写真:小林 理沙
地図を見る「オテル・リャフランク(Hotel Llafranc / Hotel Llafranch)」は、1958年にホセ、マリオ、マヌエルのビスベ3兄弟が開いたホテル。アーティストだったマヌエルさんの影響で夏、にはホテルで有名人を迎えてのパーティーが多く開かれていたことで、よく知られるようになった人気の宿です。
パラフルジェールには主に3つのビーチがありますが、その中で、オテル・リャフランクのあるリャフランクビーチの砂の粒子が一番細くサラサラした質感で、素足でも気持ち良く歩けます。
ロケーションは1階がレストランになったホテルが軒を並べる地域にあり、飲食の場所には困りません。ビーチはすぐ目の前に開けていますから、海水浴をして疲れても、すぐにホテルに戻ってシャワーが浴びれたりと便利です。快適なホテルに滞在してリゾート気分を楽しんでください!
写真:小林 理沙
地図を見る同じコスタ・ブラバの街ポルト・リガトに邸宅を構えていたサルバドール・ダリと、マヌエルが友人だった頃から、たまにダリがホテルに遊びに来ていたのだとか。これは。マヌエルの甥っ子のジョセップ・マリア(現オーナー)談。そんな逸話が聞けるのも貴重な体験!レストランのカウンターの壁に飾られたダリとマヌエルのポートレートは、ホテルを象徴する写真になっています。どことなく雰囲気も似ていますね!
また1階のレストランの奥の壁には、リャフランクを訪れた有名人のサイン入りの写真が飾られています。往年のハリウッドスターのエリザベス・テーラー、カーク・ダグラス、ソフィア・ローレンやシルベスター・スタローン。また英国元首相マーガレット・サッチャー、F1ドライバーのジャン・アレジ、アイルトン・セナ、フェルナンド・アロンソ、テニスプレーヤーのラファ・ナダルや、サッカー選手のアンドレス・イニエスタや歌手のフリオ・イグレシアス、フラメンコ・ギタリストのパコ・デ・ルシア・・・と数えきれないほど。彼らを始めとするたくさんの写真を見るのも興味深いものです。
さらに、創立者の一人マヌエルの友人だったダリの作品がいくつも惜しげもなく飾られており、小美術館と言っても過言ではないほどです。
3つ星ホテルながら著名人に愛されている理由は、なんと言ってもスタッフの礼儀正しさや家族的なフレンドリーさが挙げられます。たいていレセプションにいる現オーナーも気取らず気さくです。
写真:小林 理沙
地図を見るどの部屋からもwifiが利用でき、ゆったりとした部屋に大きなベッドが設えてあります。その他ソファーとテレビ、クローゼット、エアコン、ミニバー、貴重品入れがあり、また、広いバスルームにはバスタブ、ヘアドライヤー、シャンプーシャワージェル、シェーバー、歯みがきセット、靴みがき、シャワーキャップ、ソーイングセットのアメニティーが揃っています。スリッパはないものの、歯ブラシがなかったり、シャワーのみの3つ星ホテルが多い中では気が利いています。
写真:小林 理沙
地図を見る海岸に面した部屋にはテーブルが置かれたバルコニーがあり、暖かい季節はそこに座って潮風を感じるのも素敵。寒い季節はカーテンを開けるだけで海が真正面に見えます!清潔で大きなベッドで快適に過ごせます。
海のリゾートと言えば、避暑地として過ごす夏を思い浮かべる方も多いと思います。ヨーロッパの長い夏休みを利用して多くの観光客が訪れる夏はにぎわい、雰囲気も浮かれ気味のまさにバカンス気分ですが、オフシーズンとなる冬場はまた別の魅力があります。まず、夏のハイシーズンとは違いレストランに並ばずに入ることができます。また、宿泊費も下がります。そしてパラフルジェールではグルメ泣かせのイベントも冬季限定であるため、夏に限らず、年間を通していつでもオススメできます。
写真:小林 理沙
地図を見るグルメなオーナーも朝食をとる、ホテル1階部のレストランです。地中海料理を基調に伝統的でヘルシーな料理が食べられます。
冬季1月中旬から3月下旬にかけて、1992年から続く恒例の「ガロイナーダ」というウニを中心とするコース料理の「食」イベントがパ、ラフルジェールの街をあげて開催されます。この「ガロイナーダ」には、「オテル・リャフランク」のレストランも含めた10軒ほどのレストランが参加しています。ホテル宿泊と「ガロイナーダ」コース料理が楽しめるパッケージ旅行もあるので、冬にコスタ・ブラバにいらっしゃる方は、パラフルジェールの「ガロイナーダ」でウニを召し上がってみませんか。
ホテルの朝食は海岸に面したレストランの一室で取ります。きらめく海を見ながら食べるビュッフェ形式の朝食は、まさにプライスレス!飲み物も種類豊富、牛乳、コーヒー、お茶、フレッシュジュースの他に何とワインまであります。ハム、チーズ、フルーツ、など新鮮な食材が並んでいます。
スペインの地中海側の朝食を体験したい方におすすめなのは、完熟トマトをその場で切り、トーストしたパンにトマトを擦り付け、オリーブオイルをたらし、好みで塩をかけて食べるパン・コン・トマトもしくはパ・アンブ・トマカという名物料理の一品。また、シリアル類や、ベーコン、目玉焼きなどの英国式朝食も用意されています。
海辺のバカンスはのんびりと過ごすだけでも十分ですが、リャフランクビーチに隣接する小さな港ではヨットの操縦を学べたり、小型船で魚釣りなどをしたりとアクティビティーも待っています!
また、運が良ければ「アバネラス (Habaneras)」という、海で聴くのにうってつけの和むメロディーの音楽の生演奏も各地のバルやレストランで聞けます。この音楽は、キューバからコスタ・ブラバに移住してきた人たちがもたらし、この土地に定着したもので、名前もキューバの首都ハバナが由来となっています。
ちなみにリャフランクはジャフランクと発音する場合もありますので、ご参考にください。
海の真前にあり、部屋は清潔で広々として食事もおいしいと三拍子揃ったパラフルジェールの宿「オテル・リャフランク」をご紹介しました。著名人も虜にした家族的なおもてなしの宿に泊まってみませんか。
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(2024/4/25更新)
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