相撲の町として知られる両国、JR両国駅で電車を降りると、コンコースには元横綱三重の海、元関脇長谷川の優勝額が掛かっていて、満員御礼の垂れ幕も下がるようになっています。そして、駅や街中で浴衣姿のお相撲さんを見かけることがよくあります。また、あちらこちらで「ちゃんこ鍋」の看板を見かける他、最近ではモンゴル料理の看板も見られます。3横綱をはじめ、モンゴル出身の力士が沢山いるからでしょうね。自然とテンションがあがってきます。
本場所開催中は、国技館が近づいてくると色鮮やかな幟(のぼり)が見えてきて、ワクワク気分が最高潮に!! 入り口付近は、お目当ての力士の入り待ちをする相撲ファンで混雑しています。
大相撲の本場所は、年に6回行われていますが、両国国技館では1月、5月、9月場所の3回が開催されています。場所が開かれていないときでも、相撲博物館や売店でのグッズ購入など楽しむことができますが、ぜひ一度、実際に本場所で大相撲観戦をしてはいかがでしょうか♪
本場所は、午前10時から始まり、序ノ口や前相撲など若い力士たちの取り組みが見られます。幕内力士の取り組みは午後からですが、できれば午前からの観戦をお勧めします。未来の横綱候補を探すもよし、館内を見学するもよし、お腹がすいたら「ちゃんこ」だって味わうこともできます♪
両国国技館で、一日たっぷり大相撲を楽しんじゃいましょう!
大相撲のチケットは、国技館の切符売り場やコンビニ、インターネットなどで販売していますが、相撲案内所での購入もお勧めです。
1400年の歴史と伝統を持つ「大相撲」。国技館内には20軒の案内所があります。それぞれの案内所は屋号を持ち、その昔は「お茶屋」と呼ばれていました。江戸時代には、大相撲の他にも歌舞伎や芝居小屋などにも「お茶屋」があったということで、両国国技館の「案内所」でも、チケットの手配の他にも、席への案内、食事やお土産も準備してくれます。
案内所でのチケット購入は「升席(ますせき)」と呼ばれる4人ずつに区切られた座布団の席のみですが、土俵も近く、力士たちの熱い取り組みを楽しむことができますよ♪
なお、相撲案内所でのチケット購入は、電話またはインターネットでの予約となります。そのとき、お弁当とお土産の予約も一緒にできますから、いかがですか!?
さあ、いよいよ国技館への入場です♪
入り口での切符もぎりは、往年の名力士、親方衆がしてくれます。「あっ、テレビで見たことがある!」という往年の名力士が切符を切ってくれるかも‥‥
正面入り口は大きな錦絵で飾られていて、絶好の記念撮影スポットです。また、人気の遠藤関にお姫様抱っこしてもらえる、という等身大顔出しパネルもあります♪
一般のチケットの方は、正面入り口から館内に入り、自分で席を探さなければいけませんが、案内所を通じてチケットを購入すると、案内所入り口からの入場となります。「案内所」と書かれた入り口を入ると、赤い提灯や造花で飾られ、昔ながらの情緒ある雰囲気です♪
高砂屋、紀乃國屋、大和屋‥‥と、屋号の書かれた20軒の案内所が並んでいますので、チケットの裏に書かれた番号の案内所に行き受付をします。たっつけ袴姿の「出方さん」が、前もって注文しておいたお土産、お弁当などを持って、広い場内を席まで案内してくれます♪
席に着くとまず、テレビで見るよりずっと広い館内と、立派な土俵に感動するでしょう。序ノ口や前相撲の取り組みはもう始まっていて、未来の横綱を探すのも楽しいのですが、今のうちに館内を探索してはいかがでしょうか!
まずは、人気グッズが売り切れになる前に売店へ!大人気の手ぬぐいや、番付表、力士チョコやクッキーも人気です。お勧めは国技館地下の工場で作られている、名物の焼き鳥!冷えても美味しいので、観戦のお供に最適です♪
地下一階の大広間で振る舞われている「相撲部屋特製ちゃんこ」は250円でサイズもお手ごろ!小腹がすいた時にはピッタリです♪
また、相撲博物館では錦絵や番付、化粧まわしなど相撲に関する資料が見られる他、特別上映の映像もあります。
座席で飲食が楽しめるのもまた、大相撲の魅力の一つです。売店で買ったお弁当や案内所で頼んでおいたお弁当、お気に入りのスナックやお菓子を楽しみながら観戦しましょう♪各升席には、お茶の準備もありますよ!
午後2時過ぎくらいになると、幕内の力士がぞくぞくと国技館入りするので、入り口を出てお気に入り力士の「入り待ち」に挑戦するのもいいですね。あくまでも、サインをねだったり、個別の声掛けはNGです。行儀よく声援をおくりましょう!
午後3時半を過ぎると、いよいよ幕内力士たちの土俵入りです。人気力士たちが色鮮やかな化粧廻しを締めて、土俵を一周します。会場から歓声が上がり、一気に華やかな雰囲気になります。
そして‥‥太刀持ち、露払いを従え、いよいよ横綱の土俵入りです。古式にのっとった一連の動作は美しいものです。四股を踏む横綱に、観客からは「よいしょ!」の声が掛かります。
中入り(取り組み開始までの休憩時間)後、いよいよ幕内の取り組みの始まりです。大きな体の力士たちの「バシッ!」というぶつかり合う音、頭がぶつかり合うと、「ゴンッ!」という音も聞こえてきて迫力満点です。それぞれの力士のルーティーンを直で見るのも楽しいですよ!
午後5時を過ぎた頃には、三役の取り組みが始まり、会場の興奮も最高潮に!大きな取組には数え切れないほどの懸賞旗が並びます。ちなみにこの懸賞、希望すれば幕内取組のみ、誰でも応援している力士の取組に「懸賞」を掛けることができますが、一本6万円以上で1場所15本以上からの受付ということですから、ちょっと難しそうですね(笑)
取組終了後には「弓取り式」千秋楽には「三役揃い踏み」も見逃さないでくださいね!
朝から夕方6時ごろまで、たっぷり一日大相撲を満喫したら、その興奮をそのままに、両国にたくさんある「ちゃんこ鍋屋さん」で、夕食はいかがですか!?
JR両国駅西口から徒歩10分の「割烹 吉葉」は、店の中央になんと!本物の土俵があるんです!
このお店、じつはかつて宮城野部屋という相撲部屋だったのです!
また、月、水、金、土曜日には相撲甚句が楽しめます。相撲甚句とは力士が土俵上で代わる代わる渋い節回しの歌を唄い、それに合わせて数人の力士が手を打ちながら踊ります。江戸時代末期から花相撲や巡業で行われています。
大相撲の締めくくりには「ちゃんこ鍋」で、相撲の余韻を楽しみましょう!
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(2024/4/19更新)
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