「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」高い仏塔と真っ白な涅槃仏のアユタヤ人気観光地

「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」高い仏塔と真っ白な涅槃仏のアユタヤ人気観光地

更新日:2018/06/25 19:32

タイのアユタヤは世界遺産であり、そこで一番人気の観光地と言われるのがワット・ヤイ・チャイ・モンコン(Wat Yai Chai Mongkon)です。高さがある仏塔とそれを取り囲むようにある多くの仏像。そして巨大な涅槃仏があり、世界中から観光客が集まる場所です。

今回は階段を上がって周囲を眺めることが出来る仏塔と、すぐ近くにあるタイのパワースポットの白い涅槃仏をご紹介します。

ワット・ヤイ・チャイ・モンコン(Wat Yai Chai Mongkon)とは

ワット・ヤイ・チャイ・モンコン(Wat Yai Chai Mongkon)とは
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ワット・ヤイ・チャイ・モンコンはアユタヤ王朝時代の1357年に作られました。寺院としては極めて古い場所となります。その初代王がラーマーティボーディー1世 (Ramathibodi I 在位1350〜1369年)です。ラーマーティボーディー1世はウートン王(King Uthong)とも呼ばれていました。日本では室町時代、足利尊氏が楠木正成を湊川の戦いで破り、室町幕府を作って数十年後のことです。

ラーマーティボーディー1世はセイロン(現スリランカ)に留学していた修行僧のために、僧侶が戻って来た際の瞑想用の寺院として建立したのがここなのです。

高さ72メートルの仏塔があります。1592年のビルマ(現ミャンマー)との戦いで勝利した記念塔なのです。19世ナレスアン王とビルマ王子が象に乗って一騎打ちし、勝利したとされています。ナレスアン王は過去にビルマに人質として送られましたが、そこで様々なことを学んでいます。その後、ビルマとの戦いに勝つことでアユタヤ王朝の再興を実現し、タイ族の誇りを取り戻したのです。

階段を上がる

階段を上がる
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スリランカ様式の中央の仏塔は、参拝者と観光客が上まで行けるようになっています。塔の上部には大量の金箔がはられた仏像があります。

階段は全体的に手すりは無く、所々欠けたり、窪んでいたりします。また、途中からはかなり幅が狭くなりますので、登り降りは足元に気をつけましょう。

四方を眺められる仏塔の上

四方を眺められる仏塔の上
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仏塔の上部には回廊のような場所があり、歩いて回ることが出来ます。ここに来て下を眺めると、この場所がいかに仏像が多いかがよくわかります。中にはビルマ軍の侵攻によって壊された仏像もあります。

また、遠くを見渡してアユタヤを一望することが出来ます。遠くまで見渡せるこの場所は、アユタヤの中でも特徴的です。寺院に多い朱色の屋根と多くの木々による緑のコントラストは、とても美しいと感じることでしょう。

仏塔の裏手に回る

仏塔の裏手に回る
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仏塔の周囲を歩くことが出来ます。正面から見て真後ろ側に来ると、このように真っ白な仏像があります。白い仏像や、黄色い袈裟をかけている様子は日本では見られない姿です。

真っ白な涅槃仏

真っ白な涅槃仏
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ワット・ヤイ・チャイ・モンコンの見所は仏塔だけではありません。ぜひとも訪れてほしいのがこちらの漆喰で作られた真っ白な涅槃仏です。日本にも涅槃仏はありますが、これほど巨大なものは存在していません。

仏像の足の裏にコインを貼って願い事をすると、その願いが叶うと言われているタイのパワースポットですので、ぜひともお試し下さい。

ワット・ヤイ・チャイ・モンコンは人気観光地

古い歴史があり、数多くの見所がある世界遺産アユタヤの中で、高い仏塔と白い仏像があるパワースポットがワット・ヤイ・チャイ・モンコンです。

白い仏像はアユタヤの中でもあまり多くはありません。アユタヤ観光ではぜひとも訪れてほしい場所ですので、足を運んでみて下さい。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/08/02 訪問

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