礼文島 新鮮な魚介類あり、珍味あり! 北の離島グルメを満喫する旅

礼文島 新鮮な魚介類あり、珍味あり! 北の離島グルメを満喫する旅

更新日:2013/07/31 19:58

しののプロフィール写真 しの 旅する調理師
日本の北の果ての島、礼文島。
北海道の離島と聞いてどんなグルメをイメージしますか?
ほとんどの方は美味しいシーフードをイメージされるのではないでしょうか?
確かに豊かな漁場がすぐそばにある礼文島は鮮度抜群の美味しい海の幸の宝庫。特にウニ、ほっけ、昆布は三大味覚と呼ばれています。
「百聞は一見にしかず」!!!
是非実際に旅に出て、その「海の幸」をご賞味しませんか?

「鮭のちゃんちゃん焼き」ならぬ「ほっけのちゃんちゃん焼き」

「鮭のちゃんちゃん焼き」ならぬ「ほっけのちゃんちゃん焼き」

写真:しの

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礼文島ではたくさんのほっけが穫れます。
ほっけと言えば鮮度が落ちるのが早い為、本州ではお目にかかるのは干物と相場は決まっていますが、ここではすぐそこにたくさんのほっけ達が泳いでいるので鮮度は抜群!
実際漁港でもたくさんのほっけが揚がっているのを見ました。

さて、そんなほっけが旅人を一番魅了すると思われる料理、それが「ほっけのちゃんちゃん焼き」です。
網でほっけを焼き、焼けてきたところを崩しながら味噌ダレを和えて食べるのです。
簡単にほぐれたら焼けた証拠!
ふんわり、ほっくりの食感、淡白ながら旨み十分な身。
味噌ダレはお店によって異なるので、はしごしても楽しいですね。

今回はほっけのちゃんちゃん焼きの元祖とも言われている「炉ばた ちどり」さんで頂きました。こちらはANAの機内誌「翼の王国7月号」でも紹介されていますよ。

■食べたお店のご紹介■
店名:炉ばた ちどり
住所:北海道礼文郡礼文町大字香深村字トンナイ入舟
電話番号:0163-86-2130
営業時間:11:00〜21:30
定休日:不定休

珍味?! トド肉の串焼き

珍味?! トド肉の串焼き

写真:しの

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珍しい食べ物としてトド肉があります。
私も初めてお目にかかりました。
実際食べてみると、お魚よりお肉に近い感じ。
そして鯨にも似たお味です。
正直食べ慣れないお肉なので美味しいとは言い難いですが、よい旅の思い出になりました。
お店の方も「美味しいと言う方と苦手だと言う方がいます。どんな感想であっても思い出になるのでお一ついかが?」との事でした。
ナルホド、のお味です。
お好みで七味も添えてどうぞ!

■食べたお店のご紹介■
食べた場所:澄海岬売店
住所:礼文町船泊西上泊
電話番号::(0163)86-1001 (礼文町観光協会)
営業時間、定休日等:状況によって変わるので疑問があれば上記礼文町観光協会にお問い合わせ下さい。
夏季のみの営業となっており、例年ゴールデンウィーク前後〜9月いっぱい、長くても10月の連休あたりまでの営業となっております。

礼文島ならでは!「昆布ソフト」

礼文島ならでは!「昆布ソフト」

写真:しの

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淡白な中にも旨みがある昆布は日本料理には欠かせないもの。
中でも利尻昆布(礼文島で採れるものも利尻昆布)は高級昆布として京都の割烹などでも利用されています。
礼文島では昆布を使った料理は数限りなくあります。
今回ご紹介するのは、その中でも礼文島ならではのもの。
そう、「昆布ソフト」です。
ぱっと見た目は薄い灰色に見えますが、よく見ると灰色ではなく薄い緑のようで、中に小さな粒粒、昆布の粒子のようなものがあります。
肝心のお味は甘いソフトクリームにほんのり昆布の風味。
悪くないです。いや、美味しいです(笑)。
旅の思い出になるのか、購入されている方をたくさん見かけましたよ。

■食べたお店のご紹介■
店名:スコトン岬観光おみやげ店
住所:礼文郡礼文町船泊スコトン
電話番号:0163−87−2198
営業時間:7:00〜18:00
営業期間:4月〜10月

最後はやはり「ウニ」!!!

最後はやはり「ウニ」!!!

写真:しの

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礼文島周辺の海域は良質の昆布が採れる事は前項でお伝えいたしました。その昆布を食べて育ったほかの魚介もとても美味しいんですよ。

とりわけこの島で有名なのは「ウニ」。

濃厚な味わいのエゾバフンウニ、あっさりした味わいのムラサキウニがありますが、エゾバフンウニは北海道の一部と北方四島でしか採れないと言われる貴重なもの。
ただ、その日の漁獲高によっても値段が左右される為、エゾバフンウニの方が必ず高い、という事もないようです。

ウニを使った料理として有名なのはうに丼ですが、ウニの殻剥き体験をした後、そのまま食べさせてくれるお店などもあります。
また、お寿司にしても勿論美味しい。
お寿司がいいか、白いご飯の上に乗ったものがいいか、生のままがよいか好みはそれぞれかと思います。

個人的な感想を言うと、魚介類には寿司飯が合うと思っているのですが、礼文のウニは生臭さがなく、濃厚で本当に美味しいので白いご飯でも許せる(笑)。
つまりいずれも美味しいと言う事です。

ただ、ウニは多少当たり外れもあります。礼文島で採れるものは鮮度も抜群でかなり美味しいですが、色々な所で食べた結果、そのお店の問題ではなく海のものなのでその時々によって味にばらつきはあるように感じました。
是非あなたにとってベストの一品を探し当てて下さいね!

■食べたお店のご紹介■
店名:武ちゃん寿し
住所:北海道礼文郡礼文町大字香深村字シャクニン 香深港フェリーターミナル内
電話番号:0163-86-1896
営業時間:10:00〜20:00(10〜5月は15:00〜23:00)
定休日:無休(冬期は不定休)

結びにかえて

結びにかえて

写真:しの

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いかがでしたでしょうか?
離島という立地条件のもと、美味しい魚介にちなんだグルメをご紹介させて頂きました。
実際礼文島に行くと、早朝にウニを陸に揚げる漁師さん達、昼間は昆布を干す方々、漁港ではほっけの水揚げを目にしました。
お味とともに、島で暮らす方々が海の恵みとともにあることを体感できますよ!

ここでしか味わえないグルメを求めて礼文島へいざ行かん!

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/07/11−2013/07/13 訪問

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