少し変わった、通りを囲んだ松が見られるのが箱松・屏風松です。手前の低い松が箱松。箱型の形をしています。通りを挟んだ奥の高い松が屏風松です。箱松はこの庭園独特のもので、300年以上にわたる手入れの積み重ねでこの形が保たれています。
高松のお殿さまが愛した大茶屋「掬月亭」は、四方正面の数奇屋づくりで、庭園の中心的な建物。こちらでは、抹茶と和菓子のほか昼食などを召し上がることができます。
掬月亭の目玉は、お殿さまが舟の先端を模して造らせたという、池に面して突き出した座敷。縁側の柵の左右が斜めに切り込まれているのは、舟の先端を表しているためとか。ぜいたくにこの座敷の中央に座って南湖の景色を堪能してると、お殿さまの気持ちがわかるかも？！
６つの池が配置されている庭園の南湖では舟遊びが楽しめます。先頭さんがゆっくり舟をこぎながら、さまざまな解説をしてくれます。内側から眺める庭園は視点が変わり、新鮮です。
写真は南湖から眺める掬月亭です。庭の松の素晴らしさが際立っています。
舟遊びは出航時間、定員が決まっているので、入園する際に予約をしておくことをおすすめします。また、掬月亭の半券で割引がききます。
南湖に浮かぶ「杜鵑嶼（とけんしょ）」にはツツジが植えられています。その中に、ハート型のツツジが！ 「恋ツツジ」と呼ばれています。ツツジの剪定作業で偶然できたもので、結婚式の前撮りで人気だそう。見るとハッピーになれるかも！？
彩りはツツジが満開になる季節に、ご自身の目で確認してくださいね。偃月橋から見られます。
栗林公園は高松市内に位置しています。高松駅からも車で7分ほど、JR栗林公園北口駅、ことでん栗林公園駅からは徒歩圏内、大通りに面しているのでバスも便利です。坂の少ない高松、レンタサイクルを利用すればさらに自由自在に動けます。レンタサイクル店のほか、ホテルで借りられることもあります。
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(2024/4/18更新)
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