活気ある朝市と地産の美味しい食事が魅力!南房総勝浦とかんぽの宿

活気ある朝市と地産の美味しい食事が魅力!南房総勝浦とかんぽの宿

更新日:2016/01/19 14:14

房総半島の外房に面している勝浦は黒潮の影響で、冬は暖かく夏は涼しい避暑地であり避寒地です。勝浦には千葉県第2位の漁獲量を誇る勝浦漁港があり古くから漁師町として栄えました。

太平洋に面した勝浦には塩分を含んだ肌に優しく体が温まる温泉があり海を見ながら入浴できる温泉宿があります。また、地産の野菜や地元で水揚げされた海産物や干物などが並ぶ朝市は、石川県の輪島、岐阜県の高山と並び日本三大朝市の一つです。

かんぽの宿勝浦は全室オーシャンビュー!太平洋一望の露天風呂は沈む夕日が絶景

かんぽの宿勝浦は全室オーシャンビュー!太平洋一望の露天風呂は沈む夕日が絶景
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かんぽの宿は、北は北海道小樽市、南は九州熊本と全国に50以上の宿泊施設を持つホテルチェーン。かんぽの宿勝浦は、勝浦市興津地区の高台にあり、全室太平洋に面して青い海と緑の森が部屋から望めます。部屋のタイプは、6畳、8畳、10畳、15畳の和室と洋室ツイン、バリアフリー対応客室、露天風呂付特別和洋室と多彩です。

宿泊プランは、月替わりでメインディッシュが変わる「勝浦味覚プラン」や、季節ごとに旬の食材が並ぶ「房総・磯めぐりプラン」会員限定の「プレミアムプラン」など、地産の食材を中心とした料理が楽しめるプランとなっています。

ナトリウム−塩化物冷鉱泉の温泉は、敷地内地下約1,500メートルから噴出する天然温泉で、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、うちみ、疲労回復、切り傷、やけどなどに適応性があります。太平洋に面したお風呂は内風呂に大浴場、リラックスバス、肩たたき風呂、外風呂には太平洋に面した露天風呂があります。露天風呂に入って望む青い空と太平洋は絶景です。簡易保険加入者限定のイメージがあるかんぽの宿ですが、郵政民営化に伴い誰でも利用できるホテルチェーンになりました。

旅行の楽しみは何といっても夕食!季節で変わる「房総磯めぐりプラン」冬は鮑の踊り焼

旅行の楽しみは何といっても夕食!季節で変わる「房総磯めぐりプラン」冬は鮑の踊り焼
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四季で変わる、かんぽの宿勝浦の「房総・磯めぐり、プラン」の冬のテーマは「花薫る早春の勝浦」です。その内容は、先付に、「なめろう」などの和え物、お造りに、鯵、マグロ、鯛、サバ、イクラなど6点盛のお刺身、台の物に鮑の踊り焼き、煮物に豚の角煮、海老芋、人参の煮物、焼き物に金目鯛西京焼き、揚げ物に海老湯葉巻きピーマン、お食事に釜めし、止め椀にワカメのお味噌汁、香の物に大根、キュウリ、人参の漬物、季節のデザートはメロンと苺です。

勝浦の「なめろう」は、鯵や、いさき、むつ、どびうお、などの魚に味噌、生姜、ねぎを一緒にたたきお酢をかけていただきます。お造りは新鮮なため、ねっとりとして歯ごたえがあります。また、大根のつまに脂が垂れないためサラダのように美味しくいただけます。

主役のアワビも良く踊ります。固形燃料が消えたら焼き上がりです。バターを乗せ、レモンを絞り口に入れると磯の香りとバターの風味が口に広がります。かんぽの宿は、地元で取れた、四季折々の旬の食材を使った料理が基本です。

とろろ汁や自家製の漬物、シラスおろしと並ぶ朝食バイキング!こちらも侮れない

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朝食には、脳の働きを活発にしたり、体温を上昇させ新陳代謝を高めるなどの効果があり、1日を活動的に過ごすために大切なものです。普段での、あわただしい朝食とは違いゆっくりと味わう朝食は旅の楽しみの1つです。かんぽの宿勝浦の朝食はバイキング形式、地元の野菜や海産物を中心に約30種類の料理が並びます。

