写真:よしおか
地図を見る能登半島は富山湾側を「内浦(うちうら)」、日本海側を「外浦(そとうら)」と呼び、各々の海は全く異なる顔を見せます。奥能登・能登町にある『恋路海岸』は能登半島の北東部に位置し、内浦に面しています。内浦特有の穏やかな波を象徴する恋路海岸は、青く澄んだ海水と白砂の浜をもつ美しい海岸です。
恋路海岸は、能登半島国定公園に指定されており、波穏やかな海岸に赤い鳥居と沖に浮かぶ島「弁天島」がある光景はとても神秘的です。
写真:よしおか
地図を見る海岸付近にある、寄り添うように座る青年と娘のモニュメント。この青年と娘は、深い愛で結ばれた「助三郎」と「鍋乃」です。
およそ700年ほど前に深い愛で結ばれていた2人の間に、鍋乃に想いを寄せる男が現れ、助三郎は男が仕掛けた罠によって恋路の海に命を落とし、その後、鍋乃も後を追って海に身を投げるという悲しい恋の伝説が長い時を経て今もなお恋路海岸に残っています。そうしたことから、この海岸一帯は「恋路」と呼ばれるようになり、2人を偲ぶ像が建てられました。
銅像の目の前からは、2人が人目を忍んで会っていたとされる「弁天島」を望むことができ、干潮時には島まで歩いて渡ることができます♪
写真:よしおか
地図を見る恋路海岸は、その名から「ラブロード」として能登のロマンチックスポットとなっています。恋路海岸には、ハート型の「幸せの鐘」が設置されており、この鐘をカップルで鳴らすと深く愛が結ばれると言われていることから、石川県内外の恋人達が訪れ、人気の観光地となっているんです。お越しの際はぜひ鳴らしてみてください♪
また、約3キロ先には能登半島の代表的な観光スポット『見附島(みつけじま)』があり、見付海岸には「縁結びの鐘」が設置されており、恋路海岸と見附島を結ぶ海岸は、「えんむすびーち」と呼ばれています。恋路に来た際は、見附島へも足を運び、幸せのパワーをダブルでいただきましょう!
写真:よしおか
地図を見る助三郎と鍋乃の霊を慰めるため、恋路海岸では、毎年7月に「恋路火祭り」が開催されます。その昔、村人たちが浜辺にかがり火を焚いたのが始まりとされており、お祭りには花火や大松明といった火が使用され、まさに“火”の祭典となります。
祭りは昼の部と夜の部に分かれ、それぞれ14時と21時にスタート。平成27年に日本遺産に認定された「能登のキリコ祭り」である恋路火祭りでは、巨大灯籠「キリコ」をメインに、大小2基を男女に見立て、勇ましいかけ声を出し合いながら町を練り歩き、恋路海岸へと向かいます。
夜には、花火やキリコの勇壮な海中乱舞もあり、恋路海岸は一気に幻想的な空間に♪この乱舞を見るために、毎年多くの観客が駆けつけ、浜辺は人山となります。一度は見ていただきたい能登のお祭りです♪
写真:よしおか
地図を見る恋路海水浴場は、平成18年をもって営業を休止していましたが、地元の方の熱い声により平成27年に「恋路ビーチ」として9年ぶりに公営海水浴場がオープンしました♪
海開きには、家族連れや友人連れで海岸が賑わい、各々に海に入って楽しんでいる姿を見ることができます。こじんまりとした広さの海岸ですが、アットホームで人気のビーチとなっています。
恋路海岸のすぐ近くには「体験交流施設ラブロ恋路」があり、ミネラルが豊富でリラックス効果があるとされる「海洋深層水」の湯につかることができます。能登のふるさと体験や、四季折々の能登の旬の味覚を堪能できる施設なので、宿泊をご検討されている方にオススメです♪
のと里山空港からお越しの際は、珠洲道路経由で約40分。金沢方面からお越しの方は、のと里山海道を通り、約2時間です。海岸近くに無料で停めることができる「恋路レストハウス駐車場」があるので、お車でお越しの方も安心です。
奥能登には美しい景色が待っています!奥能登のロマンチックスポットで、癒されてみませんか?
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(2024/4/26更新)
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