ペンギンが空を飛ぶ旭山動物園

ペンギンが空を飛ぶ旭山動物園

更新日:2015/04/15 12:51

鮎川 キオラのプロフィール写真 鮎川 キオラ 子どもの好奇心を育てる旅育ライター、ホテル朝食研究家
噂どおり、頭の上をスーッとペンギンが空を飛ぶ動物園。入園数日本一に到るまでの軌跡を描いたドラマ「奇跡の動物園」にもなった北海道旭川市の旭山動物園。子どもに見せてあげたいと連れて行った大人が、動物たちの予想外な動きとイキイキした姿に童心に帰ってしまう動物園です。

ペンギンが空を飛ぶ!?

ペンギンが空を飛ぶ!?

写真:鮎川 キオラ

ペンギンって泳ぎが上手なんですね。しかも速い!!全面ガラス張りの水槽の中のトンネルから上を見上げると、青空をペンギンがすごい勢いで飛んでいく(泳いでいく)。

ヨチヨチ歩きで、羽を広げて日向ぼっこしている陸上のイメージとはまるで違う。私のカメラワークでは、早すぎてついていけないほどです。ちょうど頭上で毛づくろいを始めたところをパチリ。

もぐもぐタイムは必見です

そしてシロクマも予想外に泳ぎの名人。大きな体で、エサをめがけで水中をスーイスイ。つぶらな瞳をあけて泳いでいます。

旭山動物園では、「もぐもぐタイム」というエサやりの時間があります。飼育員さんが、エサを与えながら動物の生態を説明してくれるイベントです。エサの時間とあって動物も張り切って動くので、聞いて”なるほど〜”、観察して”へ〜”と楽しく観察できます。シロクマの豪快な泳ぎっぷりも観察できます。

もぐもぐタイムは、定期的と不定期に開催されるものがあるので、各出入り口門に「本日のもぐもぐタイム」としてご案内があります。時間のチェックは忘れずに。

もぐもぐタイムは必見です

写真:鮎川 キオラ

動物達の目の動きまで見えるほどの至近距離

動物達の目の動きまで見えるほどの至近距離

写真:鮎川 キオラ

旭山動物園は、それほど大きくない動物園です。1時間半から2時間でほぼ見ることができます。でも、半日でも、丸一日でもずっと滞在できる見どころが満載です。

なぜなら、動物を色んな角度からず覗ける小窓などがあり、眺めていると、やんちゃな子どもの動物が急に窓越しに近づいてきてくれたりするんです。動物を見に来ている人間を、逆にあちらも観察して楽しんでいるような感じです。

おさるのエリアは、檻から出てこっちまで飛んできそうなほどの至近距離で飛び回ってます。レッサーパンダは、メインの檻から道を挟んだ木まで専用の木道が用意されていて、その上を渡ってのんびりお昼寝。レッサーパンダのふわふわしたしっぽがゆらゆら横にゆれてなんともかわいい。

楽しみ方イロイロ

楽しみ方イロイロ

写真:鮎川 キオラ

動物だけじゃなくて、飼育員さんの手作り解説書も見どころのひとつ。動物の生態や特徴、動物の生まれ故郷の話など分かりやすく解説してくれています。「うんち当てクイズ」や「動物の手形見本」など、小さい子供の興味のツボもちゃんと押さえてます。

廃業の危機から人気の動物園になった原点は、飼育員さんの動物の本来の姿を見てほしいとの思いから。
見せ方を工夫したここの動物たちはイキイキしています。本来の姿を見せてくれる環境は、動物にとっても少しは窮屈な環境じゃないのかもしれません。

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