写真:木村 優光
地図を見る車でアクセスできる最上部はハイキング道が交差する十字路です。まずはこの付近の邪魔にならない場所に車を停めて、進行方向左手のやや薄暗い方向へ勇気を出してアクセスしてみてください。数歩歩けば山上の野菜畑と化し、開放感抜群のハイキング道になり、目指す方向に夜景が見え始めます。さらに進めば最上部左手にどうぞ夜景を見てくださいと言わんばかりのベンチが置いてあります。ここがビューポイントになります。
写真:木村 優光
地図を見るやや質素なビューポイントから見える夜景は文句なしの大パノラマで、ランドマークタワーやコスモクロックが目印の横浜市街中心部をメインとして、左側や手前は横浜市街の郊外、右側は横浜ベイエリアで、まさに横浜市全体を見ているようなアングルになります。
写真:木村 優光
地図を見るよく見ると横浜市街の夜景のさらに奥側には非常に多くの数の高層ビルが多く見ることができます。これは紛れも無く東京都心方面が見えているもので、目を見開いてよく見ると、横浜市街中心部の真後ろには六本木ヒルズ、その左側に東京タワー、さらに左に行くとスカイツリーが見えます。
横浜市街と東京都心を同じ方角に同時に見ることができる夜景スポットは他に例がなく、一見の価値があります。
写真:木村 優光
地図を見る横浜市街中心部から右へ目を移すと、横浜ベイエリアの夜景もよく見ることができます。ベイエリア方面でインパクトがあるものとしては、「トゥイニー・ヨコハマ」と呼ばれる東京電力施設の2本の煙突、「横浜ベイブリッジ」、「鶴見つばさ橋」が挙げられます。
この3施設は夜間になるとライトアップされ、その存在感は周囲の夜景に花を添えるかのような存在になります。特に毎時ジャスト等のキリが良い時刻になると、これら3つの施設は数分間カラフルにライトアップされ、「トゥイニー・ヨコハマ」は煙突最上部がブルー、「横浜ベイブリッジ」の欄干はブルー、「鶴見つばさ橋」の欄干はグリーンに変わることがあります。ただし、毎日決まってカラーライトアップされるわけでもなく、ライトアップカラーも決まってはいないので、同時に3施設のカラフルなライトアップを見ることができればラッキーでしょう。
写真:木村 優光
地図を見るさらにインパクトがあるものとしては首都高速湾岸線の湾曲した高架道路です。道路を走る車のライトはもちろんのこと、湾曲した道路を目で追っていくと、まるで斜め上から3Dマップを見ているかのようです。
写真:木村 優光
地図を見る夜景スポットとして名高い「円海山」ですが、視界方向が北東になるため、朝日が昇る早朝は、夜景とは一味も二味も違った幻想的な横浜市街の朝焼けを見ることができます。
特に横浜市街中心部の高層ビルや商業施設の明かりがほとんど点いておらず、各ビル屋上の赤色灯、屋上表示灯が夜明けの横浜を物語っているようで、普段見ることができない横浜の顔を見ることができるので、得をした気分になれます。
それだけではありません。太陽が昇る数十分前は空がブルーと橙色の鮮やかなグラデーションタイムは、この方角では1日に1回しか見ることはできません。
写真:木村 優光
地図を見るやがて南東の空に太陽が顔を出すと、各ビルや商業施設の建屋側面に眩いほどの朝日の光が照らされて、それはもう幻想的な世界が広がっています。このような現象は空気が澄んだ真冬ならではの特権ですが、特に早朝の気温が寒くなり始めた秋口は、横浜市街中心部周りから奥の都心方向まで、薄いながらも雲海が発生することもあります。
これは早朝と昼間の温度差が大きいときに起こり得る現象で、上空からの寒気が夜間に地上に舞い降り、朝日が昇ると同時に水蒸気となって表れるためで、必ずしも毎日見ることができる自然現象ではありません。しかしこの自然が織り成す現象を見ることができれば、訪問価値はさらに上がることでしょう。
写真:木村 優光
地図を見る横浜市街中心部をクローズアップで見てみると、ランドマークタワーの側面に昇りかけた太陽の光が反射している様子を見ることができます。こんなシーンは夕方でも見ることは可能ですが、方角が異なることで貴重度合いはかなり高いものに!
早朝の眠気と寒さなんて吹き飛ぶかのような高層ビルへの反射は、無機質なビル側面だからこそ生まれるわけで、その美しさにしばらく見とれてしまうでしょう。
写真:木村 優光
地図を見る次は車でアクセスできる最上部の十字路から進行方向右手へ数歩向かってみてください。すると西側に視界が開ける場所があります。「円海山」は横浜市磯子区に所属しますが、こちらは横浜市栄区に属し、「横浜瀬上市民の森」の最上部にあたります。
見える方向は神奈川県の県央海側である逗子、葉山、湘南方面がメインで、空気が澄んだ日ですと富士山がくっきり見えることもあります。特に冬場の夕刻時、太陽が沈んだ30分後は空の色がブルーと橙色のグラデーションが美しく、その中に富士山のシルエットが見え、逗子、葉山、湘南などの適度な明るさの夜景を見ることができます。
空気が澄んだ寒い冬場の特権ではありますが、これだけの雄大な夜景の中のシルエット富士を見ることができれば、寒さも吹っ飛んでしまうでしょう。
写真:木村 優光
地図を見る逆に真冬の早朝は東から昇った太陽が富士山の冠雪部分を照らし、ピンク色に染め上げる様は本当に感動的です。
初秋から晩秋にかけての早朝は、朝晩の気温の変化が非常に激しいため、写真のように薄いながらも水蒸気となって雲海が発生することも!こんな光景を見ることができるのもビューポイントと街との距離が近く、標高も周囲の山より高いといった条件があるからです。
横浜市内で一番高い山である円海山を紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
山が少ない横浜市内では貴重な存在であると共に、山頂付近まで車でアクセスでき、お手軽に夜景を見ることができる山として、夜景スポットとしての価値は非常に高いものがあります。しかし夜景だけではなく夕焼け、朝焼けに関しても非常に綺麗な光景を見せてくれます。
さらには横浜市街中心部方面の北東方向のビューだけではなく、徒歩で少し移動すれば逗子、葉山、湘南の街をメインに、空気が澄んだ日には富士山を見ることができるポイントも存在します。
東側にある円海山と西側にある瀬上市民の森の双方のスポットを、徒歩5分以内で行き来できてしまうので、一粒で二度美味しいスポットとして、訪問して損はしないでしょう。横浜市内で見ることができる朝と晩の自然現象も「円海山」という高度の高い場所から見れば、感動間違いなしです。
なお、鎌倉や湘南からもそれほど遠くないため、ドライブコースとしてもオススメです。昼間は鎌倉や湘南方面で楽しみ、夕刻時刻を目標に円海山へ向かえば、素晴らしい横浜の夜景を眼下に望むことができます。
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(2024/3/28更新)
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