2階にあるレストランもオーシャンビュー、森の向こうに見える太平洋を望みながら1日のスタートを切ることができます。前菜は、勝浦ではお酢をかけて食べる、なめろうと、金目鯛の醤油漬、サラダは艶々としたレタスにマカロニ、煮物はナスにサトイモとレンコンの煮物、ダイコン、キュウリの漬物もあります。

主菜は、とろろ汁に温泉卵、湯豆腐、対面には大盛のシラスとみずみずしい大根おろし。その他、デザートにヨーグルト、ブドウやオレンジ、グレープフルーツなどの果物が有ります。朝はパン派という方には、クロワッサン、ロールパンにベーコンやウインナーソーセージ、スクランブルエッグが有ります。美味しい朝食を食べるとそれだけで幸せな気持ちになりますね。

勝浦の朝市は能登輪島・飛騨高山と並ぶ日本三大朝市!その歴史は400年以上

勝浦の朝市は能登輪島・飛騨高山と並ぶ日本三大朝市!その歴史は400年以上
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勝浦の朝市は、石川県輪島市、岐阜県高山市と並び日本3大朝市に数えられる日本有数の市場です。勝浦の朝市が始まったのは天正19年(1591年)。当時の勝浦城主、植村土佐守泰忠が農業・漁業を奨励するため町の中心地で農水産物の交換の場として開設したものといわれています。

当時は1年中朝市が開催され上本町・仲本町・下本町の3ヶ所に場所を移して開かれていたようです。昭和30年代には、車の交通量が増え、場所を中本町通りだけで開催した時期もあったようですが昭和62年からは月の前半は下本町通り、月の後半は仲本町通りと、2ヶ所で開催されるようになりました。

3大朝市の中では輪島市の歴史が一番古く、平安時代に神社の祭礼日に魚介類、野菜等を物々交換しあっていたのが起源といわれ1000年以上の歴史があります。また、飛騨高山の朝市は文久2年頃(1862年)に現在の高山別院付近で始まったといわれています。どちらの朝市も歴史と伝統に支えられ、今も歴史を刻んでいます。

約70店のお店が並ぶ活気ある朝市!お目当ては新鮮な白菜?それとも金目鯛?

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朝市の開催場所は月の前半、後半で変わります。毎月1日〜15日は下本町通り、16日〜月末は中本町通りで開催され、定休日は毎週水曜日と6月の第1火曜日、元日です。開催時間は午前6時〜11時となっていますが、出店の準備などで午前9時頃からが全てのお店が揃うようです。また、駐車場はホテル三日月の対面にある市民会館駐車場が利用できます。

仲本通りの朝市で始めに目に入るのが干物屋さん。赤魚やヒラメ、イカが並んでいます。その隣では、赤魚、イカが干されています。この季節は塩が少量で済むため1番美味しい季節です。その隣の店では、イカの塩辛やタコの塩辛、岩のりが並ぶ加工品のお店、そのほか、勝浦漁協と書かれたケースにワラサが並ぶお店や、自家製生落花生を売るお店など朝から活気にあふれています。

通りの突き当りに高祥寺が有ります。このお寺は日蓮宗のお寺で境内に樹齢1000年を超える乳イチョウが根ざし、別名イチョウ寺とも呼ばれています。門の左手に「勝浦朝市発祥之地」と書かれた木碑があり勝浦の朝市はこの門前から始まったと言われています。

黒潮の恵みで冬も暖かい!上質な温泉と活気ある朝市!勝浦は四季それぞれが旬

房総半島の外房に面している勝浦は黒潮の影響で冬は暖かい避寒地であり、夏はヒートアイランド現象もないため涼しい避暑地でもあります。かんぽの宿勝浦は、料理と温泉、眺望が特徴。高台にある部屋は全室オーシャンビューで太平洋に落ちる夕日がとても綺麗です。宿泊プランも充実していて、月替わりでメインデッシュが変わる「房総味覚プラン」や四季で変わる「房総・磯めぐりプラン」など多彩です。

朝市では四季折々の野菜や魚介類が並びます。春は、ふきや菜の花、筍、などの野菜、初鰹やヤリイカ、ワカメなどの魚介類、夏は、トマト、枝豆、ナス、鮑やサザエのほかにお盆を飾る品、秋は、サツマイモや里芋、自然薯、下りガツオにサバやサンマ、冬は、大根、白菜、柚子に、タコや金目鯛のほかお正月の飾り物が店先を彩ります。さて、次の季節にかんぽの宿の夕食に並ぶのはどの食材でしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/12/19−2015/12/20 訪問

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