写真:坂元 美鈴
地図を見るブルーのタイルを散りばめた美しい外観がひと際目を惹くイスラム美術館。1998年、クアラルンプール市民のオアシス、レイクガーデンに設立され、現在3万平米の広々とした展示スペースに世界各国から集められた約9,000点もの展示品が飾られています。館内には建築ギャラリー、遺跡ギャラリーなど12の常設ギャラリーと2つの特設ギャラリーがあります。
写真:坂元 美鈴
地図を見る展示品はもちろんのことながら、イスラム仕様の館内もため息ものの美しさ。天井にも繊細なイスラム様式が取り入れられています。美術品展示のほかにオスマン帝国スルタンの部屋を再現した展示室、併設レストラン「ミュージアムカフェ」でもその美しさを堪能することができますよ。
写真:坂元 美鈴
地図を見る数ある展示品のなかでも、その鮮やかな色彩で多くの人を魅了しているのが13〜15世紀にトルコやシリアで発掘された食器や壺などの陶磁器。吸い込まれそうなトルコブルー×幾何学模様やアラビア文字のカリグラフィが織りなす独特の美しさに、ついつい見とれてしまいます。
写真:坂元 美鈴
地図を見るコーランはじめ、古代の書物の展示物が多いのもこちらの特徴。いずれの書物にも、まるで宝石のようにきらびやかで繊細な装飾が施され、細かなアラビア文字が並んでいます。古代のイスラム世界の人々の美意識の高さに驚かずにはいられない洗練された美術品揃いです。
写真:坂元 美鈴
地図を見る2015年12月時点の特設ギャラリーはイスラム諸国のテキスタイル展示。タペストリーやブランケットの細かな幾何学模様は、職人さんの丁寧な手仕事がなせる技。その規則正しい模様の美しい仕上がりはため息ものです。
美術鑑賞が終わったらぜひミュージアムショップへ。トルコブルーやアラビア文字のカリグラフィをモチーフにした小物や食器類が販売されており、あれもこれも欲しくなる魅力的な品揃えです。レストランではビュッフェ形式の前菜、スープ、サラダ、デザートと選べるメインのセットランチが人気ですよ。
なお館内は冷房が効きすぎなほど効いていて、とにかく寒い!上着を持参することをおすすめします。
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(2024/4/19更新)
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