蛇口からみかんジュースが!浅草「まるごとにっぽん」は日本のソウルフードが大集結

蛇口からみかんジュースが!浅草「まるごとにっぽん」は日本のソウルフードが大集結

更新日:2015/12/26 12:02

安藤 美紀のプロフィール写真 安藤 美紀 おこもり温泉宿探求家、おいしいもの探検家
2015年12月17日、浅草演芸ホールの向かいに浅草の新名所「まるごとにっぽん」が誕生しました!「まるごとにっぽん」のコンセプトは“風土巡礼”。全国から約50店舗の隠れた名産品が集められ、館内を歩いているだけで日本を旅しているような気分が楽しめます。今回は「まるごとにっぽん」の見所とオススメブースをご紹介。どのエリアも、ふるさと愛がたっぷり詰まっています。

日本各地の食に出会える1Fフロア

日本各地の食に出会える1Fフロア

写真:安藤 美紀

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「まるごとにっぽん」があるのは、東京楽天地浅草ビルの1Fから4Fのエリア。5Fから上の13Fまでは、リッチモンドホテルプレミア浅草インターナショナルが入っています。

文字通り、日本をまるごと知ることができるのが、1Fフロア。
ここは、“にっぽん食市場 楽市”と呼ばれる個性豊かな地域の食を集めたエリアで、約20店舗のブースがずらりと並び、ご当地グルメを買ったり食べたりすることができます。

有名な店舗もありますが、東京にまだ店舗を構えていない地方のお店もたくさん入っていて、見所いっぱい。えっ、これ何…?という珍しいグルメに舌鼓を打ちながら散策できるのも嬉しい点です。

初めて「まるごとにっぽん」を訪れた方は、まず1Fフロアをじっくり回ってみるといいでしょう。お店の方は地方出身者も多く、ローカルネタを色々教えてもらえることも…!みなさん、ふるさと愛に溢れていて、話をするだけでほっこり癒されます。

【愛媛ブース】蛇口をひねるとフレッシュなみかんジュースが!

【愛媛ブース】蛇口をひねるとフレッシュなみかんジュースが!

写真:安藤 美紀

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「まるごとにっぽん」1Fフロアで、おすすめのブースを3つご紹介しましょう。
まず1つ目は、愛媛県のブース『スマイル&スィーツ』。みかん王国 愛媛県には、みかんジュースが出る蛇口がある…。そんな噂を耳にしたことはありませんか?

実際に、愛媛の松山空港ではポンジュースが蛇口から出てくるというイベントを月に一度行っています。『スマイル&スィーツ』では、“蛇口からみかんジュース”というワンダフルな夢企画を毎日楽しむことができるのです。

ブース内に置かれているのは、愛媛でとれた柑橘を農家の方が絞り、「まるごとにっぽん」へ直送したという、愛媛県産みかん100%のストレートジュース スタンド。ジュース代を払ってコップを受け取り、蛇口をひねると…。まるでお水のように黄色いみかんジュースがドバドバ〜と出てきます!

ジュースは搾りたてでフレッシュな味わい。もちろん味は最高ですが、蛇口から出てくる仕組みに感動することでしょう。

みかんジュースは3種類から好きなものをセレクト。カップからジュースが溢れない限り、なみなみに注いでもOK。1杯380円で味わえるのも嬉しい点です。

【島根ブース】A4ランク以上の和牛を使ったライスバーガー

【島根ブース】A4ランク以上の和牛を使ったライスバーガー

写真:安藤 美紀

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続いてオススメなのが、島根県のブース『絆屋』。
ここでは、島根県で有名な“かつべ牧場”で育ったA4ランク以上の黒毛和牛を使った、島根和牛ご縁ライスバーガーを500円で味わうことができます。

“かつべ牧場”のお肉は関東であまり流通しておらず、高級料亭などでしか使われていないという超貴重なお肉!

