録されているアユタヤ歴史公園に集中している遺跡が多く、アユタヤ遺跡の観光モデルコースの定番スポット。

タイには3つの季節があり、暑季(4〜5月)、雨季(6月〜10月)、乾季(11月〜3月)に分かれます。遺跡巡りに最適なベストシーズンは、乾季の11月〜3月ごろ。

タイの天気は一年を通して日差しが強く、気温が30℃を超える、高温多湿の気候なので、通気性の高い衣服や帽子、サングラスなどの暑さ対策が必要です。

また、タイの寺院を参拝する時は、遺跡であってもタンクトップやホットパンツなど露出度が高い服装を避けましょう。また、仏像に触れることや、仏像や台座に登って撮影することは厳禁です。

チャオプラヤー川のリバークルーズから楽しむアユタヤ遺跡や、遺跡のライトアップも美しい。また、バンコクのファランポーン駅からアユタヤ駅まで電車で行く方法も(所要時間約90分)ありますが、本数が少ないので、「ロットゥー」(人数が集まると発車)で行くのがおすすめです。ツアーよりも安いので、個人旅行で行くのもおすすめ。

ただ、バンコクの渋滞は激しいので、なるべく早朝に出発されると良いでしょう。バンコクからアユタヤ行きの大型バスは現在、運行していません。

アユタヤ遺跡のおすすめや詳細については別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方は関連MEMOに貼り付けたリンクからのぞいてみて下さい。

2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/02/16 訪問

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