鰹のタタキに鯨も!土佐名物を堪能できる高知「ひろめ市場」

鰹のタタキに鯨も!土佐名物を堪能できる高知「ひろめ市場」

更新日:2016/02/20 16:59

大川原 明のプロフィール写真 大川原 明 旅行ジャーナリスト(ライター)
高知はかつて、土佐と呼ばれた場所です。幕末には、坂本龍馬という偉人を輩出した土地。高知には見所が多くあるのですが、観光名所の1つが高知市街にある「ひろめ市場」。市場では、高知名物である鰹のタタキと鯨をはじめた名物料理が堪能出来ます。今回は、観光客にも地元の人々にも人気がある「ひろめ市場」を皆さんにご紹介いたします。

ひろめ市場とは!?

ひろめ市場とは!?

写真:大川原 明

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ひろめ市場は、高知市街帯屋町2丁目に1998年10月に開業した市場です。ひろめ市場のひろめの名前は、かつてここに、土佐藩家老・深尾弘人蕃顕(ひろめ・しげあき)の屋敷があった事が由来となっております。
市場の中には、飲食店、地場産品、鮮魚、総菜、衣料品などを販売しているお店が多くあり、食だけでなく買い物も楽しむ事ができます。朝から夕方までは買い物客が多く、夜は食事と飲みを楽しむ方々が多いです。

土佐名物カツオのタタキ

土佐名物カツオのタタキ

写真:大川原 明

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市場内には多くの飲食店がありますが、カツオのタタキを出しているところが多いです。鰹のタタキは、鰹を節に切り、表面のみをあぶったのち冷やして、ニンニク等の薬味とタレ、塩をかけて食べるものです。本場の土佐(高知県)にちなんで別名「土佐造り」ともいいます。

鰹のタタキの起源に関してはいくつか諸説がありますが、土佐造りと言われている程、土佐発祥が有力なようです。土佐藩主・山内一豊が遠江(今でいう静岡県西部)の掛川藩から移動してきたのちに、食中毒防止を理由として鰹の刺身を禁じたため表面のみを焼いて焼き魚と称して食べられたのが始まりと言われ、鰹のタタキの命名者は土佐藩12代藩主の山内豊資とされています。

土佐名物クジラ

土佐名物クジラ

写真:大川原 明

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土佐湾は日本有数のクジラの棲息域であり、古くからクジラの漁場としても知られております。かつては日本各地で捕鯨がおこなわれておりましたが、現在は捕鯨は限られた場所でおこなわれています。捕獲量が制限されているが、高知では調査捕鯨の対象となったミンククジラをとっており、様々なクジラ料理を食べることができます。

調理方法はいくつかあるのですが、クジラの刺身や、ハリハリ鍋、クジラの竜田揚げなどで出されています。クジラの味は淡泊で、身は少し堅いです。若い世代の方々は、クジラを食した事がない人が多いと思いますが、ここに来たら、是非とも、土佐名物のクジラを食してください。

他店の料理も一つのテーブルで!

他店の料理も一つのテーブルで!

写真:大川原 明

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一番の中には様々なお店があるのですが、屋台村の機能を持っており、食器の共同管理をしているために、一つのテーブルで複数のお店の品を注文する事が出来ます。支払いは、前払い制。複数人で行くのであれば、様々なお店の品を注文し、皆で共有すると良いでしょう。

おわりに

いかがでしたか?観光客にも地元の人々にも愛される「ひろめ市場」。本場土佐の鰹のタタキは他で食す鰹のタタキとは一味違います。新鮮で臭みがなく美味。他にも鯨等の土佐名物を食す事が出来ます。値段もお手頃価格で気軽に利用できる場所。雰囲気も抜群。是非、坂本龍馬を輩出した土地・土佐(高知)を訪れ、「ひろめ市場」を訪問してください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/11/14 訪問

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