実際に食べてみると、お肉の甘みが強く肉質も柔らか。島根県出雲産のもち米&コシヒカリのバンズで和牛をサンドしていますので、軽食としてもグッドです。これだけの質のお肉を使ったライスバーガーがワンコインで味わえるとは、とってもリーズナブル。ぜひ一度お試しを!

また島根和牛ご縁ライスバーガーの他に、島根県の蕎麦粉を焙煎して入れたという、おやきもあります。一口サイズなので、浅草観光などで小腹を満たすのに最適ですよ。

【徳島ブース】フィッシュカツは、お土産にベスト

【徳島ブース】フィッシュカツは、お土産にベスト

写真:安藤 美紀

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徳島県民のソウルフードで、フィッシュカツという謎めいたグルメがあるのをご存知でしょうか?

フィッシュカツとは、太刀魚や鳴門の鯛など魚のすり身をカレー味で味付けしてパン粉で揚げた、徳島の郷土料理です。徳島県は魚の練り製品が有名な地域。だから、この界隈で“カツ”といえば“フィッシュカツ”のことを指すのだそう。

そんなフィッシュカツを購入できるのが、徳島県のブース『笹田蒲鉾店』。ここは徳島の地魚などを使い、昔ながらの製法で蒲鉾や竹輪など魚の練り物を作っている蒲鉾屋さんです。

フィッシュカツは1枚160円とお値打ち。竹輪と一緒になった500円のセットもあります。

フィッシュカツを家に持ち帰って美味しく食べるコツは、少し温めること。さらに、マヨネーズを上にのせると美味しさがアップします。徳島で愛され続ける“フィッシュカツ”は、パッケージも可愛らしく「まるごとにっぽん」のお土産にぴったりです。

「まるごとにっぽん」の2F〜4Fには何がある?

「まるごとにっぽん」の2F〜4Fには何がある?

写真:安藤 美紀

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続いては、「まるごとにっぽん」の2F〜4Fフロアについてご紹介しましょう。

2Fは、地方発の知られざる名産品を集めたフロア。関東初出店のお店も目白押しで、すごく華やかな雰囲気です。ざっと見回してみると、家具あり、漆器あり、陶器あり…。お料理関係のテーブルウェアが充実しています。

3Fのメインはイベントスペース。この中で利用すると便利なのが、最近よく耳にする“ふるさと納税”について、お悩みを解決してくれる日本初の実店舗『ふるさと納税コンシェルジュ』です。“ふるさと納税”に興味があるけど、誰に聞けばいいのか分からない…。そんなお悩みを抱えている方は、ぜひ立ち寄ってみてください。専門のスタッフが親切に教えてくれます。

そして4Fは、お食事処のフロア。海鮮丼、京もつ鍋、ひろしま焼きなど7店舗の飲食店がずらり!開店時間は11時〜が多いので、浅草ランチにもオススメです。

浅草から日本の魅力を伝える「まるごとにっぽん」

「まるごとにっぽん」へのアクセスは、東京メトロ 銀座線の浅草駅A5出口から徒歩で約10分。雷門通りをまっすぐ進み、いかにも浅草らしいアーケードがある“浅草すしや通り”が見えたら、右に曲がります。そして浅草演芸ホールが見えたら、その向かいが目的地。さまさまなジャンルの飲食店やおみやげ屋さんが軒を連ねていますので、ブラっと散策するだけでも楽しめますよ。

ご当地グルメや工芸品など、実際に旅先でないと出会えないものって意外と多いですよね。メジャーな観光地ならまだしも、他県へのアプローチが少ない地域は、まだあまり知られていない隠れた名産品の宝庫!

「まるごとにっぽん」は、地方色が濃い旬の食材や工芸品が詰まった複合施設。みなさんも日本に眠っている隠れた名産品を、「まるごとにっぽん」で見つけてみてはいかがでしょうか?

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掲載内容は執筆時点のものです。

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