伊豆稲取「雛のつるし飾りまつり」その見どころと巡り方

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伊豆稲取「雛のつるし飾りまつり」その見どころと巡り方

伊豆稲取「雛のつるし飾りまつり」その見どころと巡り方

更新日:2017/02/24 18:40

波奈 美月のプロフィール写真 トラベルjpナビゲーター 波奈 美月 旅行ブロガー

娘の成長を願う"雛のつるし飾り"。その発祥の地、伊豆稲取の「雛のつるし飾りまつり」は全国に知られています。2017年の開催は、1月20日〜3月31日。メイン会場は「文化会館 雛の館」と「むかい庵」、協賛会場は「なぶらとと」と「収穫体験農園 ふたつぼり」となります。
2月23日〜3月5日には「素盞嗚神社 雛段飾り」を開催!神社の石段118段に雛人形と雛のつるし飾りが並ぶ絶景を楽しむことができますよ。

会場は4箇所!効率良く巡ろう

写真:波奈 美月

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「雛のつるし飾りまつり」の会場は4箇所。「収穫体験農園 ふたつぼり」以外の会場は比較的近接しているので、交通機関で訪れた場合、徒歩で巡るつもりでいましょう。
4会場を巡るバスの運行は、例年2月10日〜3月10日の土日祝、午後のみとなります。2017年の詳細は、下記のMEMO「東伊豆観光サイト e-ize」よりご確認ください。

近接する3会場については「伊豆稲取駅→(約20分)文化公園 雛の館→(約10分)なぶらとと→(約10分)むかい庵→(約10分)伊豆稲取駅」という巡り方がお薦めです。

写真:波奈 美月

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「収穫体験農園 ふたつぼり」は、稲取駅から徒歩30分、「文化公園 雛の館」からは徒歩20分ほどかかり、坂道であることから車の利用がお薦め。
ただし「みかん狩り」をする場合、稲取町内(まつり会場・稲取駅・ホテルなど)なら送迎してくれます。この機会に「みかん狩り」を楽しむのも良いですね。詳細は、下記のMEMO「収穫体験農園 ふたつぼり」よりご確認ください。

「ふたつぼり」は、稲取の古民家に"雛のつるし飾り"が飾られている様子を再現した会場。無料で見学することができます。庭園にある樹齢約400年の「鳳凰の松」は、羽を広げた鳳凰のような美しさで必見!

それぞれの会場の魅力をご紹介!

写真:波奈 美月

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まず訪れたいのは、メイン会場の「文化公園 雛の館」。もっとも規模の大きな会場です。入館料は300円(「むかい庵」との共通券は500円)で、まつり期間内は近くに臨時駐車場が用意されます。

入口正面にある6,009個のお飾りを使った「ジャンボつるし飾り」は大迫力!展示されている"雛のつるし飾り"はなんと100対(約11,000個の雛細工)。「日本三大つるし飾り」の実物も見ることができますよ。

写真:波奈 美月

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もうひとつのメイン会場、雛の館「むかい庵」展示の"雛のつるし飾り"は約70対(約7,700個の雛細工)。江戸時代、藩主のお姫様が輿入れの際に持参したという由緒ある雛人形や、豪華な御殿付きの雛人形、海の中をイメージした現代つるし飾りなどが見どころです。

入館料は300円(「文化公園 雛の館」との共通券は500円)。海の横にあるので眺望が良く、駐車場からは伊豆大島や利島を眺めることができますよ。

写真:波奈 美月

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協賛会場「雛の館 なぶらとと」は、稲取漁港前の「きんめ処 なぶらとと」のすぐ裏にあります。アワビやサザエの貝殻をはめ込んだような装飾が素敵な建物で、すぐにわかりますよ。

見どころは、100年以上前に作られた"つるし飾り"や珍しい藤細工の雛人形など。小さな会場ですが、受付のかたから興味深い説明を聞くことができますよ。入館料は100円。駐車場は「きんめ処 なぶらとと」の横にあり(6台・無料・大型車不可)、脇にある階段で「雛の館 なぶらとと」へ行くことができます。

「つるし飾り」に込めた願い、知れば見方が変わります

写真:波奈 美月

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「つるし飾り」に込めた願いや本来の姿を知っていると、より興味深く見学することができますね。ちょっとご紹介しましょう。

従来の「つるし飾り」は、赤い5本の紐に11個ずつ雛細工を付けたものを2対作りました。合計110個の願いを込めた雛細工が雛壇の両脇を飾ったわけです。実は、1本の紐に付ける雛細工の数は変えることができます。ただし、5・7などの奇数にするそうですよ。

