写真:村井 マヤ
地図を見る浄土寺の重要文化財でもある庫裡(くり)で受け付けをして、貴重な国の重要文化財である庫裡内へ。浄土寺の建物は、古くは鎌倉時代までさかのぼり、近くて江戸時代の建物など、いずれも歴史を感じさせるものばかり。今回の「お守り作り体験」も、そんな歴史ある建物内で行われます。最初に庫裡の板の間に通されると、一人ひとりに写真のような箱(折敷)が渡されます。箱の中には、お守り作りに必要な物が入っています。
写真の木の札は、お守り作りに大切なものです。この木札がお守りの要になるのです。でも、最初はただの木札!
箱の中に用意された、用紙にお名前、住所等を記入し、願ごとを書きます。「身体健康」「学業成就」「良縁成就」「技芸上達」「交通安全」「心願成就」から選びます。心願成就については、具体的にどんな願いかも書き込みます。これは、のちのち浄土寺の本堂で、御本尊である秘仏「木造十一面観世音菩薩立像」こと「身代わり観音様」の御前で御祈願されるものです。
写真:村井 マヤ
地図を見る願い事を決めたら、さていよいよ木札への焼印作業です。ものすごく熱く熱せられているので、すぐに出来上がりますが、意外に難しいのです。強く押しすぎても、弱すぎてもうまく焼印ができません。ここは平常心で!
写真:村井 マヤ
地図を見るずらっと並べられた美しいお守り袋!お守り袋と紐がセットになったものから、紐の色を自由に選べるタイプの2種。結構これが悩みます・・。お守り袋の紐を自分で通す作業をしているさなかも、お守りの紐の結び目(叶結び)の呼び方、お守りについての基本的なことをご教授くださいますよ。
毎日肌身離さず持つ「お守り」ですから、じっくりまたはインスピレーションで選びましょう!
お守り袋は、表に「幸守」とあり、裏に「浄土寺」と書かれています。表側に木札の焼印されている側がくるように入れます。しっかりと紐を結びましょう!お守り袋に木札を入れたら中を見てはいけませんよ!
ちなみに「叶結び」と呼ばれる結び目は、あらかじめ作られていますので、ピンセットを使用して、お守り袋に開けられている穴に通しましょう。裏表逆にしないように。
写真:村井 マヤ
地図を見る浄土寺本堂は、日本の中世密教本堂の代表例ともいわれる建物で、国宝でもあります。拝観の申し出をして見学は可能ですが、「お守り作り体験」では、ここで祈願することができますよ。お坊さんによる祈願ののち、自らも観音様とつながっている紐を通じて祈願することができるのです。観音様は、秘仏であり平安時代中期の作で重要文化財でもある「十一面観世音菩薩立像」です。
実は、平成28(2016)年は、秘仏の「御開帳」の年です。春季は5月1日(日)から6月19日(日)まで。秋季は、9月18日(日)から11月20日(日)までです。詳細は、下記MEMO浄土寺HPの「御開帳」のページをご覧ください。
写真:村井 マヤ
地図を見る本堂での祈願を終えるとまた、もとの場所に戻って来ます。そこで「魂入れ」されたお守りがお手元へ。お守りが手元に戻ってきたら、自分で抹茶を点てて一服。心がすうっと軽くなるような、すっきりとした気持ちになれます。
「魂入れ」されたお守り袋の中の木札は、もうただの木札ではなく、「仏様そのもの」です。お守りは、身に着けてこそご利益があるもの。大切に引き出しなどににしまったままにしないように・・。鞄や財布、もしくは昔のように長い紐にくくって、首にかけても。いつも身に着けてくださいね。
「お守り作り体験」は1人2000円です。月に1度か2度行われる予定です。日程などは、浄土寺HPなどに掲載されます。下記MEMOをご参照ください。
なお、決定している日時は、3月6日(日)、4月3日(日)、いずれも14時からです。予約が必要ですので、直接浄土寺へ申し込みをしてくださいね。
もし、体験終了後お時間があれば、国宝や重要文化財だらけの浄土寺をくまなく散策しましょう。先人の素晴らしい宝に感動しますよ。
自分だけの「お守り」を手にすると不思議と温かい気持ちに・・。願い事が成就されたら、感謝の気持ちも忘れないでくださいね。でも「お守り作り体験」をされた方は、きっとそんな方ばかりではないでしょうか・・。「お守り」は1年したらまた浄土寺へ。その時また自分だけのお守り作りをされるのもよろしいですよね。
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(2024/4/25更新)
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