どこのシティホテル?と見間違う部屋(写真)は、フェリー・おおさかIIのデラックス・ルーム。バス・トイレ付ツイン。ソファーとデスク、たっぷりの洋風ダンス、湯沸かしポット、冷蔵庫、大画面のフラットTVもついています。エアコンは個別で静か。
廊下やドア、室内はシックな色調のじゅうたんとシンプルな木製家具で整えられ、日本のクルーズ船(飛鳥II、にっぽん丸、ぱしふぃっくびいなす)のスタンダードクラスと比較し、勝るとも劣らない質の高さを誇ります。これらの3船と同じ海側ルームです。個室指向に対応しデラックス・ルームより広いスイートもあります。
名門大洋フェリー社が新造船導入とともに力を入れるのが、1人旅や女子旅への配慮。個室のファーストAに2人用(3人目は補助ベッド)のレディースルームを設け、ファーストSの1人部屋、さらに相部屋ツーリスト(半個室)にもレディースルームがあります。レディースルームには各種アメニティなど特典付。おおさかIIと姉妹船「きたきゅうしゅうII」の建造にあたり、女性社員の意見を採用、パウダールーム、キッズルーム(写真)、授乳室や、丸型窓の婦人用化粧室など女性目線でデザインが導入され、快適な船旅が満喫できます。
船内は、6Fにフロントデスクと小ぶりでスッキリとしたエントランスホール。部屋は6〜8F。展望レストラン(写真)、キッズルーム、コンビニ風売店、展望ラウンジなど、殆どの共有スペースが6Fエントランス周りに集中するコンパクトで使い勝手が良いレイアウトです。エントランスから7Fへ上がる階段では大パノラマの風景がこれから始まる船旅のワクワク感を高めます!
夕食と朝食はブッフェ方式の展望レストランでとることができます。夕食は¥1,550。朝食は¥750ですが、両方セットで購入すると¥2,100と少しお得に!(いずれも大人の料金) 料金を払うと、チリ、ウクライナ等の国名がかかれた「テーブル座席使用中の二つ折りカード」を渡されます。
料理は和・洋・中が揃い、子供や大人も好きなカレーもあります。ドリンクは生ジュース2種類、ミルク、コーヒー、紅茶、日本茶など。サラダやフルーツ、ヨーグルトなどあります。アルコール類は別途購入です。海を眺めながらの食事は格別です!
このカードでテーブルを確保し、料理を取ります。1人席も十分数あります。
三菱重工建造のおおさかIIはハイテク船。MALS(三菱空気循環システム)と呼ばれる装置が付いています。ちょうど、エアーホッケーゲームのように、空気の薄膜が船底を流れるイメージで、振動低減効果もあります。この他にも低燃費航行、低振動、安全性が向上し、快適で寛いだ船旅が実現されています。
ゆったりと長く波打ったソファーの展望コーナー(写真)でナイトクルージングをちょっとゴージャスなラウンジ感覚でドリンクと共に堪能してはいかがでしょう。
TVラウンジなどで夜景をさかなに楽しむこともできます。
ハイチェアーの展望ラウンジで寛いだおしゃべりはいかがでしょう。展望大浴場が男女それぞれ6Fにあり、日本人にはウレシイ、和風旅館のリラックスした寛ぎ空間が船内各所にあります。
航行中に、明石海峡大橋、瀬戸大橋、来島海峡大橋をくぐります。デッキに出れば、「絶景三大架橋」のダイナミックなイルミネーションが楽しめます。
フェリー・おおさかIIは、総トン数:約15,000トン、全長:183m、全幅:27mで、それまでの「おおさか」の総トン数:9,479トンの1.5倍ほど。旅客定員は「おおさか」も新造船「おおさかII」も713名のまま、旧船に比べ大型化し、ゆったりとしたスペースと寛ぎを満喫できます。
個室指向を反映しデラックス、スイート等の個室定員が233名あり、スペースが活用されています。この他、トラックドライバー用個室が60名分ありゆっくり休めます。乗用車駐車スペースは、エントランスのある6Fと同じレベルのデッキにあり、乗下船時のアクセスがスムーズです。洗濯乾燥機もあり、長旅の方にも便利です。
トラック出入り口(船首)、乗用車出入り口(赤スロープ)が別(2口)で(写真)スピーディな荷役や乗下船が可能です。
赤い柵の乗用車用スロープ隣に青い柱の乗船者用スロープが見えますが、大阪南港、新門司港ともに完全バリアフリー化が図られ階段はありません。新造船建造に合わせ、整備されました。
名門大洋フェリーでは、フェリー4隻を2隻づつ、大阪南港と新門司港から同時刻に出発させます。出発は1便が17:00出港、2便が19:50出港で、到着は1便が翌日05:30、2便が08:30です。トラック、乗用車が別々に乗下船でき、すぐに新しい1日のスタートです。
大阪南港19:50分出発の2便では、朝08:30新門司港到着、下船すると無料バスでJR門司駅(経由JR小倉駅行き)まで送ってくれます。JR門司駅まで約20分。JR小倉駅まで約40分です。駅名が似ているので間違えやすいのが、門司駅と門司港駅です。「門司港レトロ」は、JR門司駅から2駅のJR門司港駅にあります。
9:30頃にはJR門司港駅に到着し、「門司港レトロ」観光がスタートできます。夕方フェリー便で大阪へ帰る方もたっぷり時間が取れます。
まずは、「船溜まり(写真中央の港内)」と呼ばれる周囲を歩いてみるのがおススメ。主だった観光スポットが船溜まりの周囲に集中しています。「門司港レトロ展望台」から眺めると(写真)、船溜まり周辺や絶景の関門海峡が俯瞰できます。写真中央上、レトロな外観のJR門司港駅、中央手前が旧・門司税関です。左上斜め部分の左側にブルーラインが入った建物が「海峡プラザ」、土産物やご当地名物、門司港発祥「焼きカレー」などグルメが集中しています。
「門司港レトロ」や小倉、福岡・博多訪問などに効率的に時間が使える名門大洋フェリーで旅をしてみてはいかがでしょう。ハイテク技術導入により、環境にやさしい快適な1人旅・女子旅が新たな旅となるでしょう。新門司港にはコインロッカーもあるので、とんぼ返りする方に便利です。
価格は早期割引などがWEBで各種提供されており、予約時期によっては20〜30%ディスカウントされます。移動+宿泊+寛ぎを考慮すると、お得感のある価格になります。名門大洋フェリーを移動に利用したさまざまな旅行プランもあります。フェリーで船旅の寛ぎや快適さを体験してみてはいかがでしょう。
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(2024/4/19更新)
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