紐をつるす竹輪に巻く布は、必ず赤か紅白。赤は魔よけや疱瘡よけの色とされているからです。

写真:波奈 美月

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願いを込めた雛細工は、着物の端切れを利用し、中に綿を詰めて作られます。
現在は40種類ほどありますが、その原点は、長寿を願う「桃」・厄災がさる(去る)にかけた「猿っ子」・薬袋を意味する「三角」の3種類。時代を経るに従い、親が子供を思う気持ちから種類が増えていきました。

写真は「なぶらとと」に展示されている雛人形。両側を飾るのは、鈴木家(荒店酒店)に伝わる100年以上前に作られた"つるし飾り"です。

昔の稲取では、娘が成長し、成人・嫁入りといった節目を迎えると、雛人形とつるし飾りは新年の「どんど焼き」の時に焼いてしまう習慣がありました。そのため、古いつるし飾りや雛人形はほとんど残っていず、大変貴重です。

圧巻の美しさ!素盞嗚神社 雛段飾り

写真:波奈 美月

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「素盞嗚(すさのお)神社」では、毎年、雛祭りの時期になると、参道の階段を雛段に見立てた壮麗な「素盞嗚神社 雛段飾り」を開催!2017年の実施期間は、2月23日〜3月5日(展示時間:10時30分〜15時)です。

素盞嗚神社は、「むかい庵」から徒歩約5分の場所にあります。神社付近に駐車場が無いので、お車の場合、「むかい庵」の駐車場に駐車しましょう。少々坂道を登りますが、海をのぞむ高台にあるので絶景を眺めることができますよ。

写真:波奈 美月

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118段の石段に雛人形が飾られ、その両脇に雛のつるし飾りが立ち並ぶ様子は圧巻!2017年から一段増えたことにより、段数日本一になりました。
会場にいる係のかたに、「雛段飾り」の前で写真を撮っていただけますよ。皆が揃って写っている写真、何よりの記念になりますね。

短期間の開催で、雨天・強風の日は中止となります。稲取の町と海を見守る壮麗な雛段飾り、見逃さないようにご注意を!

まつり期間のみ販売!きんつば「角石」

写真:波奈 美月

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「むかい庵」近くの道沿いに、「畳石(たたみいし)」と呼ばれる、ひときわ目を引く巨大な石があります。

この石は、慶長10年(1605年)〜寛永13年(1636年)の江戸城大修築の際、稲取の石丁場から築城石用に採取されたもの。町内には同様の石が10個あり、そのうちの代表格の見事な石で、東伊豆町の指定文化財となっています。

写真:波奈 美月

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そのすぐ後ろのお宅が、きんつば「角石(すみいし)」を販売する「畳石」。一般のお宅ですが、毎年「雛のつるし飾りまつり」の期間だけお店になります。

玄関に一歩入ると、沢山のつるし飾りや時代を経た雛人形の展示が目を楽しませてくれます。きんつばのほか、つるし飾りや小物類、可愛らしい這い子人形も販売していますよ。

写真:波奈 美月

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「角石」とは、城郭の角に用いられる築城石のこと。玄関前の畳石そっくりに作られ、焼印は彫られた文字にあやかった"角石 御進上 松平土佐守"と"帆掛け舟"の2種類。1個200円で、国産の小豆を厳選して使用し、甘味を抑えた上品な味わいで美味しいですよ。

製造元は「雛の館 なぶらとと」の前にある「甘味しるこや 悠遊庵(ゆうゆうあん)」。まつり期間のみの製造で、「畳石」だけにこの商品を卸しているそうです。この時、この場所でしか買えない限定商品。どうぞお見逃しなく!

「伊豆稲取 雛のつるし飾りまつり」と「河津桜まつり」、併せて行くのがお薦め!

2月10日〜3月10日までの土日祝、「むかい庵」から4つの会場を循環する周遊バスが運行されます(13時〜16時・30分間隔)。利用すれば、協賛会場「ふたつぼり」にも行きやすくなりますね。

まつりの期間中、文化公園はイルミネーションで飾られ(点灯時間:19時〜21時30分)、"つるし飾り制作体験教室"や"雛の茶会"などのイベントも開催されます。詳細は、下記のMEMO「稲取温泉旅館協同組合公式サイト」でご確認ください。

近くの河津町では2月10日〜3月10日の間、「河津桜まつり」を開催!「雛のつるし飾りまつり」と併せて訪れてはいかがでしょうか?「河津桜まつり」については"たびねす"の別記事で紹介しています。下記のMEMOよりぜひご覧ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/03/06−2016/01/20 訪問

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