必見!天孫降臨の聖地「霧島東神社」のパワーを感じる4ヶ所

必見!天孫降臨の聖地「霧島東神社」のパワーを感じる4ヶ所

更新日:2016/02/01 18:18

霧島東神社は、霧島六社権現と称される6つの神社の一つ。標高500mの高台にあり、伊邪那岐尊(イザナギノミコト)・伊邪那美尊(イザナミノミコト)を主祭神として祀り、第十代崇神天皇の代に霧島山を信仰の対象とする社として創建されたと言われています。

かつては噴火が多く厳しい自然の象徴として信仰の場とされており、パワースポットとしても有名。霧島東神社で、特にパワーを感じる4つのスポットをご紹介します。

数々の神が宿る神聖な神社

数々の神が宿る神聖な神社
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霧島東神社はかなり急な坂を登り、森に包まれた所にある為、下界とは全く違う空気を感じます。駐車場に着いて、最初に見えるのが鳥居。その奥には鬱蒼とした森と石段が続いていて、まるで未知の世界がその先に広がっているような、不思議な感覚に陥ります。

主祭神は伊邪那岐尊(イザナギノミコト)・伊邪那美尊(イザナミノミコト)ですが、 天照大神(アマテラスオオミカミ)・瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)・天忍穂耳尊(アメノオシホミミノミコト)・彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)・鵜葺草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)・神日本磐余彦尊(カムヤマトイハレヒコノミコト・神武天皇の別名)が配祀されていて、実にたくさんの神様がいらっしゃる所なのです。

1.霧島東神社から望む、龍が住む『御池(みいけ)』

1.霧島東神社から望む、龍が住む『御池(みいけ)』
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御池は、約4.600年前におこった噴火の火口に、地下水が溜まって出来た、直径約1km周囲3.9kmのほぼ円形の火口湖。霧島東神社は、この湖の西北に位置します。
霧島山岳信仰の基盤を作った性空上人(しょうくうしょうにん)が、この池のほとりで修業をしている際に、九頭の神龍が現れ、宝珠を渡したという言い伝えがあり、また、神武天皇が幼少の頃、皇子港の水辺で遊んだという伝説も残っています。

晴れた日には、霧島東神社からこの御池がよく見え、その美しい姿は、何か神がかったものを感じずにはいられません。

2.神水溢れる、神龍の泉『忍穂井』

2.神水溢れる、神龍の泉『忍穂井』
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鳥居を潜るとまず右手にあるのが、龍神の安息地として伝えられている神龍の泉「忍穂井」。社の中に泉があり、常に水を湛えていて、看板には、『この池は龍神の安息池にして太古より霊泉として効験あらたかなり されど東方よりこの池に女人の影が映ずれば 忽ち異変ありと伝へらる (一名 鏡井ともいう)』とあります。
つい中を覗き込みたくなりますが、女性は覗き込んではいけないとされていますので注意しましょう。

また社には、『御池と陰陽の対をなす霊泉とされる。再拝の念を以って汲み出だしたる神水は、些かも不敬の扱いあるべからす』と書かれています。

この社の隣に、山からの水が溢れ出ている所があって、その場で飲む事も出来ます。
但しくれぐれも取り扱いにはご注意を(笑)。

3.荘厳な姿の社殿に潜む龍たち

3.荘厳な姿の社殿に潜む龍たち
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深い鎮守の森の中、厳かな雰囲気が感じられる石段参道を上がっていくと、神門の前に一対のご神木があります。かなり樹齢があると思われる杉の木には注連縄が飾られ、そこから拝殿までは一直線上で、一気に見る事が出来ます。更に反対を向くと眼下に御池が。

参道をまっすぐ歩き、最上段の境内には朱塗りの柱と白く塗られた壁の荘厳華麗な拝殿あります。度重なる霧島山の噴火により、復興造営を重ねていて、現在の社殿は享保12年(1722年)の造営により、幾度かの改修を経て今に至っています。
そこで見つけて欲しいのは、殿内奥の向拝柱に彫られた雌雄一対の龍柱。この神社が如何に龍にも深く関わりがあるかを物語っています。

4.命のパワー感じる倒木更新のサカキ

4.命のパワー感じる倒木更新のサカキ
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拝殿、本殿の横にあるこの不思議な木を見つけて下さい。 大木の朽ちた切株から新しく芽が出て、若木として成長しています。命が引き継がれていく様を見る様で、とてもパワーを感じますね。

倒木更新を起こす樹木は、大体松や杉などの針葉樹が多いと言われていますが、これはサカキという木だそうで、もう何十年も前に倒れたものだそうです。サカキと言ったら神棚や祭壇にお供えする木として知られていますが、やはりこれも、神様のお力なのでしょうか。

これだけじゃ物足らない人に

霧島六社権現(きりしまろくしゃごんげん)と称されるのは、宮崎県と鹿児島県の県境にある霧島山の周辺にある、霧島神宮、霧島岑神社、霧島東神社、東霧島神社、狭野神社、夷守神社の事で、それぞれにパワースポットとして人気の神社。全神社を回るのも良いかもしれませんが、今回は特にお勧めの霧島東神社をご紹介しました。

紹介しきれない見所はまだまだたくさんあって、時間と健脚をお持ちなら、ぜひこの神社の社宝である、高千穂峰山頂(標高1574m)にある「天の逆鉾(あまのさかほこ)」を見に行って下さい。神社の裏から登山道がありますが、高千穂までは約3時間半ほど。
軽い気持ちでは行けない所ですけれどね!

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/01/05 訪問

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