小さな迎賓館に泊まる温泉宿?!伊豆天城・青羽根温泉「山翠」

小さな迎賓館に泊まる温泉宿?!伊豆天城・青羽根温泉「山翠」

更新日:2016/02/10 13:44

「山翠」は、天城湯ヶ島にある部屋数わずか5部屋の小さな温泉宿です。伊豆の温泉でも、あまり知られていない「青羽根温泉」に入れる珍しい宿で、泉質は、美肌効果抜群のトロトロの湯! とろけるようなまろやかな質感の源泉かけ流しの極上の湯に入ることができ、伊豆の海や山の幸をたっぷり使った料理を頂けます。宿名で「迎賓館」と謳っているように、規模は小さいながら、まるで迎賓館のような居心地を味わえる「山翠」をご紹介します。

温泉通でも知らない?!青羽根温泉!

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ご紹介する「山翠」は、東名高速道路「沼津IC」から、有料道路「伊豆中央道」「修善寺道路」を経由し、修善寺方面から河津方面へ車を走らせた国道136号線沿いにあります。

こちらは、宿の外観です。一見、普通の民家のようなイメージの建物で、入口の門に掛かっている「山翠」の看板が無ければ、分からず通り過ぎてしまうほど、とてもひっそりとしている小さな宿です。ここは「伊豆天城温泉郷」の青羽根地区にあって、温泉郷の中で最も有名な温泉地は「湯ヶ島温泉」。その界隈に、嵯峨沢温泉・月ヶ瀬温泉・吉奈温泉など、七つの温泉地が点在しており「天城七湯」と呼ばれています。

この宿で入れる「青羽根温泉」は、天城七湯の一つで、最も美肌に効果あり!の湯とされています。そんな青羽根温泉に入れる宿は、数えきれる程度しかなく、伊豆の中でも、あまり知られていない温泉に入れる珍しい宿なんです。
早速、門をくぐって中に行ってみましょう!!

煌びやかよりもシンプルが勝る!素朴で寛げる空間

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こちらは、宿にある庭園です。
宿の正面入口は、車の往来が激しい国道に面していて、騒がしいのですが、宿に入ったとたん、静かで落ち着ける空間が広がっています。この庭園は、入口から真っ直ぐ進んだところにあり、白く綺麗に敷かれた敷石や飛び石など、趣のある日本的な情緒を醸し出しています。庭園の後ろ側は、田畑や自然の山並みが見られる自然豊かな光景です。

宿に到着すると、その景色が眺められるダイニングルームでお茶を出してくれるので、ほっと一息つくことができます。迎賓館のように、素晴らしく高価で立派な家具などの調度品はありませんが、時の経つのを忘れてしまうほど、のんびりとした贅沢な時間を過ごせますよ。

温泉を独り占めできる!贅沢なバスタイムは如何でしょうか?

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景色を堪能したら、今度は温泉で癒されてみませんか?
宿には、内湯・露天風呂の2種類あり、こちらは内湯です。ここで使われている青羽根温泉は、お肌の新陳代謝を促す働きがある「メタケイ酸」を多く含んだ温泉。入ると、ぬめぬめしたような不思議な感触の湯を楽しめます。肌のキメを整え、素肌を再生してくれるかのような極上の泉質。どちらも貸切で利用することができ、しかも源泉かけ流しの温泉に入れるなんて、滅多にありません。

露天風呂は、先程ご紹介した庭園の裏側にあり、岩風呂風のお風呂です。内湯は陶器で作られた浴槽なので、体の当たり心地も滑らかでお勧めです!

【温泉データ】
泉質:ナトリウム・硫酸塩温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
源泉温度:51.1度

伊豆の食材をふんだんに使った豪勢な料理!

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温泉に加え、料理の良し悪しで宿の良さが問われるところですよね。
こちらは夕食です。伊豆で獲れた鮑やエビの刺身、伊勢海老のボイルなど、季節によって内容が異なりますが、お値段が張る素材を惜しげもなく使った料理を味わえます。料理に合ったお皿に盛り付けられ、見た目も斬新! 鮑の刺身を食べてみると、新鮮なためか、コリコリとしたしっかりとした歯ごたえがたまりません。料理によく合う日本酒もあるので、お酒と一緒に食べると格別です! 豪華な料理を頂けて、まるで貴族になったかのような気分を、きっと味わえることでしょう。

おわりに

伊豆半島のほほ中央に位置した場所にあるので、伊豆の観光拠点にもお勧めで、素泊まりも出来ますよ。洋室・和室などの違うタイプの客室が5部屋しかなく、収容人数が少ないので、より静かに過ごせます。

「山翠」は、優美に装飾された煌びやかな空間は無いけれど、源泉かけ流しの温泉、満足いく食事、自然溢れる眺めなど、まるで迎賓館に居るかのような、贅沢な時間をたっぷり満喫できる宿なので、是非訪れてみては如何でしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2011/12/01 訪問

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