まるで仏教のテーマパーク!台湾・高雄「佛光山佛陀紀念館」

まるで仏教のテーマパーク!台湾・高雄「佛光山佛陀紀念館」

更新日:2018/07/24 11:38

やま かづのプロフィール写真 やま かづ 機内食&マンゴーにはうるさいトラベルライター
台湾の四大宗教の一つといわれている佛光山。その総本山となっているのが、高雄市にある仏光山寺と隣接する「佛光山佛陀紀念館」です。
特に、広大な敷地の「佛光山佛陀紀念館」には、禮敬大廰、8つの塔、本館、佛光大仏などがあり、一般観光客にとっても大変興味深い施設となっています。
高雄市内の中心部からバスで約1時間のプチ旅行。いわゆる仏教のテーマパーク的存在の「佛光山佛陀紀念館」を訪問してみませんか?

成佛大道に並ぶ8つの塔と大仏様は圧巻

成佛大道に並ぶ8つの塔と大仏様は圧巻

写真:やま かづ

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台湾の四大宗教は、中台禅寺、法鼓山、慈済基金会、そして、高雄の佛光山だといわれています。
総本山の佛光山寺に隣接する「佛光山佛陀紀念館」は、2011年に建設されました。正面の大門を進むと、レストランやショップが入っているフロントホール(禮敬大廰)があります。それを通り抜けると目の前に240メートルの成佛大道が続き、その先に見えるのが本館と大仏様です。
成佛大道の両側には左右4つずつ、合計8つの7層の塔が建てられており、それぞれ、一教、二衆、三好、四給、五和、六度、七誡、八道と名づけられています。塔の内部には宝物が収蔵されていますので、自由に見学することができます。しかし、それぞれの塔の距離が微妙に離れているため、8塔全てを見学するとかなりの時間が必要です。時間に余裕のない方は、内部の見学を最後に残したほうが得策です。

見どころたくさん「佛光山佛陀紀念館」本館

見どころたくさん「佛光山佛陀紀念館」本館

写真:やま かづ

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8つの塔を左右に見ながら成佛大道を進んでいくと、目の前に菩提廣場が広がっています。そこは、本館を背景にして、大仏様と一緒に写真に入る絶好の撮影ポイントとなっています。

「佛光山佛陀紀念館」本館は地下1階、地上5階建てで、内部は仏像、仏教関連文物、資料などが展示されています。全て中国語で、なおかつ仏教に知識がない人にとってはいささか退屈な施設かもしれません。
しかし、1階にある常設展示場は、できれば時間をかけて、じっくりと見てもらいたいエリアです。仏教や仏陀、佛光山寺について、パネルや人形、レプリカなどを使って解説されていますし、また、仏陀の一生についての4D映画の鑑賞もできます。このあたりが、仏教のテーマパークと思わせるゆえんです。

天に届きそうな巨大な佛光大佛

天に届きそうな巨大な佛光大佛

写真:やま かづ

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本館の後ろ側には、高さ108メートル、重さ1780トンの佛光大佛が鎮座しています。
青空に黄金色の大仏様が浮かび上がる姿は荘厳ですが、日が暮れてからライトアップされる仏様もまた、すばらしいものがあります。
できれば、夕暮れ前に1回、夕暮れ後に1回、そのお姿を拝んでみたいものです。

みんな大好き!お楽しみエリアの禮敬大廰

みんな大好き!お楽しみエリアの禮敬大廰

写真:やま かづ

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禮敬大廰(フロントホール)は、正面の大門を抜けると見えている大きな建物です。工芸品を扱った土産物屋さんやレストラン、カフェが営業しており、まるでショッピングモールのようです。

レストランは素食(ベジタリアン)のお店が2店入っています。一つは1階の「漢来蔬食(ハイライ・ベジタリアン)」で、しっかりとしたベジタリアン料理を食べたい人にはお勧めです。肉類を全く使っていないことを忘れてしまうほど芸術的なベジタリアンですから、仏教の総本山でいただいてみる価値は大アリです。
なお、カジュアルなベジタリアンレストラン「百味軒」も2階にあります。こちらはビュッフェスタイルですから、リーズナブルで気軽にいただくことができます。
いずれにしても、日本人の持っている概念「ベジタリアン=精進料理=味気ない食事」が大幅に覆される奥深いメニューとなっています。

また、「スターバックスコーヒー」も営業しており、こちらもベジタリアン対応ですから、ちょっとのぞいてみるのも楽しいかもしれません。

行き方は簡単!バスで1本、60分

台湾仏教の総本山と聞くと、かなり山奥にあり、行きにくそうなイメージがありますが、実はバスで1本、簡単に訪れることができます。

<行き方>
左営駅から:義大客運(バス)にて「佛光山佛陀紀念館」終点下車。約60分。
高雄駅からも高雄客運が出ていますが、本数が少ないのでお勧めはできません。

仏教について、楽しく、わかりやく紹介している「佛光山佛陀紀念館」。宗教施設のため、撮影禁止エリアも幾つかあり、ここで全てをご紹介することはできません。しかし、余り宗教に興味のない日本人でさえも、何だかワクワクさせられる仏教のテーマパーク的施設となっていることに間違いはありません。
これは、実際に行ってみるほかないでしょう!

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/12/19−2015/12/21 訪問

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