東洋のベニス・蘇州の古民家ホテル「蘇州平江客棧」

東洋のベニス・蘇州の古民家ホテル「蘇州平江客棧」

更新日:2020/04/22 15:18

羽田 さえのプロフィール写真 羽田 さえ 熊本在住ライター
世界遺産の庭園が点在する中国の古都、蘇州。東洋のベニスとも呼ばれ、古い運河や趣ある路地がそこかしこに残る、美しい街です。上海から高速鉄道を使えば約30分というアクセスの良さも魅力です。
そんな蘇州でぜひとも泊まってみたいのが、古民家ホテル「蘇州平江客棧」です。近代的な大型ホテルとは一線を画した、オールドチャイナの雰囲気が漂う隠れ宿をご紹介しましょう。

運河沿いに建つ大人の隠れ家ホテル

運河沿いに建つ大人の隠れ家ホテル

写真:羽田 さえ

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「平江路」という歴史あるエリアに位置し、運河の近くに静かに佇むのが「蘇州平江客棧(ソシュウヘイコウキャクサン)」、英語名「Suzhou Ping Jiang Logde Hotel」です。独特の風格があり、まさに大人の隠れ家です。

明の時代の邸宅をおしゃれにリノベーションした古民家ホテルは、全51室。2006年に開業し、2014年には更なる改装を終えました。敷地内で最も古いのはメインエントランス棟で、およそ450年前に建てられたと言われています。

一度は寝てみたい!天蓋付きのベッド

一度は寝てみたい!天蓋付きのベッド

写真:羽田 さえ

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写真はデラックスルーム、メゾネットタイプのお部屋です。建物の持つレトロで重厚な雰囲気はそのままに、室内の設備は近代的に整えられています。ドアはオートロック、個別空調も完備され、Wi-Fiルーターもデポジットのみで借りることができます。

特筆すべきは、何と言っても天蓋付きのベッド。本物のアンティーク家具ならではの味わいがあり、眠りにつくのが楽しみになります。水回りには独立したシャワーブースと、バスタブが設置されています。各部屋ごとに少しずつ仕様が異なりますが、全室リノベーション済です。

おこもり派必見!庭園の街でホテルの中庭を歩く

おこもり派必見!庭園の街でホテルの中庭を歩く

写真:羽田 さえ

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蘇州での観光といえば「拙政園」や「留園」など、世界遺産の庭園が定番です。そんな庭園の街に来たのですから、ホテルの庭も楽しんでおきましょう。2階の窓からは、趣ある瓦屋根の家屋と庭の調和を眺めることができます。1階の客室からは、直接庭に出られる作りになっている事が多いので、気の向くままに中庭を散歩するのも楽しいものです。

古民家を改装したホテルのため、同じカテゴリの客室でも、それぞれ間取りや眺望が異なります。希望があれば、予約やチェックインの際にリクエストしてみてくださいね。

レトロなビジネスセンターで中国将棋!?

レトロなビジネスセンターで中国将棋!?

写真:羽田 さえ

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こちらは中庭を抜けて辿り着いた共有スペース。ロビーに隣接しつつ独立した棟のため、宿泊者だけの秘密の隠れ家的な空間になっています。
明の時代の邸宅にタイムスリップしてしまったかのようなレトロな雰囲気が漂いますが、ビジネスセンターとしての機能も備えています。PCやタブレットを持ちこんで仕事をするも良し、中国茶を片手に卓上の中国将棋で遊ぶのも良し、思い思いの時間を過ごせます。

のんびりと歩いてみたい平江路

のんびりと歩いてみたい平江路

写真:羽田 さえ

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そんな「蘇州平江客棧」の敷地を一歩出れば、そこは平江路の歴史地区。石畳の路地に古くからの運河が張り巡らされた、昔ながらの水郷の風景が広がっています。蘇州観光の定番スポットになっているため、食事や買い物をするところにも困りません。
メインストリートから一本奥へ入り込み、名もない小さな路地を散策するのも楽しいひとときです。フォトジェニックな景色ばかりなので、ぜひカメラを持って出かけましょう。

おわりに

上海からも気軽にアクセスできる美しい古都、蘇州。
悠久の歴史を感じさせる古民家ホテル「蘇州平江客棧」に滞在して古き良き中国に思いを馳せつつ、ゆったりと流れる時間を楽しんでみませんか。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/07/18−2015/07/19 訪問

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