写真:car min
地図を見る「ヴィクトリア・フォールズ」は1989年に世界自然遺産に登録されたジンバブエとザンビア国境を流れるザンベジ川にある大滝です。ツアーのオプションでヘリコプターの遊覧飛行やゴムボートで川下りをするラフティングなどもありますが、怖がりな方は参加できなくて残念な気持ちになるかもしれません。しかし、徒歩だけで充分滝の美しさ、広大さを堪能出来るので安心してください。
まずは王道、ジンバブエの「ヴィクトリア・フォールズ国立公園」からスタートしましょう。入口で料金を払って入場します。ここではまだ滝の姿を見ることは出来ないのに、既に滝の水煙が入口まで風にのってやって来ていているんです。
写真:car min
地図を見る「ヴィクトリア・フォールズ」は1855年に宣教師で探検家であるスコットランド人デヴィッド・リヴィングストンが発見して当時のイギリス女王である「ヴィクトリア」と呼ぶことにしました。しかし地元では「Mosi-Oa-Tunya(モシ・オァ・トゥニャ)」と呼ばれ、その意味は「雷鳴のする水煙」。莫大な水が100mもの高さから轟音を響かせ、流れ落ちる際に出来る水煙は景色を霞ませ、まるで水墨画のようにも見えます。もちろん目に見える景色も素晴らしいのですが、霧雨のように顔にかかる水煙、水の奏でる轟音も現地ならでは体感できるものです。
写真:car min
地図を見る「ヴィクトリア・フォールズ」は幅1708m、落差が約60から100m、雨季で550億リットル/分の水が流れ落ちています。日本で一段の滝として最大の落差を誇る那智の滝は幅13m、落差133m。数値だけ見てもどれほど雄大な滝か想像できるのではないでしょうか。
また公園内にはこの水量から舞い上がる水煙が水のスプレーのようになって熱帯雨林を形成しています。散策していると日本では見たことがない木はもちろん、公園に自生する鳥や動物なども見かけることがあるので、滝だけではなく木々の間にも注目してくださいね。
写真:car min
地図を見る「ヴィクトリア・フォールズ国立公園」を堪能したら次は徒歩15分程の場所にある「ヴィクトリア・フォールズ橋」へ向かいましょう。
この橋は鉄道、道路、歩道を兼ね備えていて、真ん中がジンバブエとザンビアの国境になっています。橋に向かって歩いていると国境超えを待つトラックが並んでいて、そんな風景にも異国を感じることが出来ます。また、この橋の中央部はバンジージャンプが出来る有名なスポットでもあるんです。高さ100m以上からザンベジ川へ向けてのジャンプは鳥の気持ちが味わえるかもしれませんね。
国境をまたいだ橋なので訪れる前後に橋のたもとのジンバブエ出入国事務所に立ち寄ることをお忘れなく。
写真:car min
地図を見る「ヴィクトリア・フォールズ橋」から街中を抜け、徒歩20分程のところに1904年にイギリス人によって建てられた「ザ・ヴィクトリア・フォールズ・ホテル」があります。建物の中に入ると優雅な英国式装飾にアフリカ大陸にいることを忘れてしまいそうです。
建物を抜けテラスへ出ると、遠方に一枚の絵画のように、滝から舞い上がる水煙を背景にした「ヴィクトリア・フォールズ橋」が見えます。ここでは本格的なアフタヌーン・ティーも楽しめるので、屋外の散策で疲れた後にゆったりとした雰囲気の中でくつろいでみてはどうでしょう。
滝に近い場所になると水煙が上がり、霧雨から小雨のようになって濡れること必至です。ヴィクトリア・フォールズ国立公園前で貸雨合羽などもありますが、公園内だけでなく橋へ行く道中でも濡れる場所があるので、日本から100円均一などの使い捨てタイプの雨合羽を持参されることをお勧めします。もちろんカメラや荷物を覆うビニール袋もお忘れなく!
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/4/27更新)
- 広告 -