新鮮マグロは冬が旬!洞窟温泉も魅力の宿・和歌山「万清楼」

新鮮マグロは冬が旬!洞窟温泉も魅力の宿・和歌山「万清楼」

更新日:2016/01/21 19:04

森 のこのプロフィール写真 森 のこ おもに1人旅専門の旅行ライター、元編集者
和歌山県の沿岸の町、那智勝浦町にある「南紀勝浦温泉 万清楼」。勝浦港の目の前に位置し、勝浦港であがった新鮮マグロをはじめとした、地元の特産品をふんだんに取り入れた食事が好評の料理旅館です。同じ町内にある系列ホテルの温泉も利用できることから、温泉好きにも人気が高く、宿でのんびり温泉三昧し、日頃の疲れを癒したいという方にぴったりのお宿です。

勝浦湾一望!静かに過ごせる和風旅館

勝浦湾一望!静かに過ごせる和風旅館

写真:森 のこ

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万清楼は、同じ那智勝浦町にある客室数800室を有する巨大ホテル「ホテル浦島」の系列宿。客室数は全部で30室とこじんまりとした和風旅館で、宿泊客が少ない分、静かにのんびりと過ごせるのが魅力です。
宿は勝浦漁港に面しており、勝浦湾側の客室からは港の景色を一望することが可能です。写真は、夜の港を写した一枚。三方を山に囲まれていることから海が大変穏やかで、静かな波の音とともに、朝から晩まで心休まる風景を堪能できます。

勝浦産の生マグロに熊野牛に、この土地ならではの味覚

勝浦産の生マグロに熊野牛に、この土地ならではの味覚

写真:森 のこ

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万清楼の人気の理由は、なんと言っても食事の質の良さ。那智勝浦の新鮮食材を中心に、旬の味覚をふんだんに取り入れた和会席がいただけます。
特に人気なのは、目の前の勝浦港で上がった生マグロを使った料理で、宿泊プランの一つとしてマグロづくしのプランが用意されているほど。他にも地元の熊野牛や、今では滅多に食べられない鯨など、南紀勝浦ならではの食材を用いた料理の数々は、この土地でしか出会えない美味しさです。

帰るのを忘れるほど心地よい!?絶景の洞窟露天風呂

帰るのを忘れるほど心地よい!?絶景の洞窟露天風呂

写真:森 のこ

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万清楼の温泉は、季節や天候によってお湯の色が変化するというめずらしい温泉。静かな庭園風の大浴場で、湯の華の豊富な源泉かけ流しのお風呂を堪能できます。

また、万清楼の宿泊客は、系列であるホテル浦島のお風呂も無料で利用できます。ぜひ利用してほしいのは、ホテル浦島の名物露天風呂”忘帰洞”。名前の由来は、かつて紀州藩の徳川公が温泉に入浴した際に残した「帰るのを忘れるほど心地よい」という言葉からだそう。その名の通り、太平洋の絶景を眺めながら入る源泉かけ流しの乳白色の温泉は、いつまでもずっと浸かっていたくなる気持ちよさです。

万清楼からホテル浦島へは、ホテルの目の前から乗船できる無料の送迎船を利用して移動します。写真は、船から写した忘帰洞。洞窟を利用した温泉ということがよくお分かりいただけるのではないでしょうか。露天風呂の内部も、天井や壁などは洞窟の雰囲気をそのまま残しており、まさに洞窟風呂の趣です。

ホテル浦島内にはその他に同じく洞窟風呂である”玄武洞”と4つの大浴場、有料の貸切露天風呂も用意されています。万清楼の温泉と合わせて、ぜひ温泉三昧してきてください。

マグロの美味しい冬の時期がおすすめ

万清楼へのアクセスは、JR紀勢本線・紀伊勝浦駅から徒歩7分ほど。目の前にある勝浦港では毎週日曜日に「勝浦漁港にぎわい市場」と題した朝市が開催されていたり、市場でマグロの競りを見学できたりと、港町ならではの散策も楽しめます。
勝浦港では一年を通して複数の種類のマグロが水揚げされていますが、特に美味しい時期は、やはり脂がのる冬場だそう。マグロの王様と呼ばれる本マグロが水揚げされるのも冬から春にかけての時期のみです。ぜひこの季節に訪れてみてはいかがでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/09/20 訪問

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