写真：下川 尚子
地図を見るぐんま三大梅林をめぐるなら、立地的には秋間梅林→榛名梅林→箕郷梅林の順で回るか、もしくは箕郷梅林から逆のコースで回るのがスムーズ。ここでは、群馬県安中市「秋間梅林」からスタートするモデルコースをご紹介します。
秋間梅林は、秋間川上流の山間に広がる梅林。約50ヘクタールの土地に35000本の梅が植えられ、一斉に花開く姿は壮観。妙義山・浅間山と梅林が一緒に見られる風景も美しいです。
見頃は、2月下旬～3月下旬。3月5日（土）の「開花祭」を皮切りに、期間中はさまざまなイベントが行われます。代表的なイベントは、3月6日（日）の餅つき大会、3月20日（日）のモデル撮影会、3月21日（月・祝）の梅林ウォーキングなど。お時間の合う方は、イベントを楽しむのもオススメですよ！
写真：下川 尚子
地図を見る続いてご紹介するのは、高崎市の「榛名梅林」。秋間梅林より車で約20分程度です。
こちらは、420ヘクタールの広大な土地に、白梅（白加賀）を中心とした梅の花が咲き誇ります。その数、約12万本。東日本一のスケールです。
見頃は3月上旬～下旬。オススメの観梅スポットは「榛名文化会館エコール」の展望台。360度のパノラマで梅林を見渡すことができます。10分ほど歩いた丘陵地には遊歩道が整備されており、上州の山並みと梅の花を眺めるのもきれいです。
期間中のイベントは、3月20日（日）に「榛名の梅祭り」が開催。梅餅・梅ジュース・梅うどんなどの振る舞い、トテ馬車の運行、ステージイベント、スタンプラリーなどが行われます。
写真：下川 尚子
地図を見る榛名梅林周辺では、例年春、梅を使った「限定メニュー」が提供されるお店が多くあります。梅林めぐりを楽しむなら、この周辺でランチを取るのがオススメ。
梅味のうどんや、梅を使ったスイーツなど、提供されるメニューも個性も、お店によって様々です。この時期の限定メニューで、さらに季節感を味わってみてはいかがでしょうか。
写真：下川 尚子
地図を見るランチを終えたら、榛名梅林から20分ほど車を走らせ、次は箕郷梅林へ。
箕郷梅林では、3月1日（火）～3月下旬まで「みさと梅まつり」と題し、「善地会場」「蟹沢会場」の二会場で様々なイベントが行われています。代表的なイベントは、3月21日（月・祝）春の餅つき大会（善地会場）、3月13日（日）、20日（日）の青空芸能大会（蟹沢会場）など。
箕郷梅林も白梅が中心ですが、「善地会場」遊歩道では紅梅や河津桜も綺麗に咲きます。ぜひ散策してみてください。
写真：下川 尚子
地図を見る三大梅林をめぐったあとは、温泉で一休みするのはいかがでしょう。群馬は温泉天国。今回ご紹介したコースの周辺にも、「磯部温泉」「榛名湖温泉」「伊香保温泉」などの温泉があります。
筆者のオススメは、秋間梅林→榛名梅林→ランチ→箕郷梅林→伊香保温泉のコース。箕郷梅林から伊香保温泉は、車で30分程度の距離です。
伊香保温泉は、上州三名湯・群馬四大温泉にも数えられる名湯。石段街の風情も人気の温泉街です。お時間のある方は、一泊二日でゆっくりと堪能されるのもオススメです。
最後に、梅林めぐりを楽しむコツをまとめておきましょう。
まずは開花情報のチェック。梅の花を楽しむなら、開花状況はマメにチェックを（開花の時期になれば、ホームページなどで公開されています）。3つの梅林で見頃はそれほど違いませんが、それぞれチェックの上、お出かけされることをオススメします。
混雑状況については、見頃の時期は多少混み合うこともありますが、どこの梅林も広いため「人だらけ」になることは、なかなか起こりません。ただ、イベントの日は多くの方が訪れますので、三大梅林をスムーズにめぐりたいなら、少し工夫を。イベントの日を避けるか、時間を工夫して朝早く出かけるなどされる方が、無難です。
花の咲き誇る梅林は、春の訪れを感じさせてくれる、格別の美しさ。ぜひ、春のドライブにお出かけください。
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(2024/4/20更新)
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