写真:彰 伴治
地図を見る大船渡市の花にちなんだ「椿の里」の愛称で親しまれる盛駅。
その可愛らしい駅の看板は「三陸鉄道スマイルいわて盛駅」。
この名前は、岩手日報、河北新報、福島民報の3社が手を取りあって被災地に笑顔の花を咲かせ、その笑顔を全国に広げようと立ち上げた「すまいるとうほくプロジェクト」によって付けられました。
とっても元気がもらえる看板ですね。
写真:彰 伴治
地図を見る待合室の壁には、たくさんの有名人の色紙や観光地のポスター、地元の病院の看板などがところせましと飾られていてローカル色たっぷり。その周りを彩るひまわりは、すまいるとうほくプロジェクトにより飾り付けられました。
この待合室にはイスとテーブルがあり、地元の方や旅人と震災や復興のこと三陸鉄道のことなど、談笑しながら列車に乗るまでの時間を過ごすのはとても楽しいです。
写真:彰 伴治
地図を見る駅の中にはたくさんのオブジェが飾られていて、それらを見て回るのも楽しみのひとつ。
改札の無いこの駅は構内の出入りは自由。待合室から一歩出てみるとすぐ可愛らしいモニュメントが目に飛び込んできます。
「笑顔をつなぐ・・ずっと」は三陸鉄道のスローガン。運転士の下本修さんの作品。
その右側にあるのは、ここから二駅行った綾里(りょうり)駅のそばに鎮座する綾里大権現。この獅子頭の実物は2メートル四方で重さが200キロもあり、舞う時はショベルカーを使うそうです。迫力ありそうですね。
写真:彰 伴治
地図を見る階段を上り渡り通路へ行ってみれば、そこは素晴らしいアートの展示場。
たたみ二畳分もある大きい絵は、画家の山中孝夫さんが2011年に大船渡にいらした際に描かれたデッサンで、左が「大船渡のガレキの絵」中央が「漁民の絵」。素晴らしい大作です。
また天井からぶら下がっているのは、岩手大学教育学部芸術文化課程の生徒たちによる「手袋アート」。可愛らしいデザインに思わず笑みがこぼれます。
この渡り通路にもイスとテーブルが置かれ、コーヒーや紅茶を飲みながらゆっくり鑑賞することができます。
写真:彰 伴治
地図を見る3番線ホームに列車が入り、出発の時刻となりました。
この可愛らしい車両で魅力あふれる三陸鉄道の旅に出かけましょう。
この三陸鉄道 盛駅はJR 盛駅と併設されており、仙台からは新幹線と大船渡線(気仙沼からはBRT)を乗り継ぐか、高速バスやレンタカーもお勧めの移動手段です。
ここから三陸鉄道にご乗車の際は、駅も観光スポットの一つとして時間をとって楽しまれてみてはいかがでしょうか。
<アクセス>
鉄道:
仙台駅から新幹線でJR一ノ関駅(約30分)、JR大船渡線気仙沼行きに乗り換え、JR気仙沼駅へ(約1時間30分)。JR大船渡線BRT・盛行きに乗り換え(約1時間30分)。
高速バス:
岩手県交通(宮城交通共同運行) 大船渡仙台線(予約が必要です。)
乗り場は、JR仙台駅前40番(約3時間50分)
レンタカー:
JR一ノ関駅から約1時間50分。
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(2024/4/25更新)
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