シャガールの幻想的な青!ドイツ・マインツ「聖シュテファン教会」

シャガールの幻想的な青!ドイツ・マインツ「聖シュテファン教会」

更新日:2015/12/25 17:32

Grace Okamotoのプロフィール写真 Grace Okamoto 世界一周フォトライター
フランクフルトから電車で約20分程、マインツという街に、990年からの古い歴史を誇る「聖シュテファン教会」が建っています。

見所はフランスの画家マルク・シャガールが手がけた、青いステンドグラス!教会に一歩足を踏み入れば、陽光が緩やかな曲線で構成されたガラスに射込み、そこはまるで深海の底。

「ドイツで最も美しい教会の一つ」との呼び声が高く、わざわざ訪れる人々も多い、幻想的な教会をご紹介します。

神秘的な青い世界で、リラックス!

神秘的な青い世界で、リラックス!

写真:Grace Okamoto

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990年建立という、とても古い歴史を誇る聖シュテファン教会(ドイツ名=ザンクト・シュテファン)。最大の特徴となる青いステンドグラスが、フランスの画家マルク・シャガールによって制作されたのは、戦後の1980年代になります。

明るい坂の上に建つ教会のドアを開け、一歩足を踏み入れれば、まるで深海の底に佇むかのよう。木製のベンチに腰掛けて、神秘的な青い世界に時を忘れ、ゆったりリラックスするのはいかがでしょうか。

シャガールらしい繊細な曲線と、オルガンの音色を楽しもう

シャガールらしい繊細な曲線と、オルガンの音色を楽しもう

写真:Grace Okamoto

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ステンドグラスに近づいてよく見ると、細かいグラデーションによってパターンが描かれていることが分かります。それらの模様や祭壇付近の聖書物語画は、シャガールらしい繊細かつ大胆な曲線によって構成されており、何時間でも観ていられそうです。

パイプオルガンにも深い青が反射して、静謐な世界観!定期的にオルガン・コンサートも開かれているので、タイミングが合えば音楽とシャガールを楽しむ、特別な時間を過ごせます。

ピンクの壁が対象的な、ゴシック様式の回廊

ピンクの壁が対象的な、ゴシック様式の回廊

写真:Grace Okamoto

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ガーデンに出てみると、ブルーの教会内部とは打って変わって、ピンクと緑があふれる陽光に照らされる、さわやかな空間!

ゴシック様式の窓がとてもエレガントな雰囲気を醸し出しています。回廊にはベンチがあるので、ガーデンを歩いては空を見上げ、のんびりすることもできます。

気軽に立ち寄りながらも、静かに楽しもう

気軽に立ち寄りながらも、静かに楽しもう

写真:Grace Okamoto

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聖シュテファン教会はヨーロピアンにも人気が高く、観光客や学生の団体が訪れています。教会の一角には、ステンドグラスを写した美しいポストカードやパンフレットが買えるコーナーがあり、ドイツ土産にぴったり。拝観は無料なのも、手軽に立ち寄れるポイント!

しかし地元の人々にとっては祈りの場であり、マリア像の前で跪く敬虔なキリスト教徒も多く見られます。敬意を持って、厳かな空間を静かに楽しんでみてください。

教会周辺にも、中世ドイツらしい見所が沢山

教会周辺にも、中世ドイツらしい見所が沢山

写真:Grace Okamoto

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比較的小さな街であるマインツは、徒歩でも十分楽しめます。聖シュテファン教会の周辺にも、中世からの木組みの家が建ち並ぶ旧市街や、荘厳なマインツ大聖堂が位置しており、ドイツらしさを感じながらのお散歩にうってつけ!

カフェやレストランの立ち並ぶマルクト広場では、火・金・土曜日はマーケットが開かれ、コーヒーやワインと共に地元のフードを楽しめるのも魅力的です。マインツ市内を流れる「父なる川」ラインを眺めながら、ロマンチックな時間をお過ごしください。

最後に

飛行機の乗り換え、ビジネスで訪れるゲストも多いフランクフルトから、ごく近いマインツの聖シュテファン教会。

ヨーロッパ内でも珍しい、シャガール・ブルーのステンドグラスが作り出す幻想的な世界を、是非ご体験ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/09/22−2015/09/24 訪問

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