名水百選の湧水で育った大分県竹田市の「エノハ」と不治の病が治る「長小野湧水」

名水百選の湧水で育った大分県竹田市の「エノハ」と不治の病が治る「長小野湧水」

更新日:2016/01/11 18:15

さと しほのプロフィール写真 さと しほ 旅行会社勤務
久住山、阿蘇山、祖母山などの名山に囲まれた大分県竹田市では、50ヶ所以上もの場所から山からの恵み「湧水」が湧き出しています。この清らかな湧水は名水百選に選ばれており、ここで育った川魚「エノハ(大分県ではヤマメのことをエノハと呼びます)」には、川魚特有の臭みがありません。
今回は、エノハ料理店と、竹田市に数ある湧水の中でも「不治の病が治った」という言い伝えがある「長小野湧水」をご紹介します。

清らかな湧水で育った「エノハ」には臭みがありません

清らかな湧水で育った「エノハ」には臭みがありません

写真:さと しほ

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大分県竹田市の湧水は「竹田湧水群」として名水百選に選ばれています。湧水スポットの数は、なんと、50ヶ所以上!竹田市では、市内のいたるところで「湧水」の看板を見つけることができるんです。竹田市には県内外から、連日おいしい湧水をくみにくる人が絶えません。

竹田市には、この清らかな湧水を使って川魚を養殖しているお店があります。大分県では、ヤマメのことを「エノハ」と呼びます。清らかな湧水で育ったエノハには、川魚にありがちな臭みがないのが特徴です。

今回ご紹介する「井野淡水魚観光」には、刺身、甘露煮、から揚げ、焼き魚、炊き込みご飯、などなど。湧水で育った臭みのないエノハを存分に満喫できるメニューがそろっています。

カリカリに揚がったエノハを頭からガブリ!

カリカリに揚がったエノハを頭からガブリ!

写真:さと しほ

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カリカリに揚がったエノハは、頭から尻尾までガブリと食べられます。
揚げたてアツアツのエノハを、頭も骨も尻尾もぜんぶ食べちゃいましょう。

エノハは春から夏にかけてが旬です

エノハは春から夏にかけてが旬です

写真:さと しほ

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エノハは冬でも1年中食べることができますが、旬は脂がのりはじめる6月ごろだと言われています。6月は蛍が見られる時期でもありますね。清流あるところに蛍あり!蛍観賞もかねて、新緑の竹田市へ出かけてみてはいかがでしょう?

【参考】
井野淡水魚観光
住所:大分県竹田市門田1350
電話:0974-63-2380
予算の目安:1人2,000〜4,000円

湧水スポットまで散策してみましょう!

湧水スポットまで散策してみましょう!

写真:さと しほ

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井野淡水魚観光を出て森の中を3分ほど歩いたところに、「不治の病が治った」という言い伝えがある「長小野湧水」があります。少し歩きますが、ゆるやかな山道は整備されています。歩きやすい山道なので、腹ごなしに出かけてみましょう。

病気が治る水!?

病気が治る水!?

写真:さと しほ

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「長小野湧水」の湧水は、竹田市の周囲にある久住山、阿蘇山、祖母山など、数々の名山からの伏流水で、岩から細い滝のように流れ出しています。
この湧水は神社の境内にあって「滝がご神体」なのです。
この水を飲んだら不治の病が治ったという言い伝えがあるほどの神秘的な湧水で、滝の上(写真右上)には祠が祀られています。
静かでヒンヤリした森の空気につつまれていると「この水で病気が治る」と言われれば、本当に治りそうな気もしてきます。

おわりに

竹田市の「エノハ」と神聖な「長小野湧水」、いかがですか?
あちこちに湧水があるので、竹田市を旅するときには、飲み終わったペットボトルも捨ててはいけません!湧水用に保管しておきましょう。
湧水スポットには県内外からたくさんの人たちが水汲みに訪れます。水汲みをしながらのおしゃべりも楽しいですよ!

※竹田市の和菓子屋さんに関して、別の記事に詳しくまとめています。
記事下のMEMOにリンクがありますので、あわせてご覧ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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