信仰の里 福島県会津美里町で「あやめ苑」&名物桜ホルモン

信仰の里 福島県会津美里町で「あやめ苑」&名物桜ホルモン

更新日:2016/03/07 10:05

会津美里町は、福島県会津盆地の南西に位置する町です。歴史ある神社仏閣が数多くある信仰の里です。ここでご紹介するのは、高田地区にある会津の総鎮守「伊佐須美(いさすみ)神社」の「あやめ苑」。境内のあやめ苑では、150種10万株のアヤメや菖蒲が、初夏に色鮮やかな花を咲かせます。他に会津五桜のひとつ薄墨桜も有名です。
また、ぜひ味わっていただきたいB級グルメが町の名物である桜(馬肉)ホルモンです。

伊佐須美神社の「あやめ苑」で6〜7月にあやめ祭り

伊佐須美神社の「あやめ苑」で6〜7月にあやめ祭り
地図を見る

伊佐須美神社は、会津の地名発生の地という伝説がある2000年の歴史を誇る会津の総鎮守。商売繁盛、豊作祈願、厄除け開運などのご利益があり、広大な境内に「あやめ苑」があります。
アクセスは、車の場合は磐越自動車道 会津若松ICより約25分、または新鶴スマートICより約10分。電車の場合はJR只見線「会津高田駅」下車、徒歩約15分。

祭り期間中に、梅干しの種飛ばし選手権世界大会

祭り期間中に、梅干しの種飛ばし選手権世界大会
地図を見る

あやめ苑では、初夏にオリジナル品種の高田梅も含め、紫、黄色、白、ピンクの色鮮やかなアヤメや菖蒲が咲き誇り、毎年6月15日〜7月5日にあやめ祭りが開催されます。また、高田地区の特産品の梅干しの種を口から飛ばし距離を競う「高田梅種飛ばし選手権世界大会」が期間中に行われます。

春には会津五桜の薄墨(うすずみ)桜

春には会津五桜の薄墨(うすずみ)桜
地図を見る

伊佐須美神社の境内、社務所近くにあるのが、ご神木と伝えられる薄墨(うすずみ)桜。会津五桜のひとつで、咲き始めは花全体が薄墨を含んだような白色で、次第に赤みを帯び、最後は中心部が濃い紅色になります。

またすぐそばを流れる宮川の河川敷に植えられた桜は「宮川の千本桜」と呼ばれ、アーケード状の桜並木がお花見名所です。

肉の丸長本店で、極上の桜(馬肉)ホルモン

肉の丸長本店で、極上の桜(馬肉)ホルモン
地図を見る

昔から田植えや稲刈りなどの農繁期にお惣菜として買って帰り食べられてきた桜(馬肉)ホルモン。町内のお店の中で、一番のお薦めが、精肉店の隣で営む食堂「肉の丸長本店」。場所はJR只見線新鶴駅のすぐ裏です。通り沿いの精肉店の、暖簾が下がる左側が食堂入口です。初めてだと通り過ぎそうですのでご注意を。

精肉店で販売されている新鮮な桜肉のメニューは、ホルモン・ハラミ・カルビ等。他にも牛バラや豚焼肉も有ります。単品で注文できますが、このうち2〜3種類を選択して焼肉定食にすることも可能です。(2点で900円、3点で1000円)定食だとご飯、味噌汁、漬物、小鉢も付くので、お得です。
テーブルと小上がりの座敷で、設置された焼肉ロースターで焼くことも、お店の人に焼いてもらうこともできます。

生食の桜さしみも絶品

生食の桜さしみも絶品
地図を見る

ぜひ、追加注文で食べていただきたいのが桜さしみです。熊本、長野と並ぶ日本三大馬刺しで有名なのが会津の馬刺し。脂肪が少ない赤身の肉で、柔らかいのが特徴です。写真のニンニクの効いた特製辛みそと醤油でいただきます。
脂肪が多い霜降りではない、赤身の馬刺しは、低脂肪・低カロリー・高タンパク質でとてもヘルシーです。

会津若松市には姉妹店「蔵の店」があります。お店の電話番号等は、関連MEMOのリンクをご覧ください。

おわりに

信仰の里 会津美里町にある伊佐須美神社以外の名所を3ヶ所ご紹介します。

・薄墨桜と同じく会津五桜のひとつ「虎の尾桜」があるのが法用寺。会津地方に唯一現存する最古の三重塔があります。

・会津が生んだ世界的医師 野口英世の母シカが厚く信仰した「中田観音」と称される弘安寺。お参りすると「ころり」と安楽往生できるとされる会津ころり三観音のひとつです。

・徳川家康から三代にわたり仕えた天台宗の名僧「天海大僧正」が出家得度した龍興寺。蓮(ハス)池が有名で7月蓮の開花時期に国宝「一字蓮台法華経」の写経会が行われます。

花の絶えない伊佐須美神社や由緒ある神社仏閣でご利益を得て、名物桜ホルモンを味わってみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/05/01−2015/04/26 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -