愛知県豊橋市にある「豊橋総合動植物公園 のんほいパーク」。約40ヘクタールもの広大な敷地に、動物園ゾーン、植物園ゾーン、遊園地ゾーン、そして“恐竜ゾーン”ともいえる、自然史博物館エリアが配置された総合公園です。ちなみに「のんほい」とは三河弁で「ねえ」と呼びかけるような意味合いです。
一見堅そうな施設ですが、実際はかなりのびやかに遊べる、恐ろしく充実した施設です。丸一日、いや一日では絶対に遊びきれない充実度。
しかも大人600円、幼児は無料というやさしさ。遊園地エリアの乗り物に乗らなければ、1日親子で遊んでも600円! 600円に含まれる動物園エリアには、アムールトラ、アジアゾウ、カバ、ホッキョクグマなどまで見られる本格的な動物園で、これだけでも半日はかかりそうです。
特に圧巻なのは、キリンやシマウマなどのいるアフリカエリア。ここはもはや、檻ではなく、草原。雄大なアフリカの大地をシマウマたちが走って大移動するような光景も見ることができます。
安いだけじゃなく、園内をセグウェイで回れるなど、現状に甘んじない姿勢もすばらしい。
そして度肝を抜かれるのが、和製「ジュラシックパーク」と呼びたくなる自然史博物館エリア。小高い山の上からブラキオサウルスが長い首を出している光景を見れば、頭の中で完全に「ジュラシックパーク」のテーマが鳴り響くことでしょう。
そのほかにも、ステゴサウルスやトリケラトプスなど7,8体います。木々の中に原寸大の恐竜たちがいる光景はかなりおもしろい。まるで恐竜の時代にタイムスリップしてしまったかのような錯覚を覚えます。
それにしても、なんでまた恐竜?って感じですが、豊橋市がカモノハシリュウの骨を購入したのがきっかけ。正直、その骨の展示だけでも、十分一つの施設としてやっていけそうですが、そこに動物園ゾーンや遊園地ゾーンなど、こんなに遊ぶ所を集めているのがすごいです。
恐竜たちが展示してある森の中を抜けると、自然史博物館があります。こちらには、カモノハシリュウの骨の展示のほか、さまざまな恐竜の化石の展示やがあります。職員によるツアーも1日に数回あり、わかりやすく館内を巡ることができます。
ツアーでは骨の化石(レプリカ)を直に触れるイベントも。ツアーに参加した子供たちは大はしゃぎです。カモノハシリュウは草食動物なので、牙はなく、草を擦り潰すための不思議な歯をしているので、これを見るだけでも一興です。
この自然史博物館、恐竜ゾーンには恐竜の骨が数体、(カモノハシリュウ以外は当然レプリカ)そして、恐竜以外にも太古の生物たちのレプリカが展示してあってかなり充実。また、恐竜ゾーン以外にも、豊橋近辺の動植物の展示など、ここも予想を超える本格派。
「豊橋総合動植物公園」という名前からだと、とても堅そうな展示だけに思えますが、デートにも使えそうな遊園地エリアもあります。
遊園地エリアは、ジェットコースター、ゴーカート、大観覧車、メリーゴーランド、汽車ぽっぽ、空中サイクリング、そしてハイテクなアトラクションとして、レーザーガンシューティング「ヴァルカン伝説」。とにかくこの公園、アトラクションのボリュームすごいです。
これだけ充実している施設なのに、園内は人の込み具合もゆったりで、親子と中学生ぐらいのグループデートの楽園。全体的にゆるく、ゆったりと楽しむことができる穴場の公園。豊橋に行った際は、絶対に外せないスポットです。
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