松田町は電車なら新宿から小田急線1本。車なら東名高速道路・大井松田ICがあり、都心からとてもアクセスの良い場所にあります。
その松田町にある松田山の中腹に西平畑公園はあります。約260本の河津桜が告げる一足早い春の訪れ。毎年2月中旬～3月上旬に、ニュースのお天気カメラが映し出す真っピンクの桜…あの映像です。
見頃を迎える時期には平日でも西平畑公園の駐車場は満車。近くの酒匂川の河川敷に設けられた臨時駐車場に停めるようになります。
体力に自信のある人は、臨時駐車場や松田駅から徒歩で行くのもお勧め。松田山までの途中の道から、上の写真のようなピンクに染まった山の斜面を眺めながら歩くことができます。
歩きで行く場合、西平畑公園「桜まつり」の入り口までも上り坂があるので、足腰に自信のない人にはお勧めできません。
松田駅や臨時駐車場からは有料のシャトルバスが運行。お勧めは「行き」だけの利用。というのもバスは松田山中腹の広場との往復になります。桜はその下の斜面にあるため往復バスを利用しようと思うと、桜を見に下りた後、再度徒歩で登らないといけません。そのまま駅や臨時駐車場まで歩いてしまった方が体は楽でしょう。
ちなみに西平畑公園の駐車場に停めた場合は、桜を見に下りてまた登ることになるので要注意。
桜まつりの入口から、ずっと階段が続きます。斜面に沿って植えられた260本もの河津桜は圧巻！頭上を埋め尽くすように、見事な花をつけた桜の枝が広がっているのです。桜に見とれて階段を踏み外さないように気を付けてください。
約260本の桜…。あちらこちらでお花見を楽しんでいる方には、その本数がちょっと物足りなく感じるかも知れません。しかし、斜面に植えられている為、上を見上げてもたくさんの桜。下方を見ても一面の桜。想像以上に視界に桜が飛び込んできて、実際の本数以上に多くの桜があるように感じられます。
満開の時期には真っピンクの河津桜と、桜の下に植えられた菜の花の黄色。目にも鮮やかな美しいコントラストは河津桜ならではの景観です。
天気が良ければ富士山や相模湾を望むことができます。しかし、お出かけした日があいにくの曇り空…ということも多いのでは？
ソメイヨシノの場合、いくら眺めが良くても、曇り空だと花が霞んで見えてしまいます。その点、河津桜は心配いりません。上の写真を見てください！曇り空でも濃いピンクの花は、雲に紛れることがありません。河津桜の間から眺める足柄平野や箱根の山々、富士山はまさに絶景。眺望を楽しむための展望台は順番待ちが出るほど。
河津桜の間を通り抜ける滑り台もあり、子供だけでなく大人も楽しむことができます。童心に帰って、桜の中の滑り台を楽しんでみてはいかがでしょうか。
この松田山にはハーブガーデンがあり、約180種16500本のハーブを栽培。河津桜の見頃の時期には、クリスマスローズが可憐な花をつけています。
そして公園内に立つ大きな白い建物はハーブ館。
ハーブ館ではハーブに関連した商品の販売、体験工房、ハーブを使った食事が楽しめるレストランもあります。特にこの時期、斜面に広がる河津桜を眺めながらのティータイムや食事は外せません！
松田山の河津桜は都心からのアクセスも良く、春の訪れが待ちきれない人にお勧めのスポット。
５分咲きになると、夜間ライトアップも行われるので、足柄平野の夜景と桜の両方を楽しむこともできます。
ぜひ、松田山の西平畑公園で今年初めてのお花見を楽しんでください。
河津桜見頃：2月中旬～3月初旬
アクセス
電車：小田急小田原線・新松田駅下車、JR御殿場線・松田駅下車
～松田駅よりシャトルバス、もしくは徒歩、約1km
車：東名高速道路・大井松田IC～県道78号～県道72号経由、約3km
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(2024/4/26更新)
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