今治城は戦国時代、築城の名手と言われた藤堂高虎公がこのお城を手掛け、その様式は全国的には珍しい海城です。海水を引いたお堀は潮の満ち引きにより水位が変わり、その中には鯛やボラ、時にはイワシなど海の生き物を見る事が出来ます。
天守に上れば今治市内が一望できるだけでなく、石鎚連峰やしまなみ海道、瀬戸内の美しい島々を見る事ができます。天守自体は昭和55年に再建されたものですが、石垣は藤堂高虎公が築いた当時のままの姿です。
天守の横に建つ神社「吹揚社」は市民の間ではパワースポットとして人気があります。
なお明治期になってお城が解体される時に城門のうちの一つが四国霊場第54番札所延命寺に移築され現在に至っています。
駐車場完備
開館時間:午前9時〜午後5時
観覧料:500円(一般)
(今治市役所より歩いて10分)
今治の新しいシンボルとして今年4月にお目見えした巨大スクリュー。
造船、海運関連業が集中し海事都市として知られる市のモニュメントとして、地元の企業が県に寄贈。
スクリューは、ニッケルアルミブロンズ製。6翼で直径9メートル、重さ約93トン。8100個積みコンテナ運搬船(全長320メートル、約8万8千トン)用として三菱重工業が製作したもの。
なおバックにある建物は日本が世界に誇る建築家・故丹下健三氏の初期の頃の代表作「今治市公会堂」です。
観覧:自由
(今治市役所より歩いて1分)
登泉堂は知る人ぞ知る今治一の甘味処。
行列は毎度おなじみの風景ですが、30分以上待つ価値は十分。
機械を使わず「手作り」の味を守り続けた老舗和菓子店です。
夏季メニューのお薦めは絶品「かき氷」。一番人気はもちろん「いちごミルク」。濃厚な苺の味と香りが自慢。本物の獲れたていちごに全国から取り寄せ吟味したミルクがたっぷり掛かっています。
待っている間も日傘の貸し出しがあります。
いちごミルク:640円
いちご:570円など
駐車場あり。
オンシーズンは行列が出来ます。お店に入って口にするまで30分は必要です。
(今治市役所より歩いて5分)
四国霊場第55番札所南光坊。
四国八十八ヶ寺の中で「坊」の付く寺院はここだけ。ご本尊は四国霊場の中で唯一の大通智勝(だいつうちしょう)如来です。今治市の中心街にあるものの起源は古く大宝年間に創建され現在に至っています。太平洋戦争末期の今治大空襲から戦火を逃れた大師堂と金毘羅堂はパワースポットとして地元の信仰を集めています。
なお南光坊では来年の11月に秘仏であるご本尊をご開帳の予定です。
画像は本堂内陣(前仏)と同寺の板脇住職さん。
駐車場あり(無料)
拝観:無料
(今治市役所より歩いて4分)
「今治タオルブランド商品」は四国タオル工業組合が定める厳しい品質基準をクリアしたものだけに交付される商標で最大の特徴は「優れた吸水性と高い安全性」です。今治タオルのロゴをデザインしたのは「ユニクロ」「ジーユー」デザインで知られる佐藤可士和氏。
本部がある「テクスポート今治」では今治タオルの商品が豊富に揃うだけでなく、タオルの歴史やタオルの生産施設を見ることが出来ます。また体験館では実際に足踏み織機を自分で動かす事が可能でタオルソムリエのわたしがお薦めする体験型見学コースです!
駐車場完備(無料)
観覧料:無料
(今治城より歩いて15分)
いかがでしたか?
このプランなら半日で十分に回ることが可能です。
今治はこの他にも「焼き鳥」や「鈍川(にぶかわ)温泉郷」、造船工場の進水式見学などたくさんの見所が詰まった街なんです。今回は歩いて回るプランの紹介でしたが、次回以降は少し範囲を広げてみたいと考えています。もちろんお遍路ナビゲーター本来の記事もご期待くださいね!
8月3日〜4日(2日間)は今治市民の祭り「おんまく」があり、最終日のフィナーレでは四国最大級の花火大会があります。
この機会に道後温泉や他の観光地と共に「タオルと造船の街・今治」を楽しんでいただければ幸いです。
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/4/19更新)
- 広告 -