王室タイ語で”召し上がる”バンコク「サヴォイ」は40年以上の老舗料理店

王室タイ語で”召し上がる”バンコク「サヴォイ」は40年以上の老舗料理店

更新日:2018/07/26 11:57

櫻井 れきのプロフィール写真 櫻井 れき タイグルメ冒険家/フードアナリスト/地域密着型ライター
タイの王室言葉で「召し上がる」という意味である「サヴォイ」。1972年創業の歴史と伝統のある老舗であり、今もなお老若男女に人気を誇るタイ料理レストランです。現在バンコクに8店舗、ほとんど街の中心部のショッピングモール内に支店を展開しています。

実はこのレストラン、門外不出のオリジナルレシピで作られた料理が存在しているのです。それでは今回は、その料理のいくつかをご紹介していきましょう。

サヴォイ名物「フレッシュ春巻」のレシピは創業以来、門外不出!

サヴォイ名物「フレッシュ春巻」のレシピは創業以来、門外不出!

提供元:Savoey Restaurant Best Thai Restaurant in Bangkok

http://www.savoey.co.th/地図を見る

さて、こちらのレストランの名物料理はこちら。皮がピンク色に色づけされた、その名も「サヴォイズ・シグネチャー・フレッシュ・スプリングロールズ」。つまり春巻のことです。
なんでもこちらの春巻、サヴォイ創業以来40年以上門外不出の秘密のレシピで作られたもので、それを知る者はごくわずかの料理人だといいます。
中身はピリ辛に炒められた豚肉ミンチと野菜。ピンク色の皮はすでに味付けされたものですので特にソースにつけずにそのまま食べることができます。
ピリ辛の中にもほのかに上品さを感じられる、他の春巻とは一味違ったテイストの春巻です。

こちらも名物料理!「豚スペアリブのハニーロースト」

こちらも名物料理!「豚スペアリブのハニーロースト」

提供元:Savoey Restaurant Best Thai Restaurant in Bangkok

http://www.savoey.co.th/地図を見る

「あなたが今まで街で見かけた中で最も美味なリブ!」という触れ込みの豚スペアリブです。
サヴォイが40年以上守ってきた、ハチミツを主体としたオリジナル特製ソースにつけこんだリブは、ローストした後食べやすいように一口大にスライスされて提供されます。
その甘辛く香ばしい風味に、トリコになってしまうこと請け合いですよ!

日本人にも大人気!「カニのカレー炒め」

日本人にも大人気!「カニのカレー炒め」

写真:櫻井 れき

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カニのカレー炒め「プー・パッド・ポン・カリー」。こちらは我々日本人をはじめ大変人気の料理で、多くのファンがいます。
巨大なカニ、カレーペースト、ココナツミルク、卵、そして数々のスパイスで炒められたこの料理は、古典的な調理法ながらも長年愛されています。
見た目は少し食べづらそうな感じがしますが、店員さんに頼めば殻をむきやすいように適当に割って持ってきてくれますので気軽に相談してみましょう。

そしてこちらのおすすめの食べ方は…。何と言っても、ソースを白いご飯にかけて食べることです!
コクのあるソースをたっぷり白飯にからめて食べると…。もうクセになってスプーンが止まりませんよ!

食感がクセになる!ピリ辛健康サラダ「ヤム・トゥアプー」

食感がクセになる!ピリ辛健康サラダ「ヤム・トゥアプー」

写真:櫻井 れき

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「ヤム・トゥアプー」は、日本では沖縄地方や小笠原諸島で栽培されている四角豆を使ったサラダです。
このサラダのおいしさのカギは、味付けに使うナムプリックパオという唐辛子ペーストとココナッツミルクにあります。こちらに、細かく刻まれたコリコリとした食感の四角豆、プリプリのエビをくわえて和えますと、この味付けとベストマッチ。いつまでも飽きない味で、いつのまにか一皿ペロリといけちゃいますよ!

バジルの香りがさわやか!「蒸しムール貝」

バジルの香りがさわやか!「蒸しムール貝」

写真:櫻井 れき

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大ぶりのムール貝にトムヤム味をベースとするスープと香辛料、たっぷりのバジルを加えて蒸したものです。フタを開けた瞬間に広がるバジルとトムヤムスープの香りは、なんとも食欲をそそります。
さっそく殻から身をはずし、ナムチム(タイのつけダレ)につけて食べてみましょう。スープと香辛料にじっくり蒸された芳醇な味わいが、今度は口いっぱいに広がりますよ。
鍋の底にはエキスをたっぷり含んだスープが残っていますので、殻でスープをすくって最後まで飲み干しましょう。

おわりに

40年もの歴史と伝統のある老舗レストランながら、いまだに古くささを感じることなく訪れるたびに新鮮な気持ちになるのは、オーナー、そしてスタッフの努力の賜物といっても過言ではありません。
昔から受け継がれるものは大切に受け継ぎ、そしてサービスやメニューなど、常に新しいことにもチャレンジしている姿勢が老舗たるゆえんなのでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。

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