水仙は冬から春にかけてラッパ状の花を咲かせる耐寒性のある球根植物で元々はヨーロッパで親しまれ、日本へは中国を経由して平安時代にもたらされました。ほのかな甘い香りで春の訪れを知らせてくれる花です。
写真はその水仙が咲き誇ることで地元では有名な大角(おおすみ)海浜公園の1ページ。
「大角の鼻」と言えば愛媛県最北端に突き出ている岬であり、四国地図でいえば左上の尖がった部分のことです。ここから見る来島海峡大橋(しまなみ海道)の風景は抜群にいいのです!そして実は2016年の日本政府観光局(JNTO)発行のカレンダーで1月に掲載されている風景が大角海浜公園のこの場所なのです!
河津桜とは静岡県河津町で最初に発見され、毎年2月上旬から3月上旬までの約1ヶ月に咲く早咲きの桜。花びらがソメイヨシノと比べて大きくピンク色なのが特徴の桜は、カンヒザクラとオオシマザクラの自然交配と考えられています。
写真は今治・サンライズ糸山の隣に咲く満開の河津桜。
来島海峡大橋を望む位置に咲く花は、例年2月中旬〜下旬に豊満なピンクの花を咲かせて多くの人の心を引き付けています。
日本や中国を原産として万葉の時代から日本人に愛されてきた椿。ヨーロッパに渡ったのは18世紀ごろであり、東洋的で端正な美しさに「日本のバラ」という賛辞が贈られている花は、その開花時期が12月〜4月と長期にわたります。
写真は今治市小島(おしま)に群生する椿です。
今治市(糸山公園)の対岸に浮かぶ島には船がないと行く事はできないために手つかずの自然が残されていて、椿の花が落ちる季節(3月下旬ごろ)に島に渡れば写真のように道全体に花が落ちていて、あたりは椿のじゅうたんのようになっています。
岩城(いわぎ)島は、しまなみ海道のほぼ中央に位置し、島の中央部にある標高369.8mの山が積善(せきぜん)山です。また積善山は放物線を描くような山容から、岩城富士と呼ばれていて山頂にある展望台から眺める360度の大パノラマが超人気!瀬戸内の多島美を楽しむことができます。
毎年春には桜まつりがあり、約三千本の桜が山全体に彩りを添え、この時期には愛媛県内はもちろん広島や九州から花見に来る人たちでいっぱいになります。
この島に行くには5分ほどの時間をフェリーに乗る必要があり、船に乗ることでプチ旅行気分も味わえます。
また岩城島産の「姫レモン」は、見た目は濃いオレンジ色で甘そうに見えますが口に入れるとレモンです(笑)。ぜひご賞味ください。
4月中旬〜5月上旬に咲くツツジは、古来より日本人に親しまれてきた花で、特に江戸時代からは園芸品種として交配され、美しい品種がたくさん生まれています。
ツツジと似通った花としてサツキがありますが、ツツジとサツキの見分け方は、花咲く季節がツツジの方が一か月ほど早いということを覚えておきましょう。
さて写真は今治市大島にある島四国霊場第33番札所高龍寺境内に咲く樹齢約400年のツツジの古木です。毎年4月下旬ごろに花を咲かせる古木は必見!
江戸時代に今治藩の藩主が見た景色と同じ景色を見るのがおススメです。なお古木は境内の中庭にあるので、見学の際はお寺に許可をいただきましょう。
いかがでしたか?
春のしまなみ海道はサイクリングが似合います。
今回ご紹介させていただいた「サンライズ糸山」を拠点にすれば、楽しい船旅を含めた春色の思い出がたくさんできるはずです。
なお船をご利用の場合は、帰りの時間を必ず確認して乗船するようにしましょう。
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