ウルグアイの古都「コロニア・デル・サクラメント」へ行こう!ブエノスアイレスからの日帰り旅

ウルグアイの古都「コロニア・デル・サクラメント」へ行こう!ブエノスアイレスからの日帰り旅

更新日:2015/12/25 14:31

高田 真美のプロフィール写真 高田 真美 旅行ブロガー、グルメブロガー
アルゼンチンのブエノスアイレスから日帰りで、隣国ウルグアイの観光ができることをご存知ですか?ウルグアイの「コロニア・デル・サクラメント」は、ユネスコの世界遺産にも登録されている歴史ある町。ブエノスアイレスからフェリーに乗って1時間、ポルトガル様式とスペイン様式が織り交ざったウルグアイの古都へ、タイムスリップに出かけてみませんか?

高速フェリーに乗って、ラ・プラタ川の対岸へ

高速フェリーに乗って、ラ・プラタ川の対岸へ

写真:高田 真美

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ブエノスアイレスから、ラ・プラタ川 の対岸にあるコロニア・デル・サクラメントまでは、高速フェリーで約1時間の船旅です。近いとはいえ、国境を越えるので、ブエノスアイレスのフェリーターミナルで、アルゼンチンの出国手続とウルグアイの入国手続の両方を済ませてからフェリーに乗船。フェリーターミナルもフェリーも近代的で、設備もきちんと整っており、快適な船旅です。

コロニア・デル・サクラメントに到着したら、フェリーターミナルの向かいにあるインフォメーションセンターで地図を貰って、旧市街へと向かいましょう。ゆっくり歩いて10分ほどで、旧市街へと入る門が見えてきます。

石畳の道に古い建物の並ぶ長閑な旧市街

石畳の道に古い建物の並ぶ長閑な旧市街

写真:高田 真美

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コロニア・デル・サクラメントは、1680年にポルトガルによって築かれた古都。
ラ・プラタ川河口という戦略的に重要な場所にあったこの町を巡っては、長年にわたりポルトガルとスペインの間で激しい争奪戦が行われ、ポルトガル領とスペイン領の間を何度も行ったり来たり・・・。そんな背景から、コロニア・デル・サクラメントの旧市街には、ポルトガル様式の建造物とスペイン様式の建造物が混在した街並みが残っており、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

コロニアル調のカラフルな建物や石造りの古い建物、石畳の道、プラタナスの街路樹・・・。
コロニア・デル・サクラメントの長閑な田舎町の様相は、1時間前にいたブエノスアイレスの都会とは、まったく別世界。心が癒されます。

ポルトガル様式?それともスペイン様式?

ポルトガル様式?それともスペイン様式?

写真:高田 真美

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歴史的背景からポルトガル様式とスペイン様式が混在した街並みが残るコロニア・デル・サクラメント。さて、ポルトガル様式とスペイン様式はどのように違うのでしょうか?

[違いその1] 石畳の道
ポルトガル様式の石畳は、道の真ん中が凹んでいて、雨水などが道の真ん中を通って排水されるようになっています。一方、スペイン様式の石畳は、道の真ん中が盛り上がっていて、雨水が道の両端を流れていくようになっています。

[違いその2] 建物の屋根
ポルトガル様式は三角屋根で瓦葺、スペイン様式は真っ直ぐ平らな屋根をしています。

上の写真は、旧市街の「ため息通り」と呼ばれる通り。石畳は真ん中が凹んでいるポルトガル様式。道の両側に建つ赤い壁の古い建物も、三角屋根の瓦葺なので、ポルトガル様式ですね。

灯台と17世紀の修道院跡

灯台と17世紀の修道院跡

写真:高田 真美

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旧市街の中心マヨール広場の一角には、こんなに可愛らしい灯台が建っています。この灯台は19世紀中頃に建てられたもの。灯台の横には17世紀のサンフランシスコ修道院の廃墟が残っています。

灯台の上からは、コロニア・デル・サクラメントの旧市街とラ・プラタ川を一望することができますので、是非登ってみてくださいね。

ステキなカフェやレストランがいっぱい!

ステキなカフェやレストランがいっぱい!

写真:高田 真美

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コロニア・デル・サクラメントの旧市街には、お洒落なカフェやレストランもたくさんあります。旧市街を歩いて見学した後は、是非お気に入りのカフェやレストランを見つけてみてください。

思わず入ってみたくなるステキなお店がたくさんあるのですが、特にお勧めなのが、ラ・プラタ川に面した「CHARCO Bistro」というレストラン。こちらのお店では、ラ・プラタ川を見渡すデッキで食事をすることができるんです。ラプラタ川を眺めながら屋外でいただく美味しい食事とウルグアイワイン・・・。ウルグアイの古都で、まったりと寛いでみてはいかがでしょうか。

最後に

アルゼンチンのブエノスアイレスからウルグアイのコロニア・デル・サクラメントまでは、ブケブス (Buquebus)、シーキャット (Seacat)、コロニアエクスプレス (Colonia Express)、という3社が高速フェリーを運航しています。ブケブスとシーキャットは、ブエノスアイレスの中心部からも近いプエルトマデロのフェリーターミナルから出航。一方、コロニアエクスプレスのフェリーターミナルはまったく違う場所にありますので間違わないように注意が必要です。また、フェリーには、高速フェリー(所要1時間)と普通フェリー(所要3時間)の2種類がありますので、間違って普通フェリーのチケットを買わないように注意してくださいね。

フェリーの乗船前には、チェックインと出入国審査を済ませる必要がありますので、出航予定時刻の1時間前ぐらいまでにはフェリーターミナルに到着するようにしましょう。

ウルグアイの通貨はウルグアイペソですが、コロニア・デル・サクラメントでは、アルゼンチンペソや米ドルも使えるところが殆どですし、レストランはクレジットカードが使えるところも多いので、日帰りであればウルグアイペソに両替する必要は特にありません。

ブエノスアイレスを訪れたら、是非ウルグアイのコロニア・デル・サクラメントまで足を伸ばしてみてくださいね!

掲載内容は執筆時点のものです。

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