2013年夏・JR東海「そうだ 京都、行こう。」キャンペーン〜石清水八幡宮・夏の夜間特別拝観

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2013年夏・JR東海「そうだ 京都、行こう。」キャンペーン〜石清水八幡宮・夏の夜間特別拝観

2013年夏・JR東海「そうだ 京都、行こう。」キャンペーン〜石清水八幡宮・夏の夜間特別拝観

更新日:2014/01/14 14:46

bowのプロフィール写真 トラベルjpナビゲーター bow 京都検定2級

今年のJR東海「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンで初めて夏の夜間特別拝観が実施されることになった「石清水八幡宮」。エジソンが「石清水八幡宮」の竹をフィラメントに使い、白熱電球を発明した事は有名です。いわば、”近代の灯りの故郷”とも言える石清水八幡宮が”現代の灯り・LED”で幻想的にライトアップされます。今回は”灯り”にもスポットを当ててご紹介いたします。

日本三大八幡宮の一つ、石清水八幡宮

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石清水八幡宮は京都府八幡市にあり、大阪府との県境にも位置しています。創建は、貞観元年(859年)と歴史があり、平安京の裏鬼門を守護する王城守護の神として朝廷・天皇家から篤く崇敬を受けていました。また、武家からの信仰も篤く、中でも源氏は武神として崇め、源頼義による壺井八幡宮や頼義・頼朝による鶴岡八幡宮など、この石清水八幡宮から勧請された八幡宮が多数あるのです。

その後も織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と名だたる武将達が石清水八幡宮を守護神として崇敬してきたのです。中でも源氏がルーツの徳川家は特に崇敬が強く、三代将軍家光は日光東照宮の造営前に、八幡造りの最高傑作とされる石清水八幡宮の本殿を造営したのです。今もこれは重要文化財として現代に伝わっています。その本殿がライトアップされると、圧巻・・・ですね。

エジソン記念碑。石清水八幡宮と白熱電球の歴史。

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参道の手前ではありますが、大きなエジソン記念碑があります。エジソン記念碑は、当時エジソンが白熱電球のフィラメントの素材として石清水八幡宮の境内に生えている竹を使ったというゆかりによって、建てられたものです。

エジソンは白熱電球の長寿命化に適したフィラメント材料を見つけるのに大変苦労したようで、なんと6000種類にも及ぶいろんな材料を用いて実験をしていたのです。しかし、結果は思わしくなかったある日、偶然机の上にあった竹の扇子を見つけました。その竹をフィラメントに使ってみると、なんとそれまで45時間しかもたなかった電球が200時間も灯ったそうです。

その後、より適した竹を探す為の人員を全世界へと派遣し、なんと1200種もの竹を集めたというのです。そうして1880年に、そのうちの一人が来日。時の首相伊藤博文と会い、「竹と言えば京都へ」と言われ、さらに京都では初代の京都府知事から「竹なら八幡か嵯峨野」とアドバイスを受けます。そして、この石清水八幡宮付近の竹が約2450時間もの点灯時間に耐えることがわかり、以降エジソン電灯会社(後のGE社)へと輸出されるようになったのです。この石清水八幡宮の竹は全世界に何百万個もの白熱電球をもたらし、世界の夜を明るく照らしたのです。

松下幸之助とエジソンと石清水八幡宮

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松下電器(現パナソニック)の創業者である松下幸之助氏も熱心なエジソン信奉者だったとされています。また、この石清水八幡宮を深く信仰し、氏子総代を務めていた時期もあったのです。

これまではゴールデンウィークなどの短期間の夜間拝観の際には参道の石灯籠にロウソクを灯してライトアップをしていた石清水八幡宮でした。しかし、今回の夏の夜間特別拝観は期間が長いこともあり、LEDでのライトアップを検討したところ、松下幸之助氏との縁もあり、パナソニックからのLED寄贈が決まったそうです。境内の石灯籠約400基にパナソニックのLEDが設置されているのです。いやぁ、太っ腹!

手持ち提灯を持って闇の参道を歩きましょう

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期間中は、表参道ではなく京阪電車八幡市駅に接続している男山ケーブルからの参道から参拝してください。男山ケーブルは約3分程度の乗車ですが、車窓からは八幡市内の夜景を楽しむこともできます。

そしてあっという間に男山山頂駅に到着するのですが、駅構内でJR東海とタイアップ企画で用意された手持ちの提灯が貸し出されています。この提灯は「そうだ 京都、行こう。」のキャンペーン用に作られたオリジナルの提灯で、実は京都にある創業約280年の提灯の老舗、高橋提灯が作成したものです。高橋提灯と言えば、祇園祭の山鉾の提灯だけでなく、東京の浅草寺雷門の巨大提灯も手がけるような、超有名老舗です。

なかなかオシャレな手持ち提灯ですが、これまた灯りはLEDによるもの。暗闇の参道を歩くムードを高めてくれますのでぜひゲットしましょう。貸出無料。使用後は元の場所へ返しましょう!(雨天時は貸出が中止されます)

必須!本殿特別拝観

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境内の参拝は無料ですが、せっかくですので本殿の特別拝観をオススメします。日光東照宮の国宝・眠り猫の作者、江戸時代に活躍した彫刻の名人・左甚五郎作と伝わる「目ぬきの猿」の彫刻や、織田信長寄進とされる「黄金の雨樋(あまどい)」などを神職の案内のもと、見ることができます。なかなか感心する話の連続で、普段入れない本殿にも入れるということも合わせて非常にオススメ度の高い特別拝観ですので、行かれる方は必ず特別拝観にご参加を!

この石清水八幡宮は京都の裏鬼門を守るとはいえ、京都市内からは離れており、また大阪の中心地からも離れているために観光で訪れる人が少なく、普段は不遇の扱いを受けているといってもいいでしょう。世界遺産でもなく、重要文化財はあれど国宝はなく、ということもありスポットを浴びる機会も少なかったことも確かです。しかし、素晴らしい歴史、文化財を抱えていることを再認識できるこの機に一度訪れてみてはどうでしょうか?


★石清水八幡宮 夏の夜間特別拝観
期間:2013年7月13日(土)〜8月31日(土)
時間:ライトアップ 19時〜21時30分
   本殿特別拝観 18時30分〜21時30分(受付21時まで)
   ※期間中、男山ケーブルは最終22時まで延長運行
拝観料:境内無料
    本殿特別拝観 高校生以上500円 小・中学生200円 乳幼児無料

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/07/18 訪問

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