写真:しの
地図を見る礼文島は日本の有人島としては最北に位置する北海道の離島です。
成り立ちは古く、海底が隆起してできた島だと言われており、氷河期の頃は大陸と地続きだったとか。
なだらかな陸の風景は氷河が残した地形だそうです。
その礼文島の中でも最北端「スコトン岬」は海に突き出たような形をしており、高台になっているので見晴らしはとてもよいです。
こちらからは「トド島」と言う周囲4キロの無人島が見えます。晴れた日にはサハリンが見える事もありますよ!
映画ではこのスコトン岬の崖の上で、主人公(吉永小百合)が物語の中心人物である元刑事(仲村トオル)と初めて出会うシーンが撮影されています。訪ねた時は写真を見ても分かるように、映画のような厳しい季節ではなかったのですが、それでも風がとても強いので、いつ訪ねても上着を持っていく等の対応が必要です。
また、駐車場脇にある売店では昆布や昆布を使った各種お土産物、昆布ソフトなどが販売されていますので記念に購入してはいかがでしょうか?
写真:しの
地図を見る岬に行く展望台に至る道すがら、高山植物を見つけました。その時は何の種類かわからなかったのですが、後で調べるとレブンシオガマ、オオハナウド、エゾカワラナデシコなどでした。
本州の低地ではまず見ることが出来ない可憐な花々。他の観光客も、この先にある絶景を前に、しばし足を止めて花の美しさを楽しんでいました。
私もエゾカワラナデシコをパチリ☆
皆さまもぜひ1枚、カメラに残して帰りたいものですね。
写真:しの
地図を見るスコトン岬から南へ行ったところにあるのが澄む海と書いてスカイ岬。岬付近の海はその名前の通り、礼文島の中でも一番澄み渡った海だと言われています。映画では、美しい夕日に主人公(吉永小百合)が照らし出されているシーンで使われました。
ここからは遮るものがないので、最初に紹介したスコトン岬もよく見えます。その間にあるゴロタ岬、そして今立っている澄海岬を含めて、3つの岬が島の西側に突き出して、地形の険しさや自然の雄大さを教えてくれます。あまりのスケールの大きさに感動すること間違いなし!
写真:しの
地図を見る駐車場から岬へは若干きつめの坂(階段)を登らなくてはいけません。そんな疲れを癒してくれるのが、ここでもやっぱり高山植物。可憐な花々が咲いていました。その年々によって咲く時期は異なりますが、毎年6月から7月にかけては、利尻を代表するユリの仲間、エゾカンゾウが咲き誇ります。短い夏を告げる花、エゾカンゾウは利尻・礼文固有の高山植物というわけではありませんが、群生を作って一面が黄色くなる事もあるそうです。
主な植物については駐車場の近くに看板がありますので、そちらを参考になさってくださいね。
写真:しの
地図を見る礼文島は小さい島ながら多彩な風景を楽しめる島です。
ご紹介したのは映画のロケ地にもなったスコトン岬と澄海岬ですが、他にもゴロタ岬、金田ノ岬があります。
いずれの岬付近でもトレッキングコースが設けられており、それぞれ季節にもよりますが高山植物を見る事ができますよ。
北国の短い夏のシーズンに絶景に出会いに行きませんか?
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(2024/4/24更新